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プロフィール

Yasukatsu Matsushima

Author:Yasukatsu Matsushima
1963年琉球石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。

その後、東京、グアム、パラオ、沖縄島、静岡、京都、滋賀にて学び、働き、生活する。

著書に『沖縄島嶼経済史―12世紀から現在まで』藤原書店、2002年
『琉球の「自治」』藤原書店、2006年
『島嶼沖縄の内発的発展―経済・社会・文化』(編著)藤原書店、2010年、
『ミクロネシア―小さな島々の自立への挑戦』早稲田大学出版部、2007年
『琉球独立への道』法律文化社、2012年
『琉球独立論ー琉球民族のマニフェスト』バジリコ、2014年
『琉球独立ー御真人の疑問にお答えします』Ryukyu企画、2014年
『琉球独立宣言ー実現可能な5つの方法』講談社文庫、2015年
『民際学の展開ー方法論・人権・地域・環境の視座から』(編著)晃洋書房、2012年
『琉球列島の環境問題ー「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ』(編著)高文研、2012年
『3・11以後何が変わらないのか』(共著)岩波書店、2013年
『島嶼経済とコモンズ』(編著)晃洋書房、2015年
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新宿にある沖永良部のシマ

本NPOの理事である前利さんから写真を頂戴しました。
9月22日に島の人と、琉琴での飲み会の写真です。島の人は新宿二丁目、琉琴は歌舞伎町にあり、歩いていける距離です。双方とも沖永良部との関係が深いお店です。

IMG_0167.jpg

奥に前利さんがおり、写真左手が宗さん、右でが、与論島出身の喜山さんです。宗さんは大変、唄と三線がうまい方です。島の人の店内は20年前とほとんど変わらず、非常に落ち着ける空間です。

IMG_0200.jpg
店主の瀬川さんと、宗さんが三線を弾き、西さんが拍手をしています。大変盛り上がっていますね。
興奮がここまで伝わるようです。楽しそうです。

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先ほどの写真の続きです。カチャーシーでしょうか。店いっぱいに唄と三線と笑いが響いているようです。

IMG_0238[1]
左から琉琴の熊ちゃんと、知念ちゃんです。お二人とも、人間味にあふれた、気楽に話し合えるかたがたです。以前のお店、カンジャヤーが琉琴にかわって初めて行ったのですが、天井が少し高くなり、青色で塗装され、青空の下で飲んでいるような気分になりました。

前利さんに紹介されてはじめてカンジャヤーに行きましたが、新宿に沖永良部パワーの拠点があり、大変うらやましいです。

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連続台風の影響

28日の八重山毎日新聞に13,14,15号と台風が連続して八重山諸島を襲った結果、漁業にも大きな影響を与えていることについて報じておりますので、お伝えします。

農業、観光業等の陸地の産業だけでなく、海で活動される方々にとっても台風は大きな被害を与えていることがわかります。




9月に入って相次ぐ台風の接近で、水産業に影響が出ている。今月は13号、14号に続き、猛烈な台風15号が接近しており、シケで出漁できない日が続いているためだ。

猛烈な台風15号が近づいた27日、石垣市の各漁港では漁業者が漁船をロープで固定する作業を行って台風に備えた。燃料の高騰、魚価の低迷に出漁日の減少が加わり、漁業者にとってはトリプルパンチ。「収入が減る」と悲鳴が上がっている。

水産業は台風の影響を最も受ける産業のひとつ。台風が最接近する数日前から漁に出られず、台風が過ぎ去ったあとも余波による影響を受ける。

 漁業者によると、「まともに台風が来ると、1週間は漁に出れない」。速度の遅かった台風13号の時は7―10日程度出漁できない日が続いた。14号の際も、漁場で2、3泊する1本釣り漁業者は「4日間は行けなかった」という。

今度の台風15号は勢力を強めており、漁協は「30日までは出漁できないのではないか」と懸念する。

新栄町船揚場で台風対策をしていた漁民は「燃料は高く、魚は安い。台風で出漁もできず、大変だよ」と声を落とした。

 今月5、6日のサメ駆除以降、2回しか操業していないという1本釣り漁業者の1人は「他の1本釣り漁業者も2、3回しか行ってないはず。来週の火曜日までは出漁できないだろう」とため息をついた。

 こうした“水産被害”は被害額として表には出てこないが、収入減という形でもろに影響を受けることになる。

11月のゆいまーる会議

26日、藤原書店におきまして、藤原社長、西さん、小枝さんと11月のゆいまーるの集いについて話し合いました。

11月14日から16日まで祖納で開きます。西表島を中心とした八重山諸島が現在抱えている問題と自治の実践について車座で話し合う予定です。

また、雑誌発行、自治に関するシンポジウム開催についても話し合いました。詳細が決まりましたらブログにてご紹介します。琉球の自治に関して新たな展開を進めようとしています。


そのあと、場所を移して「島の人」に行きました。この飲み屋は私が学生のころから時々、通った飲み屋です。他のお客の話を聞いていると、久しぶりに店にきて、ほとんど変わっていないことに安心したと言っていました。安心感がもてる店です。料理もおいしかったです。

そのあと、琉琴に西さんといき、夜遅くまで飲みました。熊ちゃんの三線、島唄には心、情がこもっており、心が和みました。宗さんとも沖永良部の話をしました。新しいお客さんとも親しく、話ができました。

翌日は、専修大学の沖縄研究会で「沖縄自立論」について報告し、同大学の研究者の方、NPO現代の理論・社会フォーラムの方と意見交換をしました。

また会場には、沖縄学研究所研究員の渡名喜さんも来ていました。渡名喜さんは漫画家の小林よしのりと、沖縄戦に関して論争しており、以前から関心をもっていました。集団自決問題についても精力的に研究をされております。また渡名喜さんは私の那覇高校の同級生でもあります。

