FC2カウンター

プロフィール

Yasukatsu Matsushima

Author:Yasukatsu Matsushima
1963年琉球石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。

その後、東京、グアム、パラオ、沖縄島、静岡、京都、滋賀にて学び、働き、生活する。

著書に『沖縄島嶼経済史―12世紀から現在まで』藤原書店、2002年、
『琉球の「自治」』藤原書店、2006年、
『島嶼沖縄の内発的発展―経済・社会・文化』(編著)藤原書店、2010年、
『ミクロネシア―小さな島々の自立への挑戦』早稲田大学出版部、2007年
『琉球独立への道』法律文化社、2012年、
『民際学の展開ー方法論・人権・地域・環境の視座から』(編著)晃洋書房、2012年
『琉球列島の環境問題ー「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ』(編著)高文研、2012年

Yasukatsu Matsushima

バナーを作成

リンク

カテゴリー

NPO法人ゆいまーる琉球の自治

特定非営利活動法人ゆいまーる琉球の自治における「自治」は、次のような後藤新平の自治の考え方に基づいています。 「人間には自治の本能がある。この本能を意識して集団として自治生活を開始するのが文明人の自治である。」 「自治を単に官治的地方自治に限るものとしてはならない。各種の職業組合ももちろん、自治でなけらばならない。」 「自治は、共助によって完全に行われなけらばならないものであるから、自治的精神は、また共助的精神として現われる。」 官治的法制度が上から琉球に適応されれば自治が実現するのではなく、自治的自覚を有する琉球の人間が自治の担い手であり、ゆいまーる(共助)によって自治を各地域において自ら作り出すことが重要であると、本NPO法人では考えています。 琉球の各島々においてこのような自治が実現することで、各島嶼は対等な関係となり、アジア太平洋地域とも自治的精神に基づいた関係を持つことができます。 地域の人間が発展の主体となり、地域の文化、歴史、自然、慣習等に基づき、島外からの新知識を選択的に活用しながら、諸問題を解決していくという内発的発展も人々の自治によって成し遂げることできます。 NPO法人の諸活動についてのご意見、ご感想、NPO法人への加入の意思等がありましたら、メールにてお伝えください。 e-mail: matusima345@yahoo.co.jp

最近の記事

月別アーカイブ

琉球関連の文献

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

「発見の法理」と「支配の枠組み」を探求するー国連「予備的研究」報告書の分

大東文化大学の苑原俊明さんから「「発見の法理」と「支配の枠組み」を探求するー国連「予備的研究」報告書の分析」という『大東法学』2014年3月21日発行、におさめられた御論文を送っていただきました。感謝します。

苑原さんとは、私が大学院時代にお会いし、先住民十年ニュースの印刷発送作業をともにしたり、アイヌ民族や他の世界の先住民族に関する国際法に関する研究や事例を学ばさせていただきました。
FC2 Management

沖縄の教師像ー数量・組織・個体の近代史

キリ学の照屋さんから藤澤健一編『沖縄の教師像ー数量・組織・個体の近代史』榕樹書林という御著書をいただきました。みーふぁいゆー。照屋さんの論文も共著者、共同研究員として掲載されています。私も一人の教育者として近代琉球の教師について考えてみたいです。

韓国語文化研修短期キャンプ

韓信大学の朴さんから韓国語文化研修短期キャンプのお知らせを頂きましたので、ご紹介します。

韓国語 文化研修 短期 キャンプ(2週間) 韓信大学 韓国語 文化研修 短期 キャンプの特徴
I. 体系的な韓国語教育実施 II. 五感旅行韓国文化探訪の機会
専門講師陣の体系的な韓国語学習と韓国訪問 韓国の伝統が感じられる多様な文化体験ととも 期間中に活用可能な韓国語教育実施。 に五感を通じて韓国に接する韓国旅行の機会。
III. 韓国の精神文化理解の場
IV. 参加者たちとの交流の場
韓国精神文化の根となる儒教、仏教、道家の精 神を通じて韓国の精神と文化遺産を深く理解。
キャンプ参加者と韓信大学学生たちとの交流を 通じて様々な国の文化に接し文化交流を通じて 国際的マインドを育てる機会。
韓国語文化研修短期キャンプの構成

