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Yasukatsu Matsushima

Author:Yasukatsu Matsushima
1963年琉球石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。

その後、東京、グアム、パラオ、沖縄島、静岡、京都、滋賀にて学び、働き、生活する。

著書に『沖縄島嶼経済史―12世紀から現在まで』藤原書店、2002年、
『琉球の「自治」』藤原書店、2006年、
『島嶼沖縄の内発的発展―経済・社会・文化』(編著)藤原書店、2010年、
『ミクロネシア―小さな島々の自立への挑戦』早稲田大学出版部、2007年
『琉球独立への道』法律文化社、2012年、
『民際学の展開ー方法論・人権・地域・環境の視座から』(編著)晃洋書房、2012年
『琉球列島の環境問題ー「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ』(編著)高文研、2012年

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文学と南(1) ―山之口貘生誕111年を語る

博多で行なわれる筑紫女学園大学主催の「文学と南(1) ―山之口貘生誕111年を語る【公開講座】」で、10月18日に「山之口貘と琉球独立論」と題したお話をさせて頂きます。お時間がありましたら是非お越し下さい。文学と南(1) ―山之口貘生誕111年を語る

(1)父母を語る
(2)『新編山之口貘全集』の魅力
(3)山之口貘と琉球独立論
(4)バクさんを唄う・沖縄を唄う

開催日時
(1)10月4日(土)
(2)10月11日(土)
(3)10月18日(土)
(4)10月25日(土)

各14:00~16:00

内容
「文学と南」をテーマに、今年生誕111年を迎える沖縄出身の詩人山之口貘の人と作品について考えます。貘さんのゆかりの方々をお迎えし、それぞれの立場から語っていただきます。
福岡市赤煉瓦文化館 (福岡市中央区天神1-15-30)

対象 一般 30名
主催・講師等

松下博文(文学部教授)

(1)山口良三・山口泉
(2)倉繁修一(東京三省堂古書館)
(3)松島泰勝(龍谷大学経済学部教授)
(4)大工哲弘(沖縄県無形文化財保持者)
共催:福岡市文学館・沖縄を語る会
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『琉球独立論』朝日新聞書評

柄谷様、拙書の書評、感謝します。スコットランドで書評を読み、いろいろと考えました。みーふぁいゆー。


http://www.asahi.com/articles/DA3S11361320.html

『琉球独立論』の書評

『月刊琉球』に仲村渠克さんが『琉球独立論』の書評を書いて下さいました。みーふぁいゆー。勇気と励ましをもらいました。


経済学を専門とする著書は、伊波普〓が先導した「沖縄学」を踏まえ、「新琉球学」の確立を提唱している。歴史・政治経済・国際政治など幅広い領域を取り込み、総合知を深めて辿り着いたのが、「琉球独立論」だ。

これまで琉球独立を唱える書や雑誌は幾つかあったが、松島氏によって独立論は「空想から科学へ」と、新たな段階に入った。その著者が「独立を絵空事だと考える人々と論争を巻き起こす」べく、世に送り出したのが、この本だ。

石垣島で生まれ、南大東・与那国・沖縄島で育ち、東京で大学・大学院を卒業。外務省職員としてグアム・パラオで働き、太平洋の島々を調査で駆け巡った。東京・静岡・京都・滋賀で学者として実績を重ね、日本各地の運動体とも交流を続けてきた。

島嶼の暮らしを肌感覚で知るだけに、内発的発展論・島嶼経済学では第一人者。かつ、グアムやスコットランドなど世界各地の独立運動の研究者だ。沖縄よりも面積が小さく、人口の少ない島が独立を達成した事例を数多く紹介している。

独立論に懐疑的な学者らが、松島の立論を突き崩すつもりで解読を試みても、他人の著書を漁って論文をまとめるタイプの学者は、松島氏のフィールドワークに裏付けられた論の前では、口をつぐむしかない。

半可通の経済学者は、レギュラシオン理論を率い、フランスのミッテラン元大統領の政策顧問も務めたロベール・

ボワイエ氏が沖縄を訪れ、松島氏と議論したことを読み、腰が引けたはずだ。

歴史学者や社会学者は、そのボワイエが、フェルナン・ブローデルの名著「地中海」を引用しながら、「琉球経済を危機的状況だと認識し、将来、琉球が東アジアの政治経済的なセンターになり得ること」を示したことに驚き、論争を避けるだろう。世界的泰斗二人の見識を咀嚼して、琉球・日本について語ることの困難さを知るからだ。