専修大学の古田さんはじめ、多くの方々にお世話になり感謝申し上げます。


石垣島:吉原地区のマンション建設問題

今月26日の八重山毎日新聞に、石垣島の吉原地区におけるマンション建設問題において、裁判長が現場を視察したことについての記事が掲載されていましたので、お伝えします。

石垣島の景観計画、風景づくり条例に反するマンションが強行に建設されようとしています。川上吉原公民館長をはじめとする住民の方々が、建築確認のさし止めを県に求めた訴訟が行われています。昨年、川上さんとお会いしましたが、「島を住民の力で守る」という強い意志をもった方でした。

また白保出身の宮良市議ともお話をしたことがありますが、島の文化、環境を守り育てるという、熱い気持ちをもち、行動をされてきた市議です。




吉原地区の住民ら6人が、地区内で予定されている7階建てマンション建設は石垣市の景観計画に違反するなどとして、県を相手に建築確認の差し止めを求めている吉原マンション景観訴訟は25日、裁判長が現場を視察する現地進行協議を行った。

同訴訟を担当する那覇地裁の大野和明裁判長が原告の案内で建設予定地や周辺環境を見て回った。地裁は次回の期日(11月18日午後1時10分)で結審を予定している。

 現地進行協議はまず吉原公民館で説明があり、川上博久原告代表は完成予想図を提示しながら「びょうぶのような建物がたち、景観上よろしくない」と指摘。宮良操市議が、風景づくり条例を全会一致で可決した経緯を説明した。

 このあと、川平湾の展望台から計画地と周辺環境を検証、山原地区やネバル御獄、ヒウッタ川周辺を訪れた。

原告の一人、神野豊氏は自治会独自の景観ルールを紹介しながら「条例に違反した建物がたつと、山原だけでなく石垣島全体で条例に反した建物が制限なくたってしまう」と危機感をあらわにした。

 視察終了後、井口弁護士は「充実した検証だった。裁判長が現地まで来るのは積極的にかかわっていく姿勢の表れ」と高く評価した。

原告側は次回の期日で大浜長照市長と事業主の証人尋問を求めていく考え。井口弁護士によると結審した場合は早くて年内、遅くて1月末ごろに判決が出る見通し。

民際学研究会―上村英明さんの先住民族の人権に関する報告

来週、10月4日土曜日に龍谷大学にて上村英明さんによる、先住民族に関する報告があります。

上村さんによる報告会は、龍谷大学社会科学研究所内に設立された、民際学研究会が主催するものです。

上村さんは、市民外交センターの代表として長い間、日本国内においてアイヌ民族、琉球民族の
人権支援のために、特に国際舞台において活動をされた方です。

現在、恵泉女子大学の教授でもあります。1996年、私が早稲田大学の院生であったころ、琉球民族としてジュネーブにある国連欧州本部先住民族作業部会に上村さんと参加したことがあります。

今年、日本政府はアイヌ民族を先住民族として認めて、現在、政府の懇話会において権利向上のための話し合いが行われています。

上村さんの講演では、これまでの先住民族支援活動の紹介、アイヌ民族、琉球民族の先住民族としての今後の在り方などについてお話をする予定です。

関西近郊にお住まいの方で、関心があり、参加可能な方は、私まで、メールにてご連絡ください。

大阪大正区でエイサー

23日の琉球新報に大阪大正区で開催されたエイサーについての記事が掲載されていましたので、お伝えします。同エイサーは、本NPOの理事である金城馨さんを中心に30年以上続けられております。見せて、楽しむだけのエイサーではなく、来場者に琉球が抱える諸問題について考えてもらうコーナーも会場につくっています。大正区に住むウチナーンチュもエイサーに深い思いを込めています。




沖縄国際大学の学生らを中心に県内の大学生や専門学校生らで組織するエイサー集団「琉球風車(かじまやー)」と、名桜大生による「名桜エイサー」の2団体総勢約80人が、14日に大阪市大正区で開かれた第34回エイサー祭り(同実行委員会主催)に出場した。

学生らは、沖縄とつながりが深い大正区での演舞を存分に楽しみ、祭りを盛り上げた。

 琉球風車の出演は2回目で、名桜エイサーは6回目。祭り前日には両団体が、大正区の街々で約5時間にわたって道ジュネーを行い、地元の人々との交流も深めた。

 琉球風車学生代表の國吉純さん=沖国大3年=は「大正区の人々の温かい応援に感動した。沖縄では当たり前にあるエイサーが、大阪にいる県出身者にとっては特別なものなんだとあらためて感じた」と笑顔。

同学生代表の保良真弓さん=沖国大4年=は「わたしたち自身も、祭りを通して心が一つになれた」と目を輝かせた。

 名桜エイサーの小野泰輝さん=名桜大4年=は「応援してくれる人々の熱をもらって最高の演舞ができた。子どもたちから『また来年も来てね』とも言われ、うれしかった。来年以降も出演を続けたい」と語った。

宇検村平田の島ばななとドラゴンフルーツ

昨年、ゆいまーる琉球の自治の集いを開かせて頂いた、奄美大島宇検村平田にお住まいの、春キミエさんから、沢山の島ばななとドラゴンフルーツを頂戴しました。

心よりお礼申し上げます。

いま、たまたま沖縄島に住んでいる両親が滋賀の私の自宅に遊びにきており、一緒に島ばななとドラゴンフルーツを食べさせて頂きました。春さんが手作りで育ててくれた島ばななとドラゴンフルーツは大変おいしく、心がこもっていました。両親も「おいしい、おいしい」と言いながら食べていました。

