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プロフィール

Yasukatsu Matsushima

Author:Yasukatsu Matsushima
1963年琉球石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。

その後、東京、グアム、パラオ、沖縄島、静岡、京都、滋賀にて学び、働き、生活する。

著書に『沖縄島嶼経済史―12世紀から現在まで』藤原書店、2002年
『琉球の「自治」』藤原書店、2006年
『島嶼沖縄の内発的発展―経済・社会・文化』(編著)藤原書店、2010年、
『ミクロネシア―小さな島々の自立への挑戦』早稲田大学出版部、2007年
『琉球独立への道』法律文化社、2012年
『琉球独立論ー琉球民族のマニフェスト』バジリコ、2014年
『琉球独立ー御真人の疑問にお答えします』Ryukyu企画、2014年
『琉球独立宣言ー実現可能な5つの方法』講談社文庫、2015年
『民際学の展開ー方法論・人権・地域・環境の視座から』(編著)晃洋書房、2012年
『琉球列島の環境問題ー「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ』(編著)高文研、2012年
『3・11以後何が変わらないのか』(共著)岩波書店、2013年
『島嶼経済とコモンズ』(編著)晃洋書房、2015年
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売ったらあかん

先週土曜日、安渓遊地さんと貴子さんをお招きしての研究会は大変、刺激的なものとなりました。マレーシアクアラルンプールからウェブカメラをつかって辻さんが参加してくださいました。

通信状態が不安定であありましたが、現地の状況を聞きながらの研究会でした。まさに国境をこえた民際学的な研究会になりました。

安渓さんご夫妻に心より御礼申し上げます。「あなたならどうする」という参加者の当事者性を自覚させ、研究者と住民運動とのかんけいについて具体的に、色々と考えました。


昨日は、岡部伊都子忌に参加してきました。京都鴨川沿いにある岡部さんの旧宅において集いが開かれました。琉球をこよなく愛し、琉球を踏めつける日本から独立すべしとも語られた岡部さんについて、ゆかりのある方が集まり、話し合いました。

私は「屈辱の日」となぜ琉球人が叫んだのか、今の琉球の植民地状況とゆいまーる琉球の自治の活動について話しました。

「うったらあかん」という詩をつくられ、そのように生きた岡部さんのことを思う一日でした。

売ったらあかん

友達を      売ったらあかん
こどもらを    売ったらあかん
まごころを    売ったらあかん

本心を      売ったらあかん
情愛を      売ったらあかん
信仰を      売ったらあかん

教育を      売ったらあかん
学問を      売ったらあかん
秘密を      売ったらあかん

こころざしを   売ったらあかん
大自然を     売ったらあかん
いのちを     売ったらあかん

自分を      売ったらあかん
自分を      売ったらあかん
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安渓さんをまねき、研究会を今日します

昨日は、立命館大学と生協主催の連続講座で、植民地としての琉球​、振興開発と基地との関係、沖縄学の在り方、脱植民地の方法等に​ついて学生、社会人の前で話しました。話した後、グループに分か​れて「琉球は日本の植民地であるかどうか、そう思わない理由等」​について話してもらいました。その後、居酒屋で交流会をして、1​5,6人の学生と議論しました。リアクションペーパーにも、真摯​な意見が書かれており、大変、刺激的な、充実した夜でした。
今日は、龍谷大学で次のような研究会があります。安渓さんは、石​垣金星さんの友達でもあります。

龍谷大学社会科学研究所「島嶼経済とコモンズ~民際学を通じて~​」と国際開発学会「島嶼社会の振興開発と内発的発展研究部会」と​の共催により、山口県立大学の安渓遊地教授の講演会と交流会を開​催いたします。内容は次の通りです。

(講演会)
2012年4月28日土曜日13:00~17:00

場所:龍谷大学深草学舎紫英館研究室304(建物の3階になりま​す)

内容:講演 「島人と進める地域研究」
      ―大正期の物々交換を求めて種子島から与那国島を歩​く―
   講師 山口県立大学 安渓遊地教授
   コメンテーター 龍谷大学 松島泰勝教授

(交流会)
時間:同日17:30より

安渓先生を囲んで、講演内容に限定せずに、様々な意見を交換でき​る場を設けております。
参加の申し込みは、eメールにてお願いします。

 e10m762@mail.ryukoku.ac.jp

担当 一木久治
(当日の研究会の模様は、後日、当ホームページにて公開いたしま​す)

沖縄「復帰」40年 琉球人の怒り受け止めよ

今日の『京都新聞』コラム「私論公論」に私の「沖縄「復帰」40​年琉球人の怒り受け止めよ」が掲載されていますので、ご笑覧下さい。

また今日の夕方、立命館大学の連続講座「戦争と平和を問い直す」​で話をさせていただきます。学生たちと真剣な議論を楽しみにして​います。

ゆいまーる琉球の自治in徳之島プログラム

前利さんが徳之島の方々と話し合い、調整し、5月に開催される、ゆいまーるの集いのプログラムを作成してくださいました。日も迫っていますので、ご関心がおある方は、お急ぎの上、ご参加ください。






ゆいまーる琉球の自治in徳之島プログラム
1.日  時 2012年5月18日(金)、19日(日)
2.場  所 徳之島伊仙町
3.開催形式 主催:NPO法人ゆいまーる琉球の自治 
共催:自治労大島(奄美)地区本部 
4.日  程
【5月18日】 現地視察(14:00~17:00)
 琉球弧の考古学史上最大の発見といわれるカムィヤキ遺跡(伊仙町阿三)、米軍普天間飛行場移設候補地(天城町)などを視察。カムィヤキは11世紀~14世紀頃に、琉球列島全域と九州の一部で流通していた類須恵器である。1983年、その類須恵器の大規模な窯跡群が伊仙町阿三で発見され、徳之島が中世琉球列島の交易の中心地であったことがわかった。カムィヤキ窯跡群は、2006年に国指定史跡に認定された。