「独立論は机上の学問。リアルポリティクスの世界で理解を得られるはずはない」と批判する者もいるだろう。
しかし、独立が国際的に正当性を持つことを、国際法や国際人権規約、国連の先住民作業部会・脱植民地化委員会などでの先行例を示して、説明する。実際、国連の人種差別撤廃委員会は「琉球人は先住民族であり、自己決定権を持つ」ことを明示していて、独立論の正当性を裏書きしている。

独立琉球のイメージを、松島は「武力に依らず、日本や中国、アセアン諸国、太平洋島嶼国と平和条約を結び、経済関係を構築し、発展させる」と記す。

世界各地に住む琉球人とのネットワークを念頭に、「島嶼性からくる『規模の経済』の限界性を克服し、『範囲の経済』を実現する。固定的な領土・領域内で安住するのではなく、人間や組織ネットワークを地球上に縦横に展開し、世界各地と琉球を結合させていく、琉球型グローバリズム」を提唱する。想像の共同体・Ruykyuだ。

日本人にとって、肝要なのは次の指摘だ。「外国の軍隊を自国内に置いている日本は、真の主権国家ではない。琉球の置かれている状況は、アメリカの植民地である日本の植民地である琉球、まるでロシアのマトリョーシカ人形のような入れ子構造だ」

松島は、日本人にも真の独立を呼び掛けている。それに反して、武力に頼らない政策を訴える松島を夢想家と嘲笑するならば、その矢は自己に跳ね返ってくる。

なぜなら、憲法9条を掲げ、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持する」とした戦後日本の理念を否定することにつながるからだ。戦後レジームからの脱却、集団的自衛権行使が叫ばれる現在、良識ある者ならば、9条を放棄する愚かなことはしない。

第二次大戦後、世界各地と経済交易を図り、経済・技術支援で一定の評価を得てきた日本は、これからも世界各国と緊密な信頼関係を築いて、生きていくしかない。

つまるところ、琉球独立の豊かな可能性を切り開くということは、日本が生きていく未来を探ることと重なる。いたずらに独立論をあげつらっても、日本の未来の扉を塞ぐだけだろう。

松島は、日本にケンカを売っているわけでもなく、決別を告げたわけでもない。琉球と日本が手を携えて、共に生きていこうと、呼び掛けているのである。
(琉球文化研究所客員研究員)

平和と自由を希求するスコッツの強い意志

独立運動の大きな争点が核兵器の撤去です。軍事基地の撤去を掲げるという点でも琉球独立と共通の課題であると言えます。ともに協力して独立運動、反基地運動をすすめることができます。スコットランドには核兵器はいらないというスコッツの強い意志を感じることができました。

スコットランド独立、反核運動の原点

私達を施設内や基地の近くを案内して下さった反核運動をされている方です。湾内に放射性物質を廃棄されています。軍当局は健康に問題ないといっているが、実際は問題があり、基地周辺の魚は食べないそうです。

反基地キャンプには軍警察の車が常時待機しており、圧力をかけ、私達が湾近くに移動したときにも軍警察が付いてきていました。このような圧力に屈せず、運動を続け、世界中から運動を支援するために寝食をともにして生活しているのです。スコットランドにおける独立、反核運動の原点の一つを知ることができました。

核基地への抵抗運動の現場

基地の近くに何十年も住みながら抵抗運動をしている方々に話しを聞くことができました。核弾頭の搬入阻止をしたり、カヌーで海上で抗議活動をしています。

スコットランドだけでなく、世界中から反核運動に参加されています。太陽光発電、動力による洗濯機等もあり、エコロジーの思想に基づいた共同生活をしながら反核運動を着実に行っていました。

トライデントミサイル基地のゲート

基地内では新たな施設が建設されていました。ファスレーン英海軍基地の実態を歩くことでかいま見ることができました。ゲートには、別の場所で製造された核弾頭が搬入されているそうです。アメリカをはじめとする他の国々とも共同演習を行っています。

スコットランドに核基地はいらない

次にトライデントミサイル基地沿いを南北に歩きました。1時間以上掛かりましたが、自分の体で基地の実態を感じることができました。監視カメラが沢山あり、軍警察が引っ切りなしに巡回しており、相当警戒していました。私達が写真を何度もとっていたので、軍警察の職務質問を受けました。

核基地を初めて歩きました。この基地をスコットランド独立によって廃止させようとしていたのです。イギリスの基地をなぜスコットランドに押し付けるのかと怒りが増しました。

トライデントミサイル基地を歩く

次にグラスゴーから電車で移動して、ゲアロックヘッド村に行きました。静かな村ですが、トライデントミサイル原子力潜水艦の基地があります。基地が対岸から見るために湾沿いを歩きました。