平田で春さんの畑を、春さんから説明を聞きながら歩いたことを思い出しました。藤原書店の最新号『環』に掲載されている拙論でも春さんの実践の大切さを書かせて頂きましたが、生きている島をこれらの果物から感じることができました。

また久しぶりに春さんの元気そうなお声を電話でお聞きできたのもうれしいです。

春さんが作られてる作物、畑などについては、本ブログでも「奄美大島宇検村平田の豊かさ」、「奄美大島宇検村平田でのゆいまーるの集い」等で、写真で紹介させていただいておりますので、御覧ください。

島の文化

9月20日の八重山毎日新聞に「島の文化をみすえて」と題するコラムが掲載されていましたので、お伝えします。八重山諸島には豊かな文化が生きており、それらの文化を大切に守り育てることが生活の豊かさにもつながります。私も島々の祭り、歌や踊りを見て本当に島々ごとに強い個性を知ることができ、島が生きていると実感してきました。





■竹富町
 島国である沖縄の中でも多くの島を有する竹富町は、珠玉を思わせる島々で構成されている。個性豊かな祭祀(さいし)や芸能が島々にあって、島人を支え昇華させてきた。その中のどの島をとりあげても、他にはないユニークさがあるから不思議だ。

 思えばそのことは等しく八重山全域に及んでおり、石垣や与那国を加えてもその属性は変わらない。とりわけ多くの島からできている竹富町は、島の数ほど魅力を持っているところといえよう。島ごとのユニークさは、一つにまとまりにくい側面を持っていることもたしかであろう。

 竹富町に新しい町長が誕生した。きびしい三つどもえの選挙を制してのことである。「公平、公正な政治で、日本一豊かなふるさとづくり」を提唱しての勝利である。ここにいう日本一豊かなふるさとづくりは、経済もさることながら文化的な要素が含まれていることもたしかであろう。

またそれを抜きにしては真のふるさとづくりはできない。文化ということばの中には、長い歴史と風土が築きあげてきたものがあるからだ。

■島の文化

 島は曲折の多い歴史を歩んできたこともあって、個性的で人間味ある文化をつくり出し継承してきた。

そのことをしっかり伝えている祭祀や芸能に触れると、島人の希求してきたもの、精神性の高さが見えてくる。

 八重山に伝わる祭祀や芸能をみても、竹富町の島々には多彩な内容があり、同じような島々から成る他の地域にはほとんど例をみない。それこそ日本一といってもよいものがある。

 祭祀には他にはない来訪神の儀礼が西表島古見、小浜島、新城にあり、現在でも盛んにとり行われている。神迎えの舟漕儀礼も沖縄一円に見られる龍舟系のそれとは趣を異にしている。

 それに農耕儀礼の根幹をなす種子取、草葉願、初穂、収穫。年の折り目の儀礼である節など他に例をみないものがある。

なお多彩な内容を持つ古謡や節謡があり、八重山を代表するものが少なくない。節謡をあげると「仲良田節」「石ヌ屏風節」「古見之浦節」「高那節」「上原ヌ島節」「鳩間節」「小浜節」「シキタブン節」「チィンダラ節」「越城節」「夜雨節」などがある。

 格調の高い音曲に振り付けた舞踊、島人の生きざまを表現したものなどが、島の誇りとして継承されている。

祭祀儀礼と奉納芸能の豊かさから、国指定の文化財になっているものも少なくない。すばらしい遺産である。

■文化の土台の上に
 とかく経済優先の時代である。豊かな生活をしたいと思うのは誰れしものことであろう。ただ心しておかなければならないことは、経済開発などで、島や地域の文化が危機にさらされたり、破壊された例が多いということである。

伝統文化を失ったところは島の特性をなくして、単なるモノ(物)と化している。人間が生きていく上に必要な経済や開発行為を敵とみなすことはできないし、また文化も経済と無縁なものではない。

 世界を見わたした時、国や地域を支え潤している文化がどれほどあるかということも知っておきたい。いま地球は経済優先の暴走がもたらした弊害で、多くの悩みをかかえている。それが次代へ持ちこされ、子々孫々に受け継がれるとしたら、人類は確実に破局への道を歩いていることになる。

 たちかえって、日本一とかのキャッチフレーズはともかく、実のあるふるさとづくりは歴史や文化が土台であることをしっかり認識しておきたい。

黒川洋一さんについて

今年4月に石垣島の黒川洋一さんが亡くなれました。黒川さんは石垣島のご出身で、東北大学の教官をされ退職後、島に戻ってきました。

数年前に、黒川さんから私のところに手紙が届き、石垣島の開発問題について地元の八重山毎日新聞に寄稿するように勧められたのが、最初の出会いでした。

石垣市内の食堂で初めてお会いしたとき、ビールを飲みながら快活に話されるお姿がわすられません。

昨年、私は石垣島に行って島の未来を考える島民会議のシンポジウムで話をさせていただきましたが、黒川さんも熱心に席の前の方で心をこめて聞いておられるようでした。黒川さんは島民会議の共同代表をされており、積極的に島を守り、育てる運動に参加されていました。

黒川さんが住んでいるいる島の海岸において、赤土汚染、ゴミの散乱などの問題があり、地域の人々と協力してゴミ拾い活動等をされていると話されていました。

また全国やいやまぴとぅ大会開催の委員長もされていました。これは全国に住む八重山諸島出身者が石垣島に集い、交流を深めるというものです。

偉ぶるところがなく、非常に親しみがもてる方でした。


黒川さんの島を守りたいという強い意志を継承していきたいと思います。

恩納村山田エイサー50年ぶりの復活

9月19日の琉球新報に山田エイサーの復活についての記事がありましたので、お伝えします。特に
70代のお年寄りが地域の文化を後世に残したいという意思から50年ぶりにエイサーを復活したことが、大変、感銘しました。地域の文化が自治の核になると思います。
年齢に関係なく、地域を愛する人々がまず実践を始めることが重要だということを教えてくれます。