【5月19日】 ゆいまーる琉球の自治in徳之島(伊仙町「ほーらい館」、10:30~17:30)
(1)復帰運動と泉芳朗(発表者は交渉中)
 2012年は沖縄復帰40年、2013年は奄美復帰60年。奄美諸島の復帰運動のリーダー、泉芳朗(奄美大島日本復帰協議会議長)は徳之島伊仙町出身。

(2)「TPPと徳之島農業~琉球弧の視点から~」(松島泰勝:龍谷大学国際経済学科教授)
 TPPは島嶼農業を破壊するものであり、沖縄での議論、TPPそのものの問題性等を整理し、徳之島に与える影響等について報告。

(3)「疎開船の悲劇~武州丸からのメッセージ~」(幸多勝弘:徳之島郷土研究会)
 1944年9月25日、徳之島から九州への疎開者を乗せた「武州丸」は、諏訪之瀬島北端、北西13キロ付近で米潜水艦に撃沈された。武州丸には徳之島から154名が乗船していた。生存者は10名に過ぎず、疎開者148名、乗組員11名が犠牲となった。武州丸は、対馬丸と同じく政府の命令に基づく疎開船であったが、武州丸の犠牲者には、何の補償もされていない。武州丸の悲劇を語り継ぐ運動を報告。

(4)「核燃料再処理工場徳之島立地案の意味する問題」(樫本喜一:大阪府立大学)
 徳之島など、1970年代に存在した核燃料再処理工場離島立地案の問題点を、日本の原子力開発の歴史とともに報告。これは、現在の高レベル放射性廃棄物の処分場問題にもつながってくる現在進行形の問題でもある。

(5)「米軍基地移設反対運動と徳之島の将来像」(大久保明:伊仙町長)
 2010年4月18日、徳之島で開かれた米軍基地移設反対集会には、徳之島の総人口(約2万6千人)の約6割にあたる1万5千人が参加した。なぜ徳之島島民は、米軍基地移設を拒否したのか。徳之島の将来像とともに報告。


【徳之島へのホテルパック】
 ゆいまーる琉球の自治in徳之島への参加については、羽田空港発、伊丹空港発、鹿児島空港発のホテルパックを準備しましたので、下記により、ご利用ください。

 出発の3週間前から取消料がかかる関係上、3週間を切った申込みについては、原則、手配完了日に入金する必要があります。出発は5月18日ですから、3週間前は4月27日です。パック用の座席が埋まってしまった場合は、手配できない場合がありますので、早めに申し込んでください。便によっては、料金が異なる場合があります。宿泊はホテルレクストイン徳之島(18、19日、シングルルーム)です。

(1)羽田空港発着 料金66,300円~
 5月18日(羽田空港発)~5月20日(徳之島空港発)

(2)伊丹空港発着 料金62,800円~
 5月18日(伊丹空港発)~5月20日(徳之島空港発)

(3)鹿児島空港発着 料金48,800円~
 5月18日(鹿児島空港発)~5月20日(徳之島空港発)

(4)申し込み先
西川旅行センター鹿児島支店 担当(下野)
TEL:099(260)3811 FAX:099(260)3810

【参加報告】
 5月18日(現地視察)、19日(ホテルから会場へのバス利用、昼食弁当、懇親会)の把握がありますので、参加者は、松島泰勝(ゆいまーる琉球の自治理事長)、前利潔(同理事)にメールで報告をお願いします。費用については、後日、連絡します。

 (1)現地視察(18日) ①参加 ②不参加
 (2)ホテルから会場へのバス利用(19日) ①必要 ②不必要
 (3)昼食弁当(19日) ①必要 ②不必要
 (4)懇親会(19日) ①参加 ②不参加
 (5)報告先

   松島泰勝 matusima345@gmail.com
   前利 潔  china93-2041@po4.synapse.ne.jp

学生たちは海外で何を考え、学んだか

今日、龍谷大学で次のようなイベントがあります。学生たちが海外​で何を発見し、考え、行動したかを議論したいと思います。





ボランティア・NPO活動センターは、2011年度春期休暇に実施した、体験プログラムの報告会を開催します。それぞれのプログラムに参加した学生が、そのプログラムでの体験を通して学んだことをまとめて報告します。

 参加費の一部補助があり、本学学生にとって大変参加しやすいプログラムです。
 2012年度夏期休暇にも開催を予定しているので、少しでも興味のある人はぜひその体験を聞きに来てください。

日 時   2012年4月24日(火)17:30~19:00
場 所   深草キャンパス21号館401教室
内 容   2012年度春季海外体験学習プログラムの参加報告
      
      (1)テ ― マ 「スマトラ島沖地震大津波から7年。
               津波被災地の今を訪ねる。津波復興タイ
               感ツアー」
         訪問国・期間 タイ王国 9日間 

      (2)テ ― マ  「貧困の中で生きる人々と出会い、向き合
               う旅」
         訪問国・期間 フィリピン共和国 12日間

      (3)テ ― マ  「世界の屋根ヒマラヤの国
         環境を守る「バイオガスプラント」支援活動」
         訪問国・期間 ネパール連邦民主共和国 8日間
  

【お問合せ先】
ボランティア・NPO活動センター
     深草キャンパス 075-645-2047 (1号館1F)
     瀬田キャンパス 077-544-7252 (青志館横)
     E-Mail:ryuvnc@ad.ryukoku.ac.jp

