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プロフィール

Yasukatsu Matsushima

Author:Yasukatsu Matsushima
1963年琉球石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。

その後、東京、グアム、パラオ、沖縄島、静岡、京都、滋賀にて学び、働き、生活する。

著書に『沖縄島嶼経済史―12世紀から現在まで』藤原書店、2002年
『琉球の「自治」』藤原書店、2006年
『島嶼沖縄の内発的発展―経済・社会・文化』(編著)藤原書店、2010年、
『ミクロネシア―小さな島々の自立への挑戦』早稲田大学出版部、2007年
『琉球独立への道』法律文化社、2012年
『琉球独立論ー琉球民族のマニフェスト』バジリコ、2014年
『琉球独立ー御真人の疑問にお答えします』Ryukyu企画、2014年
『琉球独立宣言ー実現可能な5つの方法』講談社文庫、2015年
『民際学の展開ー方法論・人権・地域・環境の視座から』(編著)晃洋書房、2012年
『琉球列島の環境問題ー「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ』(編著)高文研、2012年
『3・11以後何が変わらないのか』(共著)岩波書店、2013年
『島嶼経済とコモンズ』(編著)晃洋書房、2015年
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第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島 10

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徳之島の犬田布にお住いの大谷博昭さんです。徳之島,請島(徳之島と加計呂麻島の間の島),沖永良部島で教員をされていました。現在、伊仙町文化財審議委員,伊仙町観光協会理事,伊仙町犬田布民謡保存会長,伊仙町加工組合員のされています。20日に、大谷先生が齊藤さんと私を島の各地を案内して下さいました。後日、紹介します。


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午前中の集いに、徳之島在住の他の住民の方も参加し、貴重な発言をして下さいました。


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島のおいしい弁当を食べた後、徳之島交流ひろば、ほーらい館において集いを開催しました。大きなスクリーンがあり、報告者はパワポ等を使い、分かりやすく話をすることができました。


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最初に、藤原社長が「自治」とは何かについて話しました。自治は人間の本能であり、個々の自治的自覚が島を変えていく。官治ではなく、本当の自治が重要であると話しました。会場の参加者からは、「自治」を普段つかっているが、本当の「自治」の意味を聞くことが出来て、今日は、来てよかったと言って下さる方が何人かおりました。


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本集いの共催団体である、自治労徳之島地区の代表者の方からもご挨拶を頂戴しました。会場の準備、前日の島の見学、交流会準備、住民への広報等、本当にいろいろとお世話になり、心よりお礼申し上げます。


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会場からも熱心な意見、質問が出て、報告者との間で議論が展開されました。
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済州島の基地問題を琉球、太平洋諸島から考える

韓国の仁川文化財団研究出版から出版されている、Platform:Asia Culture Reviewという雑誌の2012.5・6,33号に

私の「済州島の基地問題を琉球、太平洋諸島から考える」という論考が掲載されました。掲載文はハングルですので、ハングルが読めます方はご参照ください。

第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島 9

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現在、琉球大学の学生である喜山さんは、徳之島出身です。徳之島の人間であることの意味、「復帰」の意味を深く考えたいと思い、今回の集いに参加してくれました。将来は教員になるという希望をもっています。このように自らの存在、自らが生まれ育った島を根本から考えようとする青年に出会い、大変嬉しく思いました。


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翌日は、一次資料をつかって前利さんが、奄美の復帰運動と泉芳朗について報告されました。沖縄(南琉球)と奄美における「復帰」に対する認識の違いがどこから生まれたのかについて、泉を通じて説明されました。

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午前中のゆいまーるの集いは車座で行いました。互いが対等な関係で発言し、意見の交換、各自の理解を深めあいました。


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齊藤さんのご紹介で、徳之島で教員をしておられ、奄美の復帰運動にも参加された方からも当時のことについてご報告が頂きました。当時のことを知るうえで、非常に貴重なご発言であったと思います。


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奄美大島から参加された新元さんからも、奄美の復帰運動についてのご発言がありました。奄美において「復帰」が総括されているのか、その意味について議論されているのかという趣旨でした。

徳之島在住の幸多さんも反基地運動を通じて沖縄と奄美との一体性、琉球文化圏のつながりの強さを感じたと述べました。奄美諸島と、沖縄・宮古八重山諸島を分離、分割するのではなく、同じ琉球文化圏の仲間として協力すべきであるとの思いを、幸多さんの発言から改めて持ちました。