恩納村山田区(比嘉茂区長)の「8月十五夜あしび」が14日、同区公民館前広場で開かれた。ことしは老人会(村吉政一会長)の協力で山田エイサーが50年ぶりに復活した。

70歳以上のお年寄り30数人が力強く華麗な踊りを披露し、会場に集まった250人の観客の喝采(かっさい)を浴びていた。

 山田エイサーは長い歴史があり、華やかさと活気で評判が高かった。「伝統ある芸能を復活させ、後世に残したい」との思いから、久場朝信さん(71)が三線、名城栄進さん(73)が太鼓、又吉繁雄さん(75)が踊り・太鼓の指導をするなど、数週間かけて準備を進めてきた。

 十五夜の祭りは、獅子舞で幕開け。山田の獅子は雄で、雌は名嘉真区にあり、恩納村の南北に分かれて舞われているという。山田区民1100人のうち、65歳以上は230人。

この日はお年寄りが元気に活躍する「敬老の日」となった。

与那国島の台風被害

17日の八重山毎日新聞に与那国島の台風被害についての記事がありましたので、お伝えします。与那国島は私が育った島の一つであり、調査などでも何度か訪ねた島でもあり、心を痛めています。






県八重山支庁が16日午後3時30分現在でまとめた台風13号の被害状況は被害総額が4億9128万円。このうち記録的な豪雨があった与那国町の被害額が3億122万円と全体の61%を占めた。

同町では、住家2棟が全壊したほか、半壊5棟、一部損壊56棟。床上浸水31棟、床下浸水25棟が発生するなど、民家に大きな被害が出ている。

 また、同町で倉庫6棟が全半壊。同町と竹富町で倉庫や店舗、公共施設の1部損壊が13件あった。
 

このほか、同町の観光名所であるサンニヌ台展望台近くの土砂が大規模に崩壊し、1億5000万円の被害が出たほか、帆安線、新川線等の法面(のりめん)崩壊や県道216号線などの道路決壊、与那国嵩農道等の決壊などの公共土木で1億2800万円余の被害が出ている。

 電話回線の不通が同町久部良の約200回線のほか、全体で700回線(申告件数)が不通になっている。波照間の約80回線は復旧した。

 NTT西日本沖縄支店では、15日から本島からの支援を増員。総勢110人、工事車両約50台体制で復旧に取り組んでいる。

 3市町の被害額は石垣市1億3489万円、竹富町5516万円、与那国町3億122万円となっている。

『 アフリカと政治 紛争と貧困とジェンダー』のご紹介

『アフリカと政治 紛争と貧困とジェンダー わたしたちがアフリカを学ぶ理由 』というご本を天理大学の戸田真紀子さん御茶の水書房から出版され、送って頂きました。心よりお礼申し上げます。


目次は次のとおりです。

アフリカを勉強する10の理由

第1部
アフリカの「民族紛争」の神話と現実(アフリカの「民族」とは何か

アフリカの民族紛争の「神話」

突出する紛争犠牲者

選挙民主主義が紛争を生み出す矛盾―選挙制度導入と政党設立

ナイジェリアの宗教紛争―2000年シャリーア紛争が語るもの)

第2部
ジェンダーから見るアフリカ(アフリカの女性と「人間の安全保障」
女性だけが背負う重荷)

立ち上がる草の根の人々とその声


以前、戸田さんを中心にした、天理大学で「アフリカの解放闘争」という研究会に参加したことがあります。私は、アフリカにおける諸問題と、太平洋諸島、琉球の諸問題を比較しながら研究しました。

研究成果は、世界思想社から『帝国への抵抗』という本としてまとめられました。


琉球とアフリカは共通の課題を抱えており、互いに学びあえる存在であると思います。

干刈あがたさんの追悼集会

今月7日の南海日日新聞に干刈あがたさんの追悼集会についての記事が掲載されておりましたので、お伝えします。
昨年1月に、新宿歌舞伎町にあったカンジャヤーで前利さん、持田さん、西さん、吉田さんたちと飲んでいた際に、同席していたのが、干刈あがたさんの文学同好会の方々でした。おそらくその方々も追悼集会に参加されたのではないでしょうか。懐かしく思い出されます。
カンジャヤーは現在、琉琴に名前を変えて熊ちゃんが店主として頑張っています。





両親が和泊町出身で、社会や家族など女性の視点から鋭く描いた作品を多く残して逝った作家、干刈(ひかり)あがたさんの追悼集会・コスモス忌(十七回忌)が六日、東京・青梅市であった。

参加者は墓参・法要やトーク、沖永良部島の島唄などで故人をしのんだ。主催したコスモス会(与那覇恵子代表)は、十七回忌行事の一環として、干刈さんの小説やエッセーなど約三十冊を近く、和泊町に寄贈する予定だ。
 
干刈さんの命日、九月六日は関係者らによって、本人の好きな花であり、最後の小説の題名ともなった「名残のコスモス」からコスモス忌と命名。毎年、この日を挟んで追悼行事が催されている。