「復帰」を教える

4月22日の沖縄タイムスの記事です。

どのように「復帰」を教えるのか、考えるのかが重要です。復帰を経験している世代自身は「復帰」をどのように考えて、これからの琉球をつくっていくのか。琉球人自身による議論が必要です。

学校教育の中で琉球の歴史を学び、これからの琉球を考える授業ができることには大賛成です。

新城俊昭沖縄大学客員教授の「沖縄歴史を学びたい学生は多いが、学ぶ機会が少ない。一時的な取り組みではなく、必修化にするなど、体系的な仕組みを整えることが重要」という指摘は重要です。





 復帰を知らない世代が増える中、県教育庁は21日までに、復帰前後の状況や今後の沖縄の在り方について教えるよう依頼する通知文書を、県立高校へ送付した。特定のテーマについて指導の取り組みを求める通知は異例。同庁県立学校教育課は「復帰40周年を、もう一度沖縄の過去を学ぶきっかけにしてほしい」としている。(新垣晃視)

 同庁は昨年11月、復帰40年の節目を機に「県民一人一人がより豊かさを実感し、自信と誇りを持てる沖縄の創造に向かってスタートできる」ことを狙い、「社会科や特別活動などで復帰後40年の沖縄の現状と課題、課題解決について生徒の認識を深める」よう求める文書を発送した。

 3月21日には、授業で復帰を取り上げた経験のない教諭らに配慮し、戦後沖縄の歩みや米軍基地問題などをまとめた11枚の参考資料を送付した。

 「慰霊の日」については、取り組み内容を問うアンケートを毎年実施しているが、復帰については「知っている範囲では見たことがない」(同課担当者)。「沖縄の歴史を学びたい」と願う生徒らの声や、議会の要望を受け、通知を出すことにしたという。

 県内の高校では、学習指導要領以外の教科を選べる「学校設定科目」、または日本史の中で復帰に触れるチャンスがあるが、いずれも選択制で、学ぶ機会は限定されている。沖縄歴史教育研究会のアンケート(2007年)では、復帰の年月日を正確に回答できた高校生はわずか11%にとどまり、歴史教育の拡充の必要性が浮き彫りになった。

 同会顧問の新城俊昭沖縄大学客員教授は「沖縄歴史を学びたい学生は多いが、学ぶ機会が少ない。一時的な取り組みではなく、必修化にするなど、体系的な仕組みを整えることが重要」と話した。

 通知を受け各校では、専門家を呼んだ講演会や、資料、副読本を使った授業などを予定している。

龍谷大学で民際学研究会開催します。


龍谷大学社会科学研究所「島嶼経済とコモンズ~民際学を通じて~​」と国際開発学会「島嶼社会の振興開発と内発的発展研究部会」と​の共催により、山口県立大学の安渓遊地教授の講演会と交流会を開​催いたします。内容は次の通りです。

(講演会)
2012年4月28日土曜日13:00~17:00

場所:龍谷大学深草学舎紫英館研究室304(建物の3階になりま​す)

内容:講演 「島人と進める地域研究」
      ―大正期の物々交換を求めて種子島から与那国島を歩​く―
   講師 山口県立大学 安渓遊地教授
   コメンテーター 龍谷大学 松島泰勝教授

(交流会)
時間:同日17:30より

安渓先生を囲んで、講演内容に限定せずに、様々な意見を交換でき​る場を設けております。
参加の申し込みは、eメールにてお願いします。

 e10m762@mail.ryukoku.ac.jp

担当 一木久治
(当日の研究会の模様は、後日、当ホームページにて公開いたしま​す)

石巻、雄勝、南三陸から戻りました

昨日、大津に戻りました。石巻の社会福祉協議会の阿部さん、石巻​専修大学の坂田学長にお会いし、今の石巻の様子、被災地での今後​の活動について、貴重なお話を伺いました。

雄勝では高橋さんに現​在の地域の様子や支援活動の内容を伺った後、特産物を買いました​。南三陸町は今回初めて訪問しました。新年度から開設された庁舎​で町長にお会い、お話を伺いました。

ボランティアセンターに行く​と、琉球からボランティアに参加された方が生産・販売された「復​興チョコ」を買い求めました。売上金が復興資金になるとのことで​す。町役場の及川さんに被災地を案内して下さいました。破壊され​た街、寸断された道や線路、仮設住宅の生活、プレハブでつくられ​た復興商店街、子供たちが避難した道や体育館等を話して下さいま​した。

復興計画もつくられ、復興の工事も始まっていますが、被害​があまりにも大きく、色々な面での支援活動が必要だと改めて強く​感じました。地域の方々も自らで復興活動を進めており、地域外の​人々と多様な形で協力しながら復興支援をすることができます。

「​被災地を見て、泊って、そして買い物をする」ことも被災地にとっ​て大きな支援になると、私があった方々が話されました。

今、仙台にいます。これから雄勝、石巻に行きます。

昨日、授業をおえて、新幹線で仙台に行きました。京都よりもすこし肌寒いです。

今日は、おがつ店こや商店街にいきます。昨年、雄勝の特産物を大学で販売し、特産物の硯石を学生が洗うボランティアをさせていただきました。

地域の経済・生活復興を進めている地域です。また石巻市復興災害支援課、石巻専修大学を訪問して、学長や阿部さんにお会いする予定です。

昨年、お二人を大学に招き、講演をしていただきました。阿部さんには私たちのボランティア活動のために大変お世話になりました。

被災地の今をこの目で見て、復興支援活動のために何ができるかを考えさせていただきたいと思います。

今日から被災地に行きます

今日の午後から、南三陸、石巻、雄勝に行ってきます。学生、教職​員が被災地、被災民とともに、どのような復興活動ができるのか、​関係者の方々に相談し、考えできたいです。