韓国語の授業や実習 (09:00~12:00)
韓国文化紀行 文化体験 団体プログラム
午後
体験学習(選択事項) (14:00~15:30)
※ 午後、韓国文化の特講/体験学習は受講人員が少ない場合、調整されることがあります。
▷ 韓国語文化研修短期キャンプの日程 8月10日(日曜日)~8月23日(土曜日) 13泊14日
▷ 教育の場: 韓信大学
▷ 宿泊場所: 韓信大学の寮
主管: 韓信大学国際交流院
韓信大学国際交流院 447-791 京畿道烏山市韓信大路 137 TEL: 031-379-0210~0212, 0214, 0215 FAX: 031-379-0213
EMAIL: interedu0901@hs.ac.kr www.hs.ac.kr


伝統市場体験
映画鑑賞
世界遺産-水原華城
ソウル自由旅行計画
ソウル自由旅行
映画鑑賞
K pop ダンス教室
南道ヒーリング旅行(1泊2日)
修了式
帰国
趣と風流の故郷南道への招待!!1泊2日南道旅行
12
南道ヒーリング旅行

全州韓屋村
1 全州韓屋村踏査
2 全州ビビンバ作り体験 3 茶道体験
4 全州韓屋生活体験館 5 全州パンソリ公演観覧
678
6世界5代沿岸湿地 順天湾自然生態公園 7順天湾自然生態公園ススキ道 8順天湾国際庭園博覧会 ※プログラムの日程は現地の事情によって修正変更される場合があります。
韓信大学
韓国語 文化研修 短期 キャンプ
韓国語文化研修短期キャンプ参加費
2週間コース
合計 金額
韓国語教育時間3時間X7日 21時間 宿泊(食費を含む) 14日 午後、体験学習プログラム 10日
航空チケットと旅行者保険は、個別購入および加入を原則としています。
70万ウォン
(航空費及び 旅行者 保険金は含まない)
♣団体派遣の際の規模と要請事項によって、コスト及び日程調整が可能です。
★プログラム内容は現地の事情によって変更修正される場合があります。
申請の案内
▣ キャンプの日程: 8月10日(日曜日)~8月23日(土曜日) 13泊14日 ◎ 教育の場:韓信大学、宿泊場所: 韓信大学の寮
▣ 申請 期間 : 6月末まで(郵便及び電子メール受付)
◎ お問い合わせ : 韓信大学国際交流院
◎ 電 話 : 82+31+379-0211(英語), 0214(中国語), 0215(日本語) ◎ 注 所 : 447-791 京畿道烏山市韓信大路 137
◎ 電子メール: interedu0901@hs.ac.kr
韓信大学国際交流院 447-791 京畿道烏山市韓信大路 137 TEL: 031-379-0210~0212, 0214, 0215 FAX: 031-379-0213
EMAIL: interedu0901@hs.ac.kr www.hs.ac.kr

日米の植民地支配に抗う琉球民族

今日、大学に行きましたら、外国人人権法連絡会の編集・発行の『日本における外国人・民族的マイノリティ人権白書』が届いていました。私も「日米の植民地支配に抗う琉球民族」という報告書を書かせて頂きました。ご笑覧下さいましたら、大変ありがたいです。

松島親雲上(ぺーちん)と沖縄芝居顕彰碑

波之上を歩いていたら、沖縄芝居顕彰碑があり、その台座には「松島親雲上(ぺーちん)」との名前がありました。私の祖先は琉球国時代に何らかの理由で首里から石垣島に渡ってきたと言われています。同じ名前なので遠い親戚かもしれません。

琉球人の民族としての個性

三線の野村流の顕彰碑です。琉球人男性の顔が画かれていました。カタカシラをした野村さん、松村さんがいます。

かつて世礼さんの生まれ島、平安座島に行き、琉球人の集いをしたことがあり、琉大におられた仲程先生から世礼の話しを伺ったことがあります。

一緒に那覇市を歩いた留学生も、日本人と琉球人は顔や雰囲気が違うと言っていました。琉球人の民族としての個性を改めてこの顕彰碑から気づかせてもらい、うれしくなりました。

歴史が現在においても生き続けていることを感じ取れるかどうか

波の上にある「鄭迵謝名親方利山顕彰碑」に行き、学生に薩摩による琉球侵略の歴史について話しをしました。この顕彰碑に次のような文があります。

「謝名親方は琉球人の自由と独立をまもる為に死を以て戦った唯一の人物であった」謝名親方は秀吉による朝鮮侵略に抵抗し、薩摩藩軍による侵略にも闘い、薩摩藩への屈服を認める起請文への署名を拒否して、同藩によって処刑された琉球人です。