 今年も小学校の同級生をはじめ大勢の干刈ファンが遠くからも参加。薄紅のコスモスが飾られた宗建寺の墓前で焼香し、手を合わせた後、客殿で法要。

この後、会場を移し、出版社の編集者らによるトーク、在京の唄者、持田明美さんと宋統一郎さんの沖永良部島の島唄、懇親会などで、在りし日の干刈さんをしのんだ。同会の毛利悦子事務局長は「年を経るごとに新しいファンが参加してくれている」と話した。

 同会の与那覇代表の記した「干刈あがた年譜・著書目録」によると、干刈さんは本名・浅井和枝、旧姓・柳。父・納富さん(元警察官)、母・アイさんの長女として一九四三年(昭和十八年)青梅市に生まれた。小学校四年生の三学期から杉並区に転居。都立富士高校から早稲田大学中退。 

 その後、紆余(うよ)曲折を経て八二年に、奄美の日本復帰が実現した時の奄美出身者らの様子なども織り込んだ「樹下の家族」で第一回「海燕」新人文学賞を受賞。九二年九月六日に胃がんのため、四十九歳で死去。この間、「ウホッホ探検隊」「黄色い髪」など約三十冊の著書を出した。

 島尾敏雄さんの呼び掛けでつくられた奄美郷土研究会の会員であり、島唄の採集にも熱心だった。「干刈」は「光」の替え字。「あがた」は「県」で、中央に対する周辺の意味という。

 干刈さんの遺品や直筆原稿を陳列した「追悼展示会」が、同市内の昭和レトロ商品博物館(二十一日まで)と青梅市中央図書館(十五日まで)で開催中。

与論島でキビ旱魃が深刻に

今月7日の南海日日新聞に与論島でのキビ旱魃が深刻になっているとの記事が掲載されておりましたので、お伝えします。現在北上している台風によって雨がもたらされたらと思います。与論島クオリアの喜山さんもご心配のことと思います。




 南北二百キロに連なる奄美群島で、基幹作物サトウキビの生育状況に極端な差が出ている。奄美大島、喜界島は豊作だった二〇〇七年産並みで、徳之島、沖永良部島は平年以上。

最南端の与論島では記録的な不作となった〇六年産に近い干ばつ被害に見舞われており、糖業関係者は頭を抱えている。

 今年は各島とも空梅雨ぎみで、梅雨明け以降も雨の少ない日が続き、八月初旬から中旬にかけては干ばつ傾向がみられた。その後、大気の不安定な天候が続いて断続的に雨雲が通過。北部を中心に慈雨に恵まれた。

 各島の糖業関係者によると、沖永良部以北の干ばつは解消された。奄美大島は「品種更新の影響もあるが平均伸長は前期を上回っている」(富国製糖)。

喜界島は「降水量は平年以下で推移しているが生育は順調。伸長は前期並み」(生和糖業)。

徳之島は「前年水準を上回る伸長の品種もある」(南西糖業)。

沖永良部島は「主産地の北部と南西部の生育が順調で、全体としては平年以上」(和泊、知名両町担当課)。
 
一方、与論島は干ばつ傾向が強まっている。「春植えの伸長が悪い。雨が降る日はあっても水分の蒸発に追い付かない。

畑の様子は〇六年産に比べれば見られる程度」(与論島製糖)。「全体としては〇六年産よりは少しいいと思うが、耕土の浅い畑ではロール現象が出ている。最終的な収量が心配だ」(町担当課)。

 与論島の降水量は七月二四ミリ(平年一三九・五ミリ)、八月七二ミリ(同一六一・二ミリ)で平年の二―四割。

これは十アール当たり単収が平年の七割以下とどまった〇六年産の同時期降水量(七月五八ミリ、八月一二八ミリ)も下回っている。

 町の担当者は「〇六年産の状況よりいいのは農家の散水効果だろう。しかし、ため池の水の残量が乏しくなっている。

キビの夏植えや秋以降の野菜生産、畜産用の飼料栽培にも影響が及びそうだ。まとまった雨がほしい」と話した。

石垣島の廃車問題

昨日の琉球新報に石垣島の廃車問題についての記事が掲載されていましたので、お伝えします。
閉鎖空間である島嶼における廃車処分は大変な問題です。車社会を今後も続けていくのか、新たな交通体系、交通手段を構築するかが問われています。




福岡県の自動車引き取り業登録業者が借りた石垣市新港地区の土地に、自動車リサイクル法違反の状態で自動車が大量に野積みされている。

県自動車リサイクル協同組合(金城永憲支部長)は8月10日に八重山福祉保健所に情報提供をしたが、「1カ月近くも状況が改善されない」として8日、同保健所に状況を放置していることについて質問状を提出した。

 2005年施行の自動車リサイクル法で、各都道府県知事から引き取り業の許可を受けた業者は、使用済みの車を引き取ってから3日以内に自動車リサイクル促進センターに引き取り報告し、その後30日以内にフロン回収業者へ引き渡して報告を行うことが義務付けられている。

車はフロンの適正処理を行った後、解体業者、破砕業者へ渡る。

 同支部の指摘によると、新港地区に野積みされている車はフロン未回収のまま破砕されていたり、引き取ってから30日以上放置しており、適正な引き取り状態で保管されていない。また冷却液やバッテリー液が漏れて地面に染み込むなど環境汚染も心配される。

 八重山福祉保健所は8月に同支部から情報を寄せられた後、新港地区を管理する石垣市港湾課に同場所の使用許可申請内容を照会。

県へ引き取り業の登録をしている福岡の業者と判明し、電話で「保管の仕方に気を付けるように」と一度指導を行ったという。

 だが1カ月近くたってさらに車が増えていたため、同支部は今月8日に再度保健所を訪れ、質問状を提出。

「もうけばかりで石垣島の自然も考えていない業者をほっておくからこうなる。これでは厳しい規定を守っているまじめな業者がばかをみる」と憂慮する。

 保健所は質問状に対しては文書で回答するといい、琉球新報社の取材に対し、「もともとつぶれた車を回収してきたのか、故意につぶしたのかもまだ分からない状況。調査を行っていきたい」と話している。