被災地の訪問は、昨年​8月以来ですが、この目で、被災地の今を見てきたいです。

大型プロジェクトは島の経済を浮揚させるのか

4月11日の八重山毎日新聞です。

社説では「大型プロジェクトの新たな国営土地改良事業を「ポスト新空港」として1年でも早く着工を求めるべきだ」と主張している。大型プロジェクトにより島の景気浮揚を期待している。これまで宮良川土地改良事業など、石垣島で行われた大型プロジェクトによりなぜ島の環境が大きく破壊されたのかを考える必要があるのではないか。大型プロジェクトにより環境が破壊されたら、島の主要産業である観光業に甚大な影響を与えるだろう。

新石垣空港建設によって島の経済は発展したのだろうか。次から次に大型プロジェクトを島で実施した場合、島はどうなるのだろうか。その投下資金は島の中で循環せずに、外に出ているのではないか。地道な内発的発展を志向すべきではないか。




突出する自衛隊問題
 中山義隆市政が就任3年目に入り、折り返しの年度を迎えた。これまでの市政を見ると、現在新港地区で過剰とも思われる450人もの隊員が、実弾入りの銃も携行して物々しく北朝鮮のミサイル防衛を展開するPAC3の配備で顕著なように、前市政と比べて自衛隊問題が突出して目立った。

 今回の問題では70代の女性が「私たちは節約して生活しているのに、こんなに大勢の自衛隊員を送り込んで税金の無駄遣い」と指摘していたが、確かに今回の自衛隊配備では巨額の税金を投入して「防衛省にうまく石垣と与那国が各種訓練や自衛隊配備の地ならしに利用されている」と不快感を持っている市民は少なくないはずだ。

 市長は自衛隊に関しては、保守系市長ということもあってほぼすべて容認の姿勢にある。しかし一方で自衛隊を歓迎しない市民も大勢いることを念頭に、去る7日に視察に訪れた渡辺周防衛副大臣が全面否定していた石垣への自衛隊配備問題も、市民の間に無益な対立、争いをつくらないよう全市民の市長として対処すべきだろう。

■力量問われる折り返し点
 ところで折り返し点を迎えた12年度の施政方針演説で市長は、東日本大震災の教訓を生かして災害に強いまちづくり、地域経済の浮揚策、新石垣空港開港後の経済振興、市役所庁舎建て替えなどを中心に数々の施策を掲げ、公約の「日本一幸せあふれる石垣市」に強い決意を示した。

 さらに去る2日の年度始め式では、観光客が激減し経済情勢が悪化している中で、新空港開港と10億円余の一括交付金活用に職員の奮起を求めた。確かにこれらは市の当面の課題であり、折り返し点の市政65周年は、市民の大きな期待を受けて就任した中山市長の手腕と力量が問われる年度といえる。

 特に経済対策は市民が最も注目している施策だ。市長は本年度の地域経済浮揚策として伊原間中学校新築、学校給食センター建て替え、農業体質強化基盤整備促進事業、食肉センター建設などの公共事業を挙げたが、それだけでは新石垣空港建設が完了する中でいまひとつ迫力に欠ける。

使途がソフト事業に限定されているが、10億円余の一括交付金を景気浮揚にどう絡めるかだ。

 さらに本年度に全体実施設計に入る大型プロジェクトの新たな国営土地改良事業を「ポスト新空港」として1年でも早く着工を求めるべきだ。

 本年度末の来年3月にはいよいよ待望の新石垣空港が開港する。その割に新石垣空港を取り巻く国内の経済情勢は芳しくない。しかし何とか八重山の振興発展に生かさなければならない。

■“市民目線”の改革
 市長も施政方針や年度始め式でこのことを強調し対策も挙げていたが、一日も早く官民一体の推進本部を立ち上げるなど対策を急ぐべきだ。市長がいうスピード感が役所の業務全般で十分に発揮されているようには見えない。

 市長は大きな公約だった学校給食費の無料化を第3子以降を対象に実施に踏み切った。今後の課題として、全国で広がりを見せている非婚の母子・父子に対する所得税法上の「寡婦控除」適用も検討してもらいたい。現在対象外となっていることから宜野湾市などが「みなし適用」し、公立保育所の保育料などを減免しているという。

 消費増税をめぐり役人や政治家の身を削る努力が求められている。折り返し点の中山市政にも、就任当時期待されたこうした“市民目線”の思い切った改革を望みたい。

島嶼防衛強化のためのPAC3配備

4月15日の八重山毎日新聞の記事です。

「住民の安全を守る」という「大義名分」によって島嶼防衛を着実に行おうとする日本政府の戦略が明らかになりました。しかし、発射情報を巡り日本政府が混乱し、発射時の島内警報装置が機能しない等、かえって島嶼防衛の不安定さ、危険性が明らかになりました。既成事実を積み上げて、島を基地にし、ミサイルのターゲットにしようとしています。





北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルの発射に備え、八島地先の新港地区に配備されていた自衛隊は14日、撤収を始めた。北朝鮮のミサイル発射は失敗に終わり、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)など迎撃態勢が発動されることはなかったが、動的防衛力や島しょ防衛の強化を盛り込んだ新防衛大綱をめぐり、さまざまな憶測を呼んだ。

 石垣空港には同日午後、撤収に向けてC-130輸送機が着陸し、人員と資材の移動を開始した。新港地区は同日も厳重な警備が敷かれ、警備に当たっていた警察官は、いつまで規制されるかとの問いかけに「もうしばらく」と答えた。