時々、基地の中から爆音が聞こえ、住民を不安にしているそうです。村の小さなカフェで食事をしましたが、母と子が営む平和なカフェで、私達を基地までの順路を教えて下さいました。

グラスゴー大学

昨日は、まずグラスゴー大学に見学に行きました。経済学の父、アダムスミスが研究し、教育をした大学です。550年の歴史をもつこの大学には、このような伝統的なたたずまいと、超近代的な校舎や図書館があり、今でも世界的に評価されている大学とされています。

将来、研究留学でグラスゴー大学を拠点にしてスコットランド独立を研究できたら幸いです。

独立運動が再び始まった

夕方、再びジョージスクェアーに行きました。さらに多くの人々が集まり、警官も公園の中や周辺に配備されていました。スコッツの一人一人が皆の前で、独立の正当性を訴え、これからも独立運動を続けていくというアピールをしていました。スコットランド独立運動の力強さを改めて感じました。言葉が持つ力強さに感動しました。

イギリス帝国主義と人民

人民の宮殿の前には、このような噴水がありました。銅像をよく見ると、一番下にオーストラリア、カナダ、南アフリカ、インドという大英帝国の植民地であった人々がおり、頂点に女王がいます。イギリスの植民地支配の歴史をスコッツの人民が直視しているという構図になっています。

スコッツの正装が生活に根付いている

公園で休んでいたら結構式を挙げていたカップルと家族、友達が近くにきました。新郎は来ているのはスコッツの伝統衣装です。他の男性参加者にもスカートをつけていた方がいました。駅でも、道でもスカートをつけている男性がいました。タータンチェックのスカートを日常的に、また正装としてスコッツは着ているのです。素晴らしいですね。

これまでの人権確立運動の延長線上にあるスコットランド独立運動

グラスゴーは資本主義形成の中心地の一つでした。同時に労働者の街でもあり、労働組合活動が大変盛んでした。この展示コーナーは、資本家の紹介は大変少なく、労働者による様々な人権運動についての説明や資料が展示されていました。

女性の人権獲得、マンデラ支援運動、反トマホーク運動、ネオナチ反対運動、独立運動等です。現在のスコットランドにおける独立運動はこれまでの人権確立運動の延長線上にあり、土台が大変しっかりしたものであり、投票結果如何にかかわらず、これからも続くという確信を持ちました。

人民の宮殿

「人民の宮殿」に行きました。ロンドンには女王がいるバッキンガム宮殿であります。宮殿とは王だけが住む場所ではなく、一般の人々こそが宮殿に相応しいという、グラスゴーの人民主権の思想が体現されたような場所でした。グラスゴーの生活者が多様な面から展示、説明されていました。琉球にもこのような博物館が欲しいです。

若いスコッツが独立運動の原動力

今回の投票結果でも明らかになったのは、スコッツの若い人の多くが独立を支持していたことです。これはスコットランド独立にとって大きな希望です。この青年も独立の熱い思いを込めて、ロンドンによる支配を終わらせ!と叫んでいます。琉球独立運動も若い琉球人が参加しているという点でも似ています。

スコットランド独立運動は終わらない

お昼過ぎに、ジョージ・スクェアーに行きました。前にお伝えした、独立運動の中心地です。講演のモミュメントが金網で取り囲まれ、市民が近付けないようになっていました。しかし、投票結果に負けずに、ふたたび独立を訴える活動が有志によって行われており、大変、感動し、勇気をもらいました。

潤いがあり、落ち着いた街、グラスゴー

バスセンターに行きましたが、そのなかに、恋人同士が抱きついている彫刻がありました。芸術作品が人の心に潤いを与えています。古い建物がそのままのこり、落ち着いたグラスゴーを私も好きになりました。

生きている、この一時を大切に

時は早足のごとく過ぎ去っていくのを、具体的に表した作品です。グラスゴーに滞在している一時、一時を大切にして、人や街から学びたいと思って、撮影しました。

皆でグラスゴーを作ろう!

昨日は縁があってグラスゴーに再び来ました。スコットランドで最も独立運動が盛んなグラスゴーで、独立を問う投票後、街の人々ともう一度触れ合いたいと思ってきました。コンサートホールにある紋章です。シャケでしょうか。「グラスゴーを繁栄させよう」という、合い言葉が見えます。

この紋章は街の至る所でみることができました。また「皆でグラスゴーを作ろう」という合い言葉もいたるところで見ました。人民主権の街であり、それが独立運動の土台になっていると思いました。

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