与那国島での自衛隊誘致の動き

13日の八重山毎日新聞に与那国島での自衛隊誘致の記事がありましたので、お伝えします。
外発的な力で本当に島は発展するのか。

日本政府が与那国島と台湾との交易特区申請を拒否するなど、与那国島を追い込むことにより、島内から自衛隊誘致を求める動きを出させたと考えられます。
与那国島が日本政府によって離党防衛の拠点にされた場合、台湾は与那国島をどのように考えるのだろうか。

軍事力ではなく、住民の自治力によって島を守るべきではないでしょうか。住民の一人ひとりが島を大切に思い、自治的活動を展開している場所にはどんな兵力も介入できないとおもいます。




自衛隊への支援活動を行っている与那国防衛協会(金城信浩会長)は今月5日、町と町議会に対して、町民514人分の署名とともに自衛隊誘致の要請を行った。

12日に開会した9月定例会では最終日の19日に採決を行う動きがあるが、全会一致とはならない見通し。外間守吉町長は「反対者がいるとやりにくい」と述べ、町議会が議決した場合でも、全会一致でなければ、町としての誘致活動は行わない意向を示した。

町によると、8月末現在の人口は1647人で、署名者はその31.2%。

 金城会長は自衛隊誘致について「町人口が減り、危機感がある。(自衛隊誘致で)補助金があると考えている」と述べ、自衛隊誘致が財政や町の活性化につながるとの考えを主張。ただ、「具体的なことはこれからの課題」と述べ、自衛隊誘致によってどのようなメリットが得られるかなどに関する見通しについては明らかにしていない。
 
町内では去年6月、米海軍掃海艦の祖納寄港に反対する動きが出ており、今回の自衛隊誘致活動に対しても反対の動きが表面化する可能性がある。

 「米軍艦の入港に反対する与那国住民の会」の新崎長吉共同代表は「(自衛隊誘致に)どのように反対するか話し合っていきたい」としたうえで、「自衛隊を誘致して助成交付金を得ても、町が自由に使える予算が大幅に増えるとは思えない」と誘致活動を批判した。

外間守吉町長は来年8月に任期満了を迎えるため、町内では、自衛隊誘致の動きが来年夏の町長選に影響を及ぼすのではないかとの見方が出ている。

また、国境に位置する離島の活性化について、今後、町や政府の姿勢があらためて問われることになりそうだ。

外間町長は自民党公認。米海軍掃海艦の祖納寄港に反対する姿勢や、自衛隊誘致の必要条件に「全会一致」を挙げる姿勢には、町内保守層の反発も少なくない。

こうした反発を外間町政が吸収できなければ、来夏の町長選に影響するというのだ。

 一方、「自衛隊誘致に半信半疑」という住民(男性)は「与那国に自衛隊が来ることが良いのか悪いのか分からない。政府の国境政策がはっきりしないからだ」と、国境政策に関する議論や情報が不足するなかで判断することの危うさを指摘する。

政府は本年度、地域活性化を支援する「地方の元気再生事業」で与那国町の「国境交流推進事業」に調査費5000万円を計上した。この金額は元気再生事業による個別の事業のなかで最多。

 国境地域の地方自治体を調査している政治学の研究者によると、国境地域で本当に交流できるのか与那国町の力量を試したいという政府側の意図がみえるという。

 また、町内では11月、国境の離島における海洋政策をテーマにしたシンポジウムが開かれる計画。
 これらの動きには、国境の離島で安定した生活を送るにはどうすべきかという視点が共通しており、国境での暮らしや離島の在り方を再点検する機会になりそうだ。

宮古、八重山諸島に台風が襲来

今日の琉球新報に宮古初等、八重山諸島を襲っている台風に関する記事が掲載されていましたので、お伝えします。今年は台風が少ない年になりそうですが、現在、大型台風が先島諸島を襲っています。できるだけ被害が少なくなるよう祈っております。那覇に住む両親に電話したところ、那覇での台風の影響がでているようです。





 非常に強い台風13号は13日午前1時現在、与那国島の南南東約110キロの海上にあり、石垣島地方と与那国島地方、多良間島を暴風域に巻き込みながら西北西にゆっくり進んでいる。

与那国町祖納で、最大瞬間風速53・9メートルを記録。県警によると、石垣市では男性(27)ら2人が強風にあおられけがをするなどの被害が出た。石垣市と与那国町で計5人が自主避難した。

 八重山地域は13日午前零時現在、6500世帯が停電。宮古地域でも同日午後3時に500世帯が停電。いったん復旧したが、午後9時すぎ、多良間村で300世帯が停電、同10時半ごろ復旧した。石垣市で3人、与那国町で2人が身の危険を感じ、それぞれ公共施設に自主避難した。

 暴風域が続くのは石垣島地方で13日夜まで、与那国島地方は14日の朝から昼までの見通し。台風がゆっくりした速度のため、暴風域圏内の時間が長引く影響が懸念される。

 沖縄気象台によると、最大瞬間風速は石垣島で12日午後5時44分に46・6メートル、西表島で同10時38分に49・8メートル、同島大原で同10時38分に49・8メートル、与那国島で13日午前零時9分に53・9メートルを記録した。

 13日午前1時までの24時間雨量は石垣市川平で、同地域で観測史上最大の473ミリの大雨を記録した。沖縄気象台は今後も400ミリを予測。土砂災害警戒情報が出された。