 石垣島には空自約100人、陸自約350人、車両は約140台が配備されていた。第一陣は3日に到着していた。

 自衛隊から市に入っている情報によると、PAC3の発射機2基とミサイルは17日に輸送艦で移送される予定。陸自の部隊や関連装備は19日までに移動を完了させる予定だ。

 今回の大規模部隊配備は自衛隊史上、施設外で初めて。新防衛大綱に基づいた動的防衛力、島しょ防衛強化を具現化したものとの見方が広がった。

 「住民の命を守る」という大義名分のもとにPAC3が配備される一方、射程をめぐっては住民間に不公平感を招く結果となった。

 尖閣諸島中国漁船衝突事件に続く北朝鮮のミサイル発射問題は、否が応でも国際社会の波に洗われる国境の島としての現実を浮き彫りに。隣の、あるいは近くの国と、どうつきあっていくか、地元の意思が問われてくることになりそうだ。

心に響く唄を聞きました

昨日は、上智大学の宮城大蔵さんと大阪市立大学の真喜屋美樹さん​という2人の琉球人とともに、琉球の現状、沖縄研究の課題等につ​いて意見交換しました。

その後、琉球人で、昨年デビューした歌手​のアラカキヒロコさんの唄を聞きました。心の底まで届く、深い唄​でした。ここでも若い琉球人がチバッテおり、嬉しい気持ちになり​ました。

http://fridge.nobody.jp/

新琉球学、ポロック

今、東京にいます。昨日は、まず国立近代美術館に行き、ジャクソン・ポロックの絵画展を見に行きました。私は高校のころ美術に大変のめりこんでいましたが、ポロックの絵も感動した絵の一つでした。

イランにあるポロックの代表作も見ることできました。魂がゆすぶられた、ひと時でした。

美術館の本屋で沖縄プリズム1872-2008という本を買いました。琉球併合後の琉球の美術史(それはまた政治史でもありますが)を見通せる本であり、読み、見るのが楽しみです。

夕方から藤原書店に行き、藤原社長、編集員の小枝さんと雑誌「新琉球学」の内容、ゆいまーる琉球の自治in徳之島について話し合いました。

琉球人の主体性が前面にでる雑誌にしたいです。新琉球学とは「研究のための研究」ではなく、植民地主義下にある琉球、琉球人を解放(脱植民地化)するための学問だと私は考えています。

話し合いの後、高田馬場のハイビーで交流会をしました。

第11回 ゆいまーる琉球の自治うまんちゅのもあいin 徳之島

以下の通り,ゆいまーるの集いが開催されます。参加されたい方は、メールにて私にご連絡下さい。

第11回 ゆいまーる琉球の自治うまんちゅのもあいin 徳之島





場所:徳之島伊仙町

スケジュール
2012年5月18日~20日、徳之島伊仙町において第11回ゆいまーる琉球の自治の車座の集いを開催予定。

5月17日 鹿児島市内において、今回の集いに関する記者会見、地元関係者との交流会
5月18日午後から徳之島フィールドワーク。古代史(カムィヤキ遺跡)等の見学、よる交流会

5月19日朝10時から夕方まで、よる交流会
報告者予定
①米軍普天間飛行場の徳之島移設反対運動
②サトウキビとTPP、徳之島における核燃料再処理工場問題
③疎開船の悲劇
④「復帰40年」と「復帰60年」を考える
久保明伊仙町長も報告をする予定。

5月20日午前 うまんちゅのもあいの総括、NPO総会 

帝国に抗い、脱植民地化を実現​するための取り組み


知念ウシさんからのお知らせです。帝国に抗い、脱植民地化を実現​するために非常に大切な琉球人の活動だと思います。





4月12日は普天間返還合意発表から17年目の日です。


「カマドゥー小たちの集い」では、「忘れてないよ」「約束守れ」​と
午後6時から第3ゲート前で、キャンドル集会やります。


固定化ならん!
補修じゃなくて、飛行停止!
統合するなら、嘉手納じゃなくて、県外で!


キャンドルはいくつかはこちらも準備しますが、
500mlのペットボトルとねじとろうそくが身近にあれば、


持ってきてください。現地で作ります。
緊急な呼びかけですが、どうぞめんそーれー。
まじゅん 取組さびらな!

旧少年会館取り壊しに反対します

先の日曜日、旧少年会館に行き、座り込みと集会に参加しました。
南灯寮の先輩である、嘉手納さんと会うたびに、久茂地小学校廃止、少年会館の廃止の問題を訴えていました。街から子供たちが消えたら、久茂地には人が生活できなくなります。行政と日本企業が結託して、金儲けの街にしようとしています。「復帰とはなんであったのか、米軍統治時代とは何であったのか」を考える空間としての旧少年会館は琉球人にとって必要な場所です。

振興開発により、すでにあるものを改修して使うのではなく、取り壊し、新たに作るという方法がまかり通り、
立法院ビルも反対運動があったにもかかわらず、なくなりました。

このままでは那覇は歴史を感じられない、薄ペラな、人工的な街に成り下がってしまいます。





沖縄少年会館
日本復帰前の1966年全国からの寄付金で建設された沖縄少年会館の建物が今壊されようとしています。私たちは、復帰前の沖縄の歴史文化を伝えるために保存活用すべきだと訴えています。
構造的にも改修は可能ですが、那覇市は公用車の駐車場にするために解体を急いでいます。

ニュース610の復帰40周年特集「変わろう沖縄残そう沖縄」の3月22日版ですが
県外の方&見逃した方も多いと思いまして、録画をyoutubeにアップしました。
http://youtu.be/5WI3GTZ9F_Y

今日、琉球に帰国します

今日、琉球に帰国します。

明日は、オキスタ107のメンバーと会い、琉球の脱植民地化、脱基地化、「沖縄研究」のあり方等について意見交換ができればと思います。また今年、藤原書店から出版される予定の「復帰」40年を巡る議論や意見についても話しあいをしたいです。大変、楽しみです。

また、南灯寮の先輩である嘉手納さんとともに、琉球における日本企業の支配状況を客観的、具体的に明らかにするための資料を収集します。

図書館等に行き資料を集めるとともに、行政機関にも問い合わせて目的の資料を集め、分析したいと考えています。

琉球の風、土のにおいを感じ、琉球人の生きる息吹に触れる時間がもてたらと思います。

ハワイのうちなーんちゅと  Skype(スカイプ)さびら

非常に興味深く、楽しい講座が始まります!
しまんちゅスクールのブログから紹介します。




「Skype(スカイプ)」っておもしろそうだけど、どうやって使うんだろう?