「琉球人の自由と独立を守る」という言葉をかみしめたいです。鄭氏門中会という中国名を柱とする琉球人の親族集団が同門の謝名親方を顕彰し続けていることの歴史的重要性についても認識を新たにしました。拙書の読書会でも参加者から謝名親方に対する私の意見を求められました。

その質問をされた方も琉球人門中の一員であることに誇りを持っておられるようでした。歴史、民族、国の実体化が問題ではなく、歴史が現在においても生き続けていることを感じ取れるかどうかが、琉球を研究する者に問われていると思います。

波の上ビーチ

波の上ビーチです。私が那覇中学の生徒の頃、柔道部の部員でした。毎週のように学校から走って波の上に来ました。その当時は、水上住宅があり、今のようなビーチはありませんでしたが、海は当然あり、皆で海で泳いで汗を流しました。

その当時と比べると海はとても奇麗ですが、水上住宅に住んでいた方々は今どうしているのかと気になります。お二人の大学院生も白い砂と海に近づき、海の香りに喜んでいたようでした。小さな子供2人が裸になり、泳ごうとしていましたが、さすがに寒く、泳ぐのを諦めていました。

ブログのタイトルを変えました

Independence of Lew Chew


We Lew Chewan wish to achieve our long sought-after goal of becoming sovereign islands of peace.

水平社宣言の意義と世界記憶遺産登録の取組み

第 6 回柳原フォーラムでは、この間、関係各機関と進めてきた元崇仁 小学校所蔵の全国水平社創立大会宣言ビラと関連資料のユネスコ世界記憶遺産 登録に向けた活動について取り上げたいと思います。登録申請の経過を振り返 りつつ、歴史的な価値と現在のまちづくりに生かす方法について、みなさんと 考えてみたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

日時:2014年4月26日(土) 午後6時~ 場所:京都市下京いきいき市民活動センター会議室3 参加費:無料
報告:
駒井忠之さん(水平社博物館学芸員)
「水平社宣言の意義と世界記憶遺産登録の取組み」
柳原銀行記念資料館
「世界記憶遺産の取組みから考える崇仁地区のまちづくり」
主催:NPO 法人崇仁まちづくりの会・龍谷大学松島ゼミ Tel/Fax:075-371-0295 E-mail:yanagin@mbox.kyoto-inet.or.jp
全國に散在する吾が特殊部落民よ團結せよ。
 長い間虐められて來た兄弟よ、過去半世紀間に種々なる方法と、多くの人々によってなされた吾らの爲の運動が、何等の有難い効果を齎らさなかった事實は、夫等のすべてが吾々によって、又他の人々によって毎に人間を冒涜されてゐた罰であったのだ。そしてこれ等の人間を勦るかの如き運動は、かえって多くの兄弟を堕落させた事を想へば、此際吾等の中より人間を尊敬する事によって自ら解放せんとする者の集團運動を起せるは、寧ろ必然である。
 兄弟よ、吾々の祖先は自由、平等の渇迎者であり、實行者であった。陋劣なる階級政策の犠牲者であり、男らしき産業的殉教者であったのだ。ケモノの皮を剥ぐ報酬として、生々しき人間の皮を剥ぎ取られ、ケモノの心臓を裂く代價として、暖かい人間の心臓を引裂かれ、そこへ下らない嘲笑の唾まで吐きかけられた呪はれの夜の惡夢のうちにも、なほ誇り得る人間の血は、涸れずにあった。そうだ、そして吾々は、この血を享けて人間が神にかわらうとする時代にあうたのだ。犠牲者がその烙印を投げ返す時が來たのだ。殉教者が、その荊冠を祝福される時が來たのだ。
 吾々がエタである事を誇り得る時が來たのだ。
 吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行爲によって、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならなぬ。そうして人の世の冷たさが、何んなに冷たいか、人間を勦る事が何であるかをよく知ってゐる吾々は、心から人生の熱と光を願求禮讃するものである。
 水平社は、かくして生れた。
 人の世に熱あれ、人間に光りあれ。
綱領
一、特殊部落民は部落民自身の行動によって絶対の解放を期す
一、吾々特殊部落民は絶対に経済の自由と職業の自由を社会に要求し以て獲得を期す
一、吾等は人間性の原理に覚醒し人類最高の完成に向って突進す
大正十一年三月三日
全國水平社創立大會