 13日午前1時現在、台風の中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径150キロ以内は風速25メートル以上の暴風域、中心から370キロ以内は風速15メートル以上の強風域になっている。

 台風の影響で空の便は日本トランスオーシャン航空(JTA)、全日空(ANA)、琉球エアーコミューター(RAC)が計84便欠航し、7852人の足に影響が出た。13日はJTA、ANAで合計41便の欠航が決まっており、少なくとも4046人の足に影響が出る見込み。

船舶も12日は宮古、八重山地域では全便が欠航した。



東御廻りという琉球固有の信仰活動

琉球王国時代から現在まで続く、東御廻りについての記事が、9月4日の沖縄タイムスに掲載されていましたので、お伝えします。現在でもユタをともなって東御廻りをしている人々を見ることができます。

沖縄島南部の教育委員会も琉球独自の儀礼、信仰に関心をもっており、これをきっかけにして、子供たちも地域独自の文化を大切にする心を培うことができればと思います。

私も沖縄島に住んでいたころ家族とユタと一緒に御廻りをしたことがあります。神秘的な経験でした。




南城市、那覇市、与那原町の各教育委員会の関係者らが二日、南城市役所大里庁舎で会見し、「東御廻り」の巡拝コースがある三市町が拝所の活用に向けて、広域連携を図っていくことを発表した。

 東御廻りは、琉球国王や王国の最高神職の聞得大君が、首里から大里(現与那原町含む)、佐敷、知念、玉城の東方の各拝所を回り、国の豊穣や安寧を願った巡拝行事。

 南城市は二〇〇七年から市内にある東御廻りの各拝所で、見学者に分かりやすいよう工夫した説明版や誘導版を設置したほか、統一シンボルマークを張り付けた。

 三市町の連携を受け八月末に、東御廻りの出発点となる那覇市の園比屋武御嶽や、与那原町の御殿山、親川の三カ所にも、統一シンボルマークを張り付け、巡拝コース全体の統一感の醸成を図った。

 誘導版やシンボルマーク整備では、ふるさと財団の「地域再生マネージャー事業」の助成を活用した。

 会見で与那原町教育委員会生涯学習振興課の辺土名彬課長は「東御廻りをどう生かすのか、ずっと町民も関心を寄せてきた。今後の有効利用に弾みがつく」。那覇市教育委員会文化財課の徳嶺克志主幹は「多くの人が東御廻りに興味を抱き、拝所を訪ねるきっかけになる」と期待を寄せた。

 今後三市町は、東御廻りの歴史的価値を生かしたイベントの開催などを計画する。

座間味村での断水

9月4日の琉球新報に座間味村での断水についての記事が掲載されていましたので、お伝えします。

面積が狭い島嶼では、雨が降らず、観光客による需要が多くなると、当然、水が不足して、断水という事態に陥りがちになります。島嶼における水問題は観光客が増えるにつれて今後さらに深刻になるでしょう。適切な観光規模を島嶼側から提示していくべきではないでしょうか。





4月から少雨傾向が続く座間味村(仲村三雄村長)は3日、座間味ダムの貯水率が50%を下回り、阿嘉島のウタハダムも0%となったため、10日から村内全域で午後8時から翌午前8時まで12時間の給水制限を決めた。

同村での給水制限は7年連続。4日現在の座間味ダムの貯水率は46%。13日から15日の3連休は観光客の増加が見込まれるため、24時間給水する。

 今年は台風の到来がなく、水事情が悪化。その上、夏休み期間中の観光客数は例年以上で、水の使用量も増加した。村内の2カ所から地下水をくみ上げるなど対策を取ってきたが、到底間に合わない状況。

阿嘉島、慶留間島では、ウタハダムと取水ぜきが2カ所にあるが、ウタハダムは完全に水がなくなり、他の小さな取水ぜきに頼っている。同村は3日、給水制限の実施を住民や事業所に連絡した。

琉球人派遣労働問題

9月7日の沖縄タイムスに琉球人の派遣労働問題についての記事がありましたので、掲載いたします。琉球の低賃金構造、高失業状態が日本への労働力流出を生んでおり、日本企業にだまされないために琉球人自身がもっと声をあげるべきたと思います。






愛知県のトヨタ系列の自動車部品工場で派遣労働をしていた県出身の當銘直次郎さん(30)が六日、名古屋女性会館で、派遣労働問題について語った。

當銘さんは、求人広告の表示より大幅に安い賃金で働かされ、違法に解雇されたとして、同県内の派遣会社と派遣先を提訴している。低賃金、高失業率の沖縄の現状の中で、県出身者の被害が拡大している状況を、自らの体験を交え訴えた。

 ATU(全トヨタ労組)をサポートする市民の会が主催した「トヨタ連続労働講座」の一回目。関係者ら約六十人が参加した。當銘さんを支援する中谷雄二弁護士、ATUの近森泰彦特別執行委員の三人がパネリストとして話した。

 當銘さんは「月収三十一万円以上可」「賞与三十万円以上」などの広告を見て応募、二〇〇七年に妻と当時四歳の子どもと共に愛知県へ渡り、夫婦で自動車部品工場に派遣されたが、実際の手取りは一人十数万円だった。