琉球文化圏全体において「復帰」の意味を全体的に考える必要があります。

『琉球独立への道・・植民地主義に抗う琉​球ナショナリズム』を読み合う会

島袋 マカト陽子さんが、東京駒込にある、琉球センターとぅたっちにおいて、拙書の読書会を開いて下さります。
心より感謝申し上げます。
ゆたしくうにげーさびら。




どぅたっち読書会のご案内。6月21日から全5回(6月27日、​7月5日、7月12日、7月19日)
午後7時~9時半ころ。「琉球独立への道・・植民地主義に抗う琉​球ナショナリズム」を読み合う会。参加費 1ドリンク&夕食代と​して、1回1000円。

dotouch2009@ybb.ne.​jp

『琉球独立への道』をお持ちでない方、どぅたっちにて販売してい​ます。

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第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島 8

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次に「奄美のガンジー」と呼ばれた、泉芳郎の銅像が立つ講演に行きました。断食等をして日本「復帰」運動を率いてきたそうです。琉球では「復帰」運動のリーダーであった屋良朝苗の銅像が立つ公園はないのではないか。

今年、「復帰」40年ですが、心から「復帰」してよかったと言える社会状況でもありません。琉球にとって「復帰」とは何であったのかをあらためて考えました。

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徳之島は闘牛の島です。車で移動していると、愛称「パンダ」と呼ばれる9連勝中の牛に出会いました。車の運転をして下さった伊仙町の職員の方も闘牛の牛を持っており、闘いに出していると話されました。


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車のタイヤを重ねて牛が頭突きの練習をしているところです。日々の訓練が闘いでの成果を生むのです。


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18日夜、集い参加者の交流会を開きました。主に島外からの参加者の交流会でした。

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自己紹介をし、明日の集い参加への意気込みについて話し合いました。

第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島 7

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徳之島は長寿の島です。男女で長寿日本一、世界一になったのは徳之島だけではないでしょうか。泉さんと本郷さんが生活した場所を結んだ長寿ロードです。それだけ島が人を長きさせる力をもっていることを意味します。島の宝です。


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子供がいなかった泉さんですが、人生を楽しく、前向きに生きられたと思います。


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カムイヤキという、徳之島が日本、琉球からも独立してアジアの中で中心的な位置であった時代をつくった焼き物について四本さんが力強く語ってくれました。焼き物を諸外国に運ぶ交易拠点になったのが徳之島です。四本さん自身がカムイヤキを発見されました。


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カムイヤキが実際にやかれた場所です。このような穴の跡がいくつか横に並んでいました。



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四本さんが心をこめてカムイヤキの話をして下さっています。徳之島の人々のアイデンティティ形成においてカムイヤキが大変重要であることが理解できました。


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これがカムイヤキです。本ではカムイヤキについて知っていましたが、自分の手でカムイヤキを触り、その生産の場所に行き、実際にみると歴史の内部に触ったように感じました。


このようなフィールドワークも琉球の自治の集いにおいて欠かせないのです。





第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島 6

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アダンの木が鬱蒼と生えている通り道を歩きました。亜熱帯の植物に抱かれているようで、体が喜ぶのを感じました。


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ごつごつとした岩を足元を気にしながら歩きました。海に近付くにつれて、岩肌があらわになりました。天気も良く、島の自然を体感する上で最高の日でした。足裏によっても島を感じることができました。


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次に塩田をつくっていた場所を四本さんが案内してくれました。岩穴を通り抜けて、海岸にある岩場に行きました。頭が岩にぶつからないように注意しながら歩きました。


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岩の窪地に海水をため、乾燥させて塩を作ったのです。徳之島人の生産の営みの場所です。潮の香りが海から漂い、かつての塩生産の場面が脳裏をよぎりました。


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四本さんが太古の地殻変動が今見ることができると話されました。島そのものが博物館であり、地球の内部をみることができるのです。島がもつ歴史的な、博物誌的な重要性を改めて思いました。何十万、何百万年の時と遭遇することができるのです。徳之島という存在がもつ意味の大切さを改めて認識しました。



スコットランドの独立に関する住民投票が2014年に行われます

いよいよスコットランドが独立に向けて本格的に動き出しました。琉球も注目しています。『琉球独立への道』でもスコットランド独立について論じていますので、ご参照ください。


産経ニュースより


英スコットランドが住民投票実施へ 2014年秋、独立を問う



2012.1.26 00:07
 英スコットランド行政府のサモンド首相は25日、スコットランド議会で、英国からの独立を問う「歴史的」な住民投票を2014年秋に実施するための行程表を明らかにした。まず、住民投票に向けて同議会などで議論を深める。

 独立に反対しているキャメロン英政権は独立に賛成か反対かの二者択一の投票方式を迫っている。これに対し、サモンド首相は「住民投票の実施権限はスコットランド行政府にある」として1問目は二者択一にするが、2問目で同行政府の自治権限をさらに強化することへの賛否を問う二段階式を提案するとみられる。