民際学の目指すところ

福州園の前の獅子です。那覇の街を歩きながら、琉球のシーサーの話しをしながら、写真の中国の獅子と何が違うのかを話し合いました。口の中に玉を含んでいるのが中国の獅子の特徴だと指摘してくれました。

歩きながら石敢当、墓、家族制度、料理等、琉球と中国は多くの共通点をもつとともに、また同時に琉球の独自な文化発展についても話し合いました。国境を越えて民と民との直接的な交流によって、人間同士の理解や交流が深まると思います。それが民際学の目指すところです。

京都発、センバツ大高エール―碇山さん(徳之島出身)、松島さん(石垣島出身)

3月 24日の南海日日新聞に私のインタビューが掲載されました。声を届けて下さった久岡記者にお礼申し上げます。



京都発、センバツ大高エール―碇山さん(徳之島出身)、松島さん(石垣島出身)

 選抜高校野球大会で大島高校と対戦する龍谷大平安高校の地元・京都からも大島高校と奄美に熱い視線を送っている人々がいる。京都西陣織工業組合の碇山俊光専務理事(77)=徳之島町出身=と、石垣島生まれで龍谷大学(京都市)の松島泰勝教授(50)だ。碇山さんは「大島高校は島の希望」と喜び、松島さんは「同じ琉球人として応援したい」と話している。

 碇山さんは大島高校7回卒。高校を卒業して京都に出てくるとき、両親に言われた。「島の心を忘れるな」。碇山さんは両親との約束を守った。古里を離れて60年近くがたった今も徳之島の言葉を流ちょうに話し、島唄も歌う。「シマが好きだから」

 西陣は奄美の本場奄美大島紬とも縁が深い。大島紬のアンテナショップを開設し、新分野進出も後押しする。「奄美には大島紬をつくるきれいな心と技がある。奄美の魅力が凝縮されている。その奄美で育った子どもたちが甲子園に出場する。相手は戦前からの超名門。勝てば金星。負けても大きな拍手を送りたい」と話した。

 松島さんは琉球人の立場で大島高校に熱い視線を送る。今回は沖縄の2校(沖縄尚学、美里工業)と合わせて琉球弧から3校がセンバツ出場を果たした。「応援できる琉球の高校が増えてうれしい。若い琉球人が力を付けていることを示した。琉球人の力を全国に発信してほしい」とエールを送る。

 松島さんが大島高校を応援する理由がもう一つある。3年前、ゼミの学生と奄美大島を訪れたとき、学生が名瀬の商店街で同校の生徒にインタビューした。「生徒たちの言葉から、自分たちの生まれ島に対するこよない愛情が伝わってきた」からだ。

 「日本全体の琉球人が大島高校を応援するだろう。私も心の柱となっている琉球の高校を応援してきた。琉球人の応援を背に頑張ってほしい」(松島さん)

学問として琉球独立を議論する R’s Focus vol.6 【松島泰勝・龍谷大教授】



学問として琉球独立を議論する R’s Focus vol.6 【松島泰勝・龍谷大教授】

 住民の自己決定権を重視し、基地のない琉球へ―。日本の1%の人口の沖縄には、74%の米軍基地が存在している。「本土の人々は同情するが、痛みをわけようとはしない」と松島泰勝龍谷大・教授は話す。現状として、沖縄の人々が米軍基地に代表される様々な負担から解放されるには独立のレベルまで話を進めないといけないのかもしれない。松島教授は、学問として琉球独立を研究し、人々に訴える。

 松島教授は沖縄県の石垣島で育つ。大学進学とともに上京。院生時代には、グァムやパラオなど太平洋の島々を調査。中でも一年間過ごしたパラオでの経験が今の琉球独立を提唱するきっかけとなった。パラオは1994年にアメリカから独立を果たし、国連にも加盟している国家だ。人口は2万人。そのパラオは国連から承認を受け、国民投票によって平和的に独立を決めた。