興味はあるけど、まだチャレンジしてみたことのない方のための1コイン講座です。

Skypeは、世界中のSkypeユーザーに無料でビデオ通話できる便利なソフト。

講師の先生から使い方を習った後、ハワイのうちなーんちゅと、Skypeを使って、ゆんたくしてみませんか?(プロジェクターを使って、みんなでレッスンします)

英語でもいいし、うちなーぐちでもOK。(日本語でもOKですよ)
(英語とうちなーぐちの簡単なあいさつ例もご紹介します)

★講師
<沖縄側>
親川志奈子先生(オキスタ107、しまんちゅスクール英語講師)
<ハワイ側>
ブランドン・イング先生(ハワイ4世うちなーんちゅ、御冠船歌舞団、しまんちゅスクール英語講師) with 大城ふみえさん(ハワイ2世うちなーんちゅ、ブランドンさんのご祖母様)

日時:4月7日(土)14時~15時
場所:しまんちゅスクール (宜野湾市嘉数4-17-16)
参加費:500円(資料代込)

事前お申し込みをうにげーさびら。 (お名前とご連絡先をお願いします)

お申し込み・問合せ先
しまんちゅスクール(担当/照屋)
電話: 098-943-6945 (10:00~17:00。もし担当が外出中の場合は、恐れ入りますが、留守番電話にメッセージをお願いします。折り返しお電話させていただきます)
メールアドレス: teruya@ryukyukikaku.com    
担当:照屋

PAC3,沖縄島、宮古島に初めて上陸

4月4日の琉球新報の記事です。

沖縄島と宮古島に初めてPAC3が上陸しました。
島嶼防衛の強化、実体化が着々と進められている。

それに伴い、自衛隊も約800人が新たに配備される。PAC3が配備されない与那国島にも50人がくるという。

県幹部が北朝鮮に対し「毅然とした態度を示す」といっているが、そのような態度を示し、ミサイル攻撃の対象となって島々が爆破されたらどうするのだろうか。




北朝鮮の「衛星」打ち上げに備え、自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が県内に初めて搬入された3日、那覇港浦添埠頭(ふとう)と宮古島市の平良港下崎埠頭でPAC3を積んだ船舶から関連車両が続々と姿を表すと“有事”の雰囲気が漂った。

「衛星」対応で県内に派遣される自衛官は約900人と大規模であることが判明したが、同省は人員数を公表していない。どの程度の規模が適しているか、根拠が乏しいまま、配備を進める状況は、防衛計画大綱などを基に同省が進める南西諸島強化の“地ならし”にも映る。県や自治体は協力姿勢を示しつつ、自衛隊との距離感に戸惑いも浮かぶ。

 PAC3とともに、自衛官が石垣島に450人、宮古島に200人、本島の航空自衛隊那覇基地と知念分屯基地(南城市)に各100人配置される。PAC3が配備されない与那国に陸上自衛官ら50人が入る予定だ。

■レーダー使用前倒し
 3日に防衛省と内閣官房、消防庁が県庁で開いた県内市町村などへの説明会では、今年夏以降に運用開始予定としている空自那覇基地与座岳分屯基地(糸満市)の新警戒管制レーダーFPS―5を前倒しして使用する意向が示された。

 同レーダーは弾道ミサイルを探知・追尾する。担当者は供用開始までさまざまな試験や手続きがあるが、それをクリアした上で使いたいとした。一方、宮古島と久米島、沖永良部の自衛隊基地のレーダーも機能に応じて使う考えを説明。PAC3や自衛官を派遣する地域に配置する連絡調整員を多良間島に置くことも明らかにするなど、より大掛かりな作戦であることを印象付けた。

 南西諸島の防衛力強化を打ち出している防衛省が「衛星」打ち上げを好機と捉える思惑も垣間見える。同省関係者は「通常の部隊配備とPAC3配備は違う」としつつも「今後、自衛隊が受け入れられやすくなるとの期待がある」と力を込める。一方、政府高官は「それはうがった見方で、淡々とやっているだけ」と強調した。

■過剰な警戒感持たず
 関係自治体にとって「衛星」落下の可能性が示されれば、「大げさ」と言えない状況もある。「(今回のPAC3配備は)防衛省のやり過ぎ」との指摘があることを認識した上で、県幹部は「そう言える判断材料を持ち合わせていない」と冷静に語る。

 この幹部は「北朝鮮がどう動くか分からない。楽観的でもなく、かといって過重な警戒感を持たずに政府と協力していきたい。北朝鮮に毅然(きぜん)とした姿勢を示すことも必要だ」と述べた。

PAC3配備によって石垣島の平和、生活が破壊される

3月31日の八重山毎日新聞の社説です。

石垣島へのPAC3配備により、修学旅行がキャンセルされたという。9.11後におおぜいの観光客がキャンセルした状況と似ている。日本は本気に外交努力をして、関係諸国と協議をし、北朝鮮を説得したのか。韓国に行ったのだ総理は関係諸国と会談していない。