また、當銘さんの妻(30)は、風邪をひいた子どもの看病で四、五日休んだことを理由に解雇されたという。

 當銘さんは管理職ユニオン東海に加入し声を上げ続ける一方、同執行委員として労働者の相談にも乗る。

複数の人材派遣会社と団体交渉を持つ中で「沖縄は人が集めやすい」「愛知で時給千二百円だと人は集まらないが、沖縄なら飛びつく」などと言われたという。

 沖縄にいたころは正社員でも低賃金。共働きでもゆとりがなく、何とか暮らしを立て直そうと派遣労働に応募した。

當銘さんは「借金を抱えている人は多く、高給をうたった県外派遣の広告に目を引かれる」と、構造的な地域格差を指摘した。

パラオ共和国から帰ってきました

昨日、パラオ共和国から帰ってきました。
3年ぶりのパラオでしたが、日本の援助によるコロール州内の道路、米国の援助によるバベルダオブ島一周道路も完成していました。

コロール州内には、以前なかったホテル、アパート、店舗等も見えました。新首都であるマルキョク州にある新政府庁舎も見学しました。

その他、パラオ観光局、パラオ環境保護員会、日本大使館、JICAパラオ事務所、コロール州ごみ処分施設、ロックアイランド、クラゲ湖、マングブローブのカヤック下り、バベルダオブ島のジャングルツアー等に訪問し、多くの方にお世話になりました。

自然が豊富であり、サンゴや魚の種類も多かったです。自然保護区、各種の許可料の賦課、エコツーリズムに関する政策、パラオ人の自然を守ろうとする強い姿勢など、琉球の島々が学ぶべきことがパラオにはたくさんあると思います。

朝昼晩もパラオのレストラン、売店等に行き、ヤシガニ、マングローブガニ、カンクン炒め、チチムル茶、刺身、伊勢海老、タロイモ、キャッサバ、タピオカ、フルーツバット、ヤシの実ジュース等のパラオ料理を中心を美味しく食べました。

パラオに住んで40年以上の、久米島出身の国吉さんとも久しぶりにお会いしました。お元気そうで、学生たちとも楽しく懇談しました。

今回は持続可能な発展をテーマにパラオを学生たちと調査してきましたが、人口2万人の国において環境を守るための多くの試みを知ることができました。また開発にともなう問題も発生していました。来年は、米国からの援助金であるコンパクトマネーの提供が打ち切られる予定であり、財政資金が大きく減少します。

その中で国を運営していかなくてはならないという課題も抱えています。今年11月にパラオでは大統領選挙があり、街には立候補者のポスター、そして同時に実施される上院議員の候補者ポスターが目につきました。選挙事務所もいくつかありました。

大統領には4人が立候補しており、開発に対する方針、台湾との外交関係、財政政策等の違いが候補者間にあり、新しい大統領によってパラオのこれからの歩む道が大きく変わる可能性があります。

パラオでは国吉さんのほかに、大使館の中村大使や比嘉さん、IMPACの菅原さんご夫妻、ドラゴン亭の入慶田本百合子さん、大使館の廣瀬さんご夫妻、JICAの野田さん、カープレストランの岸川さん、パラオ環境保護協会のドクター・ミノル・ウエキさん、パラオ観光局のモリカワさん、コロール州ごみ処分場のバシリウスさん等にお世話になりました。心よりお礼申し上げます。

学生さん、職員さんもパラオについてしっかり学び、自然の豊かさを体感し、人の生きざまを知ることができたのではないかと思います。7日間の短い旅でしたが、多くのことを学ぶことができたのではないでしょうか。



明日からパラオ共和国に行きます

明日からパラオ共和国にいきます。

学生4人と、職員1人、そして私の6人で8日まで滞在します。
パラオにいくのは約3年ぶりです。今回は、龍谷大学ボランティア・NPO活動センターの海外体験学習プログラムとしてパラオに行きます。

パラオでは、持続可能な発展を学ぶことを目的にしています。パラオの環境NGO、エコツアー、環境問題、日本による援助活動、パラオ人ご老人・青年協力隊等との交流、日本大使館・JCA訪問等を中心に研修を行います。

琉球の自治にとっても、同じ島嶼社会であるパラオから学ぶことが多いと思います。

琉球とパラオ、太平洋諸島との関係についてもう一度考えるたびになりそうです。




珊瑚の密漁

8月31日の宮古毎日新聞に池間島海域での珊瑚の密猟の記事が掲載されていましたので、お伝えします。商品価値が見出された島の資源が奪われていきます。市場は日本列島である。





池間島船越の沿岸域で、枝サンゴなどの密漁が相次ぎ、住民らは、サンゴ礁生態系の破壊にショックを受けている。

住民は「密漁者らは夜、レンタカーで訪れ、潜水でサンゴを不法採取している」と憤っている。今後、夜間の監視パトロールを強化し、不審車両を発見した場合は、宮古島警察署や宮古島海上保安署、県宮古支庁に通報することにしている。

 今年6月の夜、住民男性が、船越海岸で本土出身の男性2人を見つけた。クーラーボックスを見ると、密漁したサンゴが入っていた。

男性は、密漁者が手に持っていた鉄製のもり状の道具を取り上げ「サンゴを取るのは違法」と厳重に注意した。

 道具の長さは102㌢で、最大直径8㌢。2人はレンタカーで訪れていた。

 密漁者らは、鉄製の道具を使って枝サンゴやテーブルサンゴなどの根元を壊して採取。サンゴは本土の熱帯魚販売店などへ送られ、鑑賞用サンゴとして販売されているという。

 密漁現場の海域を潜った男性は「小型のサンゴが多く発達し、今後大きな群体を形成するものと考えられる。密漁者は、小型サンゴを狙うと言われ、乱獲されるのではないか心配だ」と語った。

 県内のサンゴ採捕(採取)は、県漁業調整規則で原則禁止されている。違反した場合は、6ヵ月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金。研究や移植目的の場合は、県の特別許可が必要。

 2003年、当時の平良海上保安署(現宮古島海上保安署)が、サンゴ密漁容疑で6人を摘発した事件があった。

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