そのパラオの歴史や姿を見て、琉球も住民の自己決定権を重視した独立の選択は可能なことではないかと考えた。
 今年5月には「琉球民族独立学会」を設立。年2回の学術会議を開き、琉球独立を前提に、独立の過程や方法、独立後の憲法・経済・教育等について議論し研究を積み重ねていく。同学会は、政治的な政党としての活動は行わない。独立を考える一つの学問として位置づけている。国際法、政治学、経済、国際関係など様々な側面から沖縄、世界の島々に目を向けて国際的なネットワーク作りにも努めている。

 国連は日本の「沖縄への基地押し付け」に対して、「人種差別」ではないかと勧告を出している。日本政府は今のところそのことに対して声明はだしていない。また、尖閣問題を含めた、近隣諸国との関係について、「中国や台湾は、尖閣諸島とセットで沖縄を捉えている。

しかし、どこかの国のものにしようと言う考え方が西洋の植民地政策的であり、争いの引き金になりかねない、アジアは共生共存の文化を築くべきだ。」と松島教授は話した。台湾では国のトップの研究員が集まり40年ぶりに沖縄の政治的地位を議論するシンポジウムが開かれた。日本からは松島教授らも参加し、日本以上に高い関心を持った学術会議に刺激を受けた。

 今後は大衆への関心や注意を引き付けていくことが課題だ。「独立問題をたたき台として、より多くの人々との批判を含めた議論をしながら考えを深めていきたい」と松島教授は述べた。
 文:小林泰斗

福州園で琉球と中国との関係を考える

松山にある福州園に行きました。お二人は中国の北部のご出身であり、南部にある福州との家屋や庭園の違いについて教えてくれました。また園内に掲げられた漢文の扁額を訳してもらいました。

この後、久米崇聖会に行き、理事長や副理事長から琉球と中国との文化、経済的な関係について話しを伺いました。現在、福州園の隣に久米村の博物館が建設中でした。琉球の独自な歴史や文化を学ぶことができるでしょう。

加速化依存症ー疾走/焦燥/不安の社会学

中京大学のましこ・ひでのり先生から『加速化依存症ー疾走/焦燥/不安の社会学』というご著書を送って下さいました。心より感謝申し上げます。ましこさんとは、大学院時代に野村浩也さんなど20名の大学院生等で沖縄関係学研究会で琉球に関する共同研究をしたことがあります。心して読ませて頂きます。
凡例≒構成と注意 7
はじめに 9
1章 加速化のとまらない現代 11
  1-1 高速移動と情報化社会のもたらしたもの 12
  1-2 「時間泥棒」はどこにいる? 24
  1-3 加速化社会のもたらした「ヒマ」 32
  1-4 死ととなりあわせの超合理化圧力 36
2章 おおきく、おもたく、永続しようとする存在から、ちいさく、 かるく、流動消失しようとする存在へ 39
  2-1 軽薄短小で流動化した社会 40
  2-2 インターネット時代の含意 45
  2-3 コンピューターによる労働力の不要化 50
  2-4 マクドナルド化の普遍化 56
  2-5 誇示される時間的ユトリと格差社会 60
3章 「待子サン」たちの時間:加速化のなかのジェンダー変容 63
  3-1 「常時臨戦的待機モード」というポジション 64
  3-2 主婦層=有閑層という敵視・非難 68
4章 「おれさま」意識(ジャイアニズム)と、「せかす」圧力 83
  4-1 道路網の実質「自動車専用道」化にみる「先着順」競争の欺瞞性・ 偽善性 84
  4-2 被害者意識としての被阻止感の心理メカニズム:圧迫感と省時間意識 91
     4-2-1 「人生のインフレ」がもたらす「充実度競争」のひろがりと心理的圧迫 91
     4-2-2 「ながら」?「ザッピング」?「マルチタスキング」?「はやおくり」 92
     4-2-3 「多忙依存症」の伝染 93
     4-2-4 「ときはカネなり」意識の自己目的化=倒錯性 94
     4-2-5 「せかす」圧力につきうごかされる心理メカニズム 97
     4-2-6 「時間世界の平準化」 98
     4-2-7 「孤独なランナー」たちの焦燥感と「でおくれた感」 102
     4-2-8 「カラダが資本」意識と「リラクゼーション産業」 106
5章 スピード感への耽溺現象の人類学 111
  5-1 疾走がもたらす興奮の誘因 112
  5-2 前方からの圧迫感 115
  5-3 「おもたい」という心理メカニズム 115
  5-4 「輸送力」幻想のひろがり 117
6章 「ユックリズム」の含意とゆくえ 121
  6-1 家電製品など利便性の実現 122
  6-2 加速化社会の反動としての減速志向 125
  6-3 「修行」としての清掃活動 128
  6-4 「修行(?)」としての禁固刑 134
  6-5 「リゾート」志向の心理メカニズム 136
  6-6 アニメ『サザエさん』のマンネリズムの含意 138
7章 つかいきれない速度:大量生産・高速輸送がもたらす飽和と大量廃棄 141
  7-1 技術革新がもたらした過剰生産・市場飽和 142
  7-2 「未消化」のままふえつづける商品 146
8章 人材のマクドナルド化:新兵補充と「リストラ」 151
  8-1 「人材」「有用動物」の過剰生産と大量廃棄 152
  8-2 ひとづくりの、ムリ・ムダ・ムラ 154
  8-3 コンピューター化社会が加速した「人材」のマクドナルド化 157
  8-4 ひとづくりのマクドナルド化 158
9章 「自然」とマクドナルド化など加速化社会 163
おわりに 加速化をやめようとしない社会とその限界 169