消費税増税に忙しく、ミサイル発射中止の外交努力をほとんど行わず、迎撃ミサイル装置を石垣島に配備しようとしている。

島嶼経済の柱である観光業、その関連産業は大打撃を受けるだろう。日本政府はその損害賠償をするのだろうか。
PAC3の配備は、先島諸島をミサイルのターゲットにするだけでなく、島の経済も混乱させるものとなろう。基地は住民を守らず、経済を発展させないのです。




惑千万な北朝鮮「人工衛星」

■平和な島に国際問題の火の粉
 国際社会の深刻な問題が、八重山に降ってきた。北朝鮮の人工衛星と称する長距離弾道ミサイルが、石垣市や西表島の上空を通過するというのだ。

 北朝鮮は国際海事機関(IMO)に対し、4月12日から16日の午前7時から正午の間に発射すると通告、国際社会の説得にも応じない。それどころか正当性を主張、ロケットを迎撃すれば宣戦布告とみなす、と挑発的である。

 北朝鮮は2009年にも衛星として長距離弾道ミサイルを発射、日本上空を飛び越し、太平洋に着水させた。ミサイル開発技術と人工衛星のロケット技術は同じで、ロケットに爆弾や核を載せるのか、衛星を積むかの違いである。

 国際社会の抗議を突っぱねて強行に打ち上げた「衛星」というものは、どの国の観測機器も補足していない。瀬戸際外交を繰り返してきた北朝鮮に、「衛星打ち上げ」を純然たる宇宙開発技術実験と思っている国はないだろう。国際社会は兵器力を誇示して国威発揚、新指導者のアピールの手段と見ている。

■強硬姿勢変えぬ北朝鮮
 今回の衛星の打ち上げも事実上、長距離弾道ミサイルの発射で、専門家は射程距離をグアムまで延ばして米韓日をけん制するものという。そのミサイル1段目の燃料タンク部分は韓国西方沖、2段目をフィリピンのルソン島東海上に落下させるというが、石垣島の上空を通過するルートだけに住民は穏やかでない。

 国連安保理決議違反として自制を求める日米韓を中心とする国際社会に、北朝鮮は真っ向から反発、中止する姿勢はない。今回は同国に寛容な中国やロシアも明確に反対の姿勢を示し、中止を求めている。

 しかし、北朝鮮は聞く耳を持たない。発射を強行し、故金日成(キムイルソン)主席の生誕100年祭で国民に軍事力を鼓舞、新指導者の金正恩(キムジョンウン)氏の指導力を誇示するものと見られる。

 郡民にとって、身勝手なミサイル打ちあげは迷惑千万である。外交努力で何とか回避してほしいが、これも難しい情勢だ。例え爆弾を搭載していなくても、どこに部品が落下するのか分からない。

■八重山に大きなダメージ
 石垣市では、昨日まで自衛隊の迎撃ミサイルPAC3の配備地調査が行われた。その地は八島町の新港地区が最有力という。田中直紀防衛相は30日、にも自衛隊法に基づく「破壊命令」を発令、部品落下の不測の事態に備える体制に入った。近海には海自イージス艦も配備される。

 この平和な島にミサイルが持ち込まれるのは残念でならない。いやおうなしに国際問題に巻き込まれ、住民は戦時中、防空壕(ごう)に隠れた先人と同じ経験をすることになる。

 北朝鮮ミサイルの部品が落下すれば危険が及び、迎撃すると国際紛争の火種になる。

 この騒ぎですでに本土からの修学旅行のキャンセルがあり、北朝鮮が発射を通告している期間中、航空機の運航時間もどのようになるのか分からない。漁業も住民生活も制限される可能性もある。

 島の基幹産業である観光も大きな影響を受けることになる。これは誰も望まない。国は発射を回避するよう最後まで外交努力を重ねてほしい。

 この問題は今後も尾を引く恐れも含む。先島防衛の論争にも拍車をかけかねない。私たちは平和な島を望んでいるのである。

基地の周りにクリアゾーンをつくらない日米両政府

3月30日の琉球朝日放送の番組です。

米国内ではクリアゾーンをもうけて、墜落、騒音、低周波等の住民への影響を低下させて、墜落の危険性を回避させています。琉球にも同じ人間が住んでいるにもかかわらず、クリアゾーンを日米両政府はもうけようとせず、新たな基地を作ろうとしています。

このような人種差別措置が行われているのが、植民地・琉球です。いつまで琉球はこのような差別的な取り扱いに我慢しなければならないのでしょうか。





原告団の団長島田善次さんは「なんとしてもこの普天間から爆音を追放し、心をひとつにして頑張ろうと思っております」と話しました。

弁護士の新垣勉さんは「静かな日々を送る、もっとも当たり前の憲法の基本的な人権を、なぜ今の司法が実現できないのかという近代社会の根本を問う訴訟でもあります」と話しました。

普天間基地周辺に住む住民が国に対して騒音被害を訴える第2次普天間爆音訴訟が30日、提訴されました。原告は3129人、第1次訴訟のおよそ8倍です。

原告は普天間基地の騒音差止めや騒音被害による賠償金・51億円を求めています。第1次訴訟では、騒音被害だけでなく、ヘリコプター特有の低周波音による被害も認定されましたが、原告が強く求めている航空機の飛行差止めは日本政府はアメリカ軍の運用を制限できないとする「第3者行為論」によって認められませんでした。