 スコットランドでは昨年5月の議会選で、サモンド首相率いる地方政党スコットランド民族党(SNP)が住民投票実施を公約に掲げ、改選前の議席を大幅に上回る過半数を獲得、歴史的勝利を飾った。

 スコットランド住民の7割超は住民投票実施に賛成しているが、英日曜紙サンデー・テレグラフの世論調査では独立すれば英政府からの交付金が打ち切られるなどとして反対が43%と賛成の40%を上回っている。(ロンドン 木村正人)

第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島 5

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基地移設に反対するプラカードが島のあらゆる場所にありました。基地反対の強い意思を感じました。



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犬田布岬から見た、力強い島の形です。島人の心の強さが島の形にも表れています。


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四本さんの島の地理史についての説明を皆で聞いています。この目で島を見て、感じることの重要性をあらためて思いました。実際に島に来ることは本当に大切です。


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戦艦大和の慰霊碑です。毎年、慰霊祭が行われるそうです。徳之島沖で大和が撃沈されたという小説に基づいてこの碑が作れたそうですが、実際に沈没したのは別の場所であったようです。


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乗組員の中に琉球人の名前の方がありました。故郷に向かう大和の中で琉球人は何を思っていたのでしょうか。

第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島4

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徳之島の石絵を屋根をつけて守っており、島の文化や歴史に対する島人の愛情を感じました。


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くわずいもです。琉球文化圏に来たことを改めて実感しました。日本とはやはり違います。


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犬田布騒動の記念碑の前です。犬田布義戦ともいいます。薩摩藩のサトウキビ収奪に対するシマ人の抵抗運動です。母間騒動という抵抗運動も発生しました。このような抵抗も島人の自治運動ということができます。自治的自覚をもって抵抗したのです。


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騒動は支配者側からの命名であり、徳之島の人からみると「義戦」となります。ものをみるとき、どの立場からみるか、考えるかという、当事者性が重要になります。

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四本さんが義戦について熱く語って下さいました。このような抵抗の意思が、現在の反基地運動、反TPP運動につながっていると思います。

宮本憲一先生との対話研究会 「地域開発の歴史を振り返る」

龍谷大学社会科学研究所「島嶼経済とコモンズ」共同研究

元滋賀大学学長 宮本憲一先生との対話研究会

「地域開発の歴史を振り返る」


 長年にわたって、地域開発の問題に取り組まれてきた宮本憲一先生をお招きして、講演会を開催します。

内容は下記のとおりとなります。今回の企画は質問時間をできるだけ確保し、十分な質疑ができるように計画しております。なお、申込者多数の場合は、先着10名様を持って締め切らせていただきます。また、今回はWEBでの参加はできません。誠に申し訳ございませんが、あらかじめご了解の程、宜しくお願いいたします。



                      記



日時:2012年6月2日(土曜日) 13:00~17:00

場所:紫英館3階松島泰勝研究室304に集合してください

対話テーマ:「地域開発の歴史を振り返る」



申し込みは一木氏までメールにて                              以上

e10m762@mail.ryukoku.ac.jp

第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島3

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徳之島子宝空港につきました。島の方々が子供を本当に愛していることが空港名から分かります。


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伊仙町教育委員会の職員で、島の歴史民俗資料館の館長の四本さんが島を案内して下さいました。集落と集落をつなぐ橋が徳之島には多く、そのひとつの橋です。橋がなかったころは、子供たちが谷底まで下って昇って学校に通っていたそうです。谷の底には昔の発電所も見えました。


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島中に基地反対のプラカード、看板がありました。日米合意で徳之島への普天間基地移設案は消えておらず、島民は現在でも基地移設反対の意思を示しています。


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次に行った場所は、島の方が大きな石に絵を彫り込んだ巨石がいくつかあるところでした。いつ頃、誰が、なぜ、このような絵を描いたのか分からないそうですが、シマ人が何かを下記の抗争とした意思を感じ取ることができました。


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船の絵が多く、後で行くカムイヤキをアジア各地に運んだ徳之島人が航海史を書き残したのかとも想像しました。
無文字時代の琉球の人々が後世の私たちに何を言いたかったのかを読み取ろうと、じっと絵を見つめました。


第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島2

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琉球出身者が鹿児島に移住し、店を出していた場所だそうです。天文館という繁華街の中にあります。琉球と鹿児島との歴史を感じながら歩きました。