アート・検閲、そして天皇「アトミックサンシャイン」 in 沖縄展が隠蔽したもの

富山大学の小倉先生から沖縄県立美術館検閲抗議の会編『アート・検閲、そして天皇「アトミックサンシャイン」 in 沖縄展が隠蔽したもの』という御本を送って頂きました。

2009年4月11日から5月17日にかけて開催された沖縄県立博物館・美術館主催「アトミックサンシャインの中へin 沖縄─日本国平和憲法第九条下における戦後美術」に展示予定だった大浦信行の連作版画作品《遠近を抱えて》が、沖縄県立博物館・美術館の牧野浩隆館長の一方的な判断によって、企画段階で展示を拒否されるという事件が起きたが、本書は、この展示拒否に対する抗議運動に取り組んできた記録です。

美術家・批評家・市民などによる、アートという制度と検閲をめぐるものです。小倉先生とは、先月、韓国に行き、色々と議論し、学生を含めてお世話になりました。心より感謝します。
【目次】
〈序にかえて〉ふたつの検閲をつなぐもの………小倉利丸
 
    大浦信行《遠近を抱えて》
[第1部]「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する!シンポジウム
    「九条」企画の質が問われた………大浦信行
    もっともっと対話が必要………比嘉豊光
    「サンシャイン」と「シャドウ」………徐京植
    「わたしはわすれない」………白川昌生
    問われる「自画像」………鵜飼哲
    《遠近を抱えて》・天皇制・沖縄………針生一郎
    沖縄の現実を知らなすぎる展覧会………比嘉豊光
    沖縄の現実に抗う表現………新垣安雄
    逆説の鈍色に映えてくるもの………仲里効
    感情論と制度論を超えるもの………宮田徹也
    生かされなかった「経験」………太田昌国
[第2部]検閲問題とその周辺
 
    シンボルとしての身体、皮膚としての天皇………古川美佳
    「アトミックサンシャイン」沖縄展対抗アクションの意味……武居利史
    沖縄県平和祈念資料館「展示改ざん事件」との関連性………石原昌家
    「大浦信行展」を終えて─なぜ、沖縄で《遠近を抱えて》なのか………上原誠勇
    《遠近を抱えて》の遠景と近景─戦後美術における天皇表象………北原恵
    天皇陛下と死刑囚……八鍬瑞子
    アメリカと日本と沖縄と男の体………嶋田美子
    公共美術館と私たち………細谷修平
    カミサマの写真は不快か?………大榎淳
    天皇(チン)は玉(タマ)である─天皇及び天皇制をめぐる雑感………桂川寛
    元戦場カメラマンの視点………石川文洋
    排除事件の構造─「アトミックサンシャイン」沖縄展と「石川文洋写真展」………小林純子
    美の治安─沖縄県立美術館という人類館をめぐって………新城郁夫
[第3部]緊急アートアクション2009 出品作・パフォーマンス・トーク
    緊急アートアクション2009 参加作家と出品作について………古川美佳
    緊急アートアクション2009 パフォーマンスについて……古川美佳
    緊急アートアクション2009 ギャラリートークについて……井口大介
    〈トーク1〉キュレーターの権限と権力………遠藤水城×暮沢剛巳
    〈トーク2〉アートと公共性………藤井光×清水知子
    〈トーク3〉「文化の冷戦」と美術運動………池上善彦×友常勉
    〈トーク4〉美術館の二重性とキュレーターの二面性………堀浩哉×毛利嘉孝×井口大介
    〈トーク5〉丸木夫妻の「原爆」と「沖縄」………小沢節子×小倉利丸
    〈トーク6〉「自己点検」されるべき天皇制………金城実×古川美佳
    〈トーク7〉表現と規制をめぐって………大西赤人×遠藤裕二
    〈トーク8〉問われる美術の「戦後」と「制度」………アライ=ヒロユキ×宮田徹也
    〈トーク9〉美術界閉塞、どう打開するか………日夏露彦×金山明子×桂川寛
    〈トーク10〉「大浦問題」が衝いた日本美術の問題性………大浦信行×針生一郎