今回の訴訟で原告は、原告の住宅に騒音が届かないようにしなければならないと、日本政府の責任を強く追及していきます。


宜野湾市の真ん中に位置する飛行場。普天間基地は市の全面積のおよそ25%を占めています。

普天間基地の南側、フェンスのすぐ側に位置する上大謝名地区。ヘリや固定翼機が離着陸するたびに日常をかき消す激しい騒音が発生しています。

この日、公民館では三線教室が開かれていました。

参加者「相変わらずひどいです。うるさいです。我々が一生懸命三線弾いているときでも聞こえなくなってストップするときもあります。」

三線の先生「これはもう非常にこたえますよ。」


女性「やっぱりそこに住んでみないと、周囲の人はどうでしょうかね。辛さ分からないですよ。(飛行機飛ぶ)(男性:この音ですよね)これまだまだいいほうですよ。」

三線の先生「時間の選びようが無いんですよ。何時だったらいいとかね、静かだったら。それがないんです。」

この上大謝名地区では、航空機の騒音発生回数は、2万5千回あまり。多いときには、3万回を超え、2007年には100デシベル以上が278回。


これは、1997年以降の騒音のグラフです。常に、車のクラクション以上の大きさで、ひどいときには飛行機のエンジンの近くと同じくらいの騒音が発生しています。


2004年8月のアメリカ軍ヘリ墜落事故。事故報告書には、運動場でサッカーをする子どもたちが見えたというパイロットの証言が記されていて、危険と隣り合わせの日常が垣間見えます。


砂川かおりさん「普天間基地のような状況は異常だと思います。」

環境法を専門とする砂川かおりさんは、アメリカ国内の基地と比較して、普天間の危険性を指摘しています。

砂川さん「アメリカのその軍事基地というのは、墜落の危険性とか騒音がありますので、基地の周りにですね、ある程度空間を確保しなければいけないと」


砂川さん「これはサンディエゴにあるミラマーの基地ですけども、これ滑走路があって、で、クリアゾーンがあって、事故危険区域が、1.2があると。」

クリアゾーンとは、墜落の危険性が高い区域のことで、その区域では建物を建てることができず、普天間基地も例外ではありません。


砂川さん「滑走路があって、このクリアゾーンと呼ばれる地域があって、で、この白いこの区域が境界線になりますね。ですので、住宅地域にもかかってしまってると。」

普天間基地では、墜落の危険性が高いクリアゾーンの中に、学校や保育所など、18の公共施設があり、およそ3600人が暮らしています。

また、去年沖縄防衛局が発表したヘリコプターの飛行経路は、住宅地の大部分を覆い、決められたルートを逸脱したものでした。きょう提訴された普天間爆音訴訟では、この青い部分の住民が原告の対象となっています。

返還が決まったSACO合意からもうすぐ16年。県内移設という「たらい回し」を前提としている間に、2回目の爆音訴訟が提訴され、この事態を放置する、日本政府の責任が追及されます。

琉球人の精神的独立のための試みが始まります

オキスタ107の琉球人が、琉球の脱植民地化、今日、精神的独立のための画期的な試みを始めます。私も大変注目しています。


1.オキスタ トークスト―リーゆんたく会を沖縄国際大学(5-306)で午後3時から5時まで開催します。
Decolonizing Uchinaa と題して、ハワイにいるRinda Yamashiroと知花めぐみさんと崎原千尋さんが以下の内容について話をします。

1)早稲田会議雑感&違和感、2)ハワイDMZ(脱軍事化)フィールドトリップ報告、ハワイ語イマージョンスクール見学報告、になっています。

2.親子で学ぶ、うちなーぐち講座。今日から6月25日まで全12回。午後7時から8時まで。
場所は、宜野湾にある琉球館にて。詳しくは shinakosan is okinawanのブログを見て下さい。
http://shinakosan.ti-da.net/e3954659.html


多くの方々が参加してほしいと思います。

ゆたしくうにげーさびら。!

『民際学の展開ー方法論、人権、地域、環境からの視座』の出版

私が編著させていただいた本が出版されました。執筆者の方々には4月中には本が大学から送られてくると思いますので、お待ちください。執筆者、研究会に参加して、議論をして下さった方々に心よりお礼申し上げます。





『民際学の展開 方法論、人権、地域、環境からの視座』

龍谷大学社会科学研究所叢書 第95巻

松島泰勝/編著 出版社名 : 晃洋書房
出版年月 : 2012年3月
ISBNコード : 978-4-7710-2351-2
(4-7710-2351-4)
税込価格 : 2,940円
頁数・縦 : 273P 22cm



商品の内容[要旨]

当事者としての民衆は自らが抱える、どのような諸問題を研究課題とするのであろうか。生活者としての当事者が直面する諸問題は、個別的、具体的な状況の中で発生し、展開している。よって民際学の研究も具体的な人、状況、機関、場所、組織などに基づいた具象性の強い内容となる。

[目次]

当事者の学問としての民際学の可能性;
第1部 民際学の方法論
(越境する民際関係―当事者の科学と人びとのくらし;
土法科学と生活者;河上肇と民際学;
マーケティングの現在から見た民際学の課題);

第2部 民際学と人権
(外国人の人権と民際学;
ケアと民際学―高齢中国帰国者へのケアネットワークの形成;
大学と大学中退者の貧困の関係をめぐる民際学的考察―ある大学中退者の聞き取りを通じて);

第3部 民際学と地域(京都における民際学的実践;住民と協働する未来学的実践―パラオにおける気候変動への対応から;
志布志湾開発と住民運動―民際学の視点から見る研究者と住民運動の関係);

第4部 民際学と環境(環境・開発・民際学;
ツバルと琉球による民際交流の可能性―島嶼民として海面上昇問題にどのように取り組むのか)


著者紹介松島 泰勝 (マツシマ ヤスカツ)  

1963年琉球・石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。那覇高校、早稲田大学政経学部卒業後、早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。博士(経済学)。在ハガッニャ(グァム)日本国総領事館、在パラオ日本国大使館において専門調査員として勤務。東海大学海洋学部准教授を経て、龍谷大学経済学部教授、NPO法人ゆいまーる琉球の自治代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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