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藤原社長と小さな飲み屋に入りました。カラオケで琉球の唄をうたうと、「沖縄の人かね」と言われました。琉球に用事で行っていた人もいました。からお年寄りが楽しそうに唄を歌い、ママさんも庶民的で心地よい時間を過ごしました。鹿児島の庶民の方と触れることができました。


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私たち琉球人は南から奄美諸島、薩南諸島を見ますが、鹿児島から見た島々です。ホテルの朝食でも島々の特産物がバイキングに並んでいました。鹿児島が島々から構成されていることを改めて実感しました。

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私は本来沖縄島から徳之島にわたりたいと思っていましたが、現在、両島をつなぐ飛行機の運航はなく、船で行くか、鹿児島経由で行くかしかありませんでした。鹿児島で、今回のゆいまーるの集いの記者会見があるとのことで、鹿児島に飛行機で行きました。鹿児島から奄美諸島へのプロペラの小型の飛行機が主です。奄美諸島間ではさらに小さな飛行機となります。JALの経営悪化でジェット機からプロペラ機に変更された航路もあります。同じ琉球でも、交通の便において沖縄県の島々との違いがあります。

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小さな飛行機でしたが、アットホームな感じもあり、良かったです。

第11回ゆいまーる琉球の自治 in 徳之島

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私はまず那覇から鹿児島に向かいました。前利さんのご紹介で今回のゆいまーるの集いについて記者会見をするためです。鹿児島の空港売店で、ご当地商品が売られていました。


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九州男児という言葉から、琉球と九州、鹿児島との違いを直感しました。

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南日本新聞社本社に行き、文化部の方と、今回の集いについて話をさせていただき、また写真を撮られました。しかし、集いの前日、当日の紙面には掲載されませんでした。後日、報道されるのでしょうか。前利さん、掲載されましたら、お知らせください。


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鹿児島の中心街にある山形屋デパートです。以前、琉球の国際通りにも山形屋があり、私も小さいころ、行った思い出があります。今はありません。鹿児島による琉球の経済支配の象徴的な存在でした。現在の琉球は日本の都市部に拠点を置く資本による支配が顕著になっています。


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夜の交流会には、南方新社の向原さん、鹿児島大学の杉原さんと酒を飲みました。向原さんは脱原発を掲げて鹿児島知事選に出馬すると決意表明されており、その心情、作戦等について話し合いました。鹿児島の民意が動き、向原さんが当選されることを願っております。

花城さんからのメール、提案

花城さんから次のようなメールを頂戴しました。
貴重なご提言、感謝します。





松島泰勝様



 私は今年還暦を迎える自営業の一市民です。「ゆいまーる琉球」のブログをみています。充実したブログなので、読み応えがあります。

(因みに『琉球の「自治」』も読んでいます。)