琉球の公設市場でアジアを感じる

カクさんとチョウさんです。大学院の民際学特別演習の集中授業として琉球でスタディツアーをしました。他の学生は韓国でしましたが、お二人は琉球で行うことになりました。

お二人とも大学院の民際学概論の授業で琉球について学んだ上で、初めての琉球となりました。牧志の公設市場2階で昼食をとりました。1階の市場を歩き、ブラジル台湾のお店、小さな様々な商店を見て、琉球のアジア的な雰囲気を肌で感じたと思います。チョウさんは家族とともに7月も琉球を訪問したいと言っていました。

太平洋戦略と国際信託統治:米国務省の戦後構想 1942~1947

池上大祐さんから『太平洋戦略と国際信託統治:米国務省の戦後構想 1942~1947』法律文化社、2014年という御著書を送って下さいました。九州大学に提出した博士号申請論文を本にしたものです。池上さんとはまだ会ったことがありませんが、貴重なご本をいただき、心より感謝申し上げます。

アメリカ植民地主義の歴史を対太平洋地域政策の観点から考察したものであり、1940年代の国務省が、基地の確保という軍事戦略と反植民地主義的姿勢を「国際信託統治」という概念で積極的に結びつけようとしてきた過程を明らかにしたのが本の内容です。

これから心して読ませていただきたいと思います。私も『ミクロネシア』早稲田大学出版部、2008年という本を出版したことがありますが、ミクロネシアの島々と琉球とを関連させならが研究することは、琉球にとっても重要な発見があり、ともに平和を創る上でも重要であると思います。

『戦争と平和を問いなおす: 平和学のフロンティア』

琉球から滋賀の自宅に戻りましたら、『戦争と平和を問いなおす: 平和学のフロンティア』が届いていました。帯に「暴力・管理・差別が顕在化する時代に、平和と協同をつくりなおすための視座を提示、シベリア抑留、沖縄差別、平和責任などから考える」と書かれています。執筆者は次の通りです。是非、お読み下さい。
君島東彦(立命館大学教授)
名和又介(同志社大学名誉教授)
横山治生(京都府生活協同組合連合会専任理事)
高岡裕之(関西学院大学教授)
畑谷史代(信濃毎日新聞社編集局文化部記者)
村本邦子(立命館大学大学院教授)
布野修司(滋賀県立大学副学長・理事)
松島泰勝(龍谷大学教授)
澤有吾(奈良女子大学教授)
高橋眞司(長崎大学客員教授)
岡野八代(同志社大学大学院教授)
岡本 厚(岩波書店『世界』前・編集長、現・代表取締役社長)
庄司興吉(全国大学生活協同組合連合会会長理事、東京大学名誉教授)

ヤーコプ・グリム郷土愛について―埋もれた法の探訪者の生涯

沖縄国際大学の稲福先生から、拙書の読書会において『ヤーコプ・グリム郷土愛について―埋もれた法の探訪者の生涯』という先生の御著書を頂戴しました。心よりお礼申し上げます。稲福先生には独立学会当初からいろいろとお世話になり、学会大会でもご意見を頂戴し、学会での議論を盛り上げて下さっております。ドイツと琉球との比較、法制史、法思想史の観点から琉球独立についてこれからご教示いただきたいと思います。

| ホーム |


 BLOG TOP  » NEXT PAGE