 感想ですが、そこには奄美を含めた全島をカバーした横断的な連帯が感じられ、素晴らしいと思います。

ただそれが依然「連絡会」のようなものになっていて、それ自体は長所的な特徴ではありますが、同時に「限界」も感じられます。

またおっしゃる「内発的発展」にしても、たとえばそれが飛行機などの乗り物、インターネットや携帯などの通信の発達も考えれば、

「内発」の在り方について、その方面からの検証も必要ではないかと思います。

たとえばコール・センターがいいものだとは思いませんが、しかしそういうものが必要とされる時代に生きていることも事実です。


あるいは非暴力についても、これを琉球の非武装化として考えておられるのであれば(私もこれに賛同する者ですが)、

そのための方策を今のうちから立案し、さらに実践的に取り組んでいく必要があろうかと思いますが、まだそこまで踏み込んだ議論は行われていません。



 さて上述のように、「ゆいまーる琉球」が「連絡会」のようなレベルに留まっているとしますと、

それは日米両政府や県政に対する抵抗運動としては機能しますが、主導的な「つぎの手」が打たれてはいないと思います。

抵抗運動に留まらず、創造的な独立運動としていくためには、「連絡会」のような内輪的な連帯に留まらず、

もっと全県民・市民を巻き込むような運動にしていかなければなりません。そうしなければ、とても体制の厚い壁を壊していくことはできないでしょう。

これが釈迦に説法だとしても、依然として、貴方と「ゆいまーる琉球」に向かって言い得ることだと思います。



 たとえば、私は志のある市民(有志)の起業による「ゆいまーる琉球企業連合」のようなものを想像します。

農業・漁業を基盤として、流通なり何なりの仕組みを組織し、貴方がおっしゃる「もう一つの市場経済」を形成して、そこに多くの人たちが就業する……とか、

イスラーム式無利息の「市民バンク」を導入する……とか。

私は貴方のような志のある経済学者(有識者)によるプロジェクト・チームによって実質的なプランが立案され、提唱されていくことを期待します。

貧困や失業の不安の中で働く人たちを功利主義的な企業に追いやることなく、本土資本のリゾート・ホテルの従業員に追いやることもなく、

もっと魅力ある「ゆいまーる琉球企業連合」に加盟する企業に呼び込んで、雇用の便宜を図れば、

とくに意識の高くない人たちでも、脱経済成長路線に参与し、脱基地運動に参与できるのではないでしょうか。

ひいては投票行動を通して政治を変革する担い手になって、ハコモノ公共工事のゼネコン体質から脱却して、

もっと堅実かつ不可欠な事業に従事できるようになるのではないでしょうか。

琉球の独立はそのような実務的現実を既成のものとすることによって可能となりましょう。

それ以外には、独立は「絵に描いた餅」でしかないと考えます。実現ための仕組づくり、組織化こそ、

今後早急に求められることではないかと考えます。ぜひ建設的なご提案をお願いいたします。





 ところで私はいま、琉球の主立ったNGOなどの動きを一元的に伝えることのできるホームページをつくろうと思っています。

とくに集会案内など、個別にホームページを検索しなくても、一括して見ることのできるような情報掲示板のようなものを設けたいと考えています。

多くの人がそれを見て、集会に参加(動員)できるといいと思っています。貴ブログもぜひ載せたいのですが、よろしいでしょうか。



花城豊

新川明さん、大田昌秀さんからの励ましに感謝

昨日は伊仙町教育委員会の四本さんのご案内で、徳之島のいろいろな場所を歩きました。くわしくは後日、私のブログでお伝えします。

今回は、徳之島出身で現在、琉球大学の学生で自らの存在や島のアイデンティティを求めている喜山さん、作家の目取真俊さんをはじめ13人が島外からの参加となります。

今日は朝から島の歴史、文化、政治経済について議論を行います。午後からは300人規模の参加になろうと言われ、会場とも活発に意見を交換してみたいです。沖永良部島の前利さんが司会をします。


昨日、徳之島の集いに参加している西浜さんが『世界』の最新号に書かれている新川明さんの論考をみせてもらいました。

新川明さんが私の本『琉球独立への道』を大変、評価して下さった文章を読みました。先日、琉球新報でも大田昌秀元知事が同書を評価して下さり、大変、嬉しく、同時に身が引き締まる思いをしています。

諸先輩方の励ましの言葉をむねに、今後の議論、研究、活動、教育にチバリたいと思います。

今日、徳之島に行きます。

いま鹿児島にいます。昨晩は、反原発を掲げて鹿児島知事選に出馬する予定の、南方新社社長の向原さん、鹿児島大学教員の杉原さんにお会いしました。向原さんがなぜ知事選に出ようと考えたのかを教えてもらいました。心から応援したいと思います。


今日は徳之島に行きます。今日は、島を歩き文化や歴史を学び、明日、伊仙町にて、ゆいまーるの集いを開かせていただきます。お近くの方はふるってご参加ください。
ゆいまーる琉球の自治in徳之島プログラム

1.日  時 2012年5月18日(金)、19日(日)

2.場  所 徳之島伊仙町

3.開催形式 主催:NPO法人ゆいまーる琉球の自治 
共催:自治労大島(奄美)地区本部 

4.日  程

【5月18日】 現地視察(14:00~17:00)
 琉球弧の考古学史上最大の発見といわれるカムィヤキ遺跡(伊仙町阿三)、米軍普天間飛行場移設候補地(天城町)などを視察。カムィヤキは11世紀~14世紀頃に、琉球列島全域と九州の一部で流通していた類須恵器である。1983年、その類須恵器の大規模な窯跡群が伊仙町阿三で発見され、徳之島が中世琉球列島の交易の中心地であったことがわかった。カムィヤキ窯跡群は、2006年に国指定史跡に認定された。

【5月19日】 ゆいまーる琉球の自治in徳之島(伊仙町「ほーらい館」、10:30~17:30)
(1)復帰運動と泉芳朗(前利潔:ゆいまーる琉球の自治理事)午前中
 2012年は沖縄復帰40年、2013年は奄美復帰60年。奄美諸島の復帰運動のリーダー、泉芳朗(奄美大島日本復帰協議会議長)は徳之島伊仙町出身。

(2)「TPPと徳之島農業~琉球弧の視点から~」(松島泰勝:龍谷大学国際経済学科教授)
 TPPは島嶼農業を破壊するものであり、沖縄での議論、TPPそのものの問題性等を整理し、徳之島に与える影響等について報告。

(3)「疎開船の悲劇~武州丸からのメッセージ~」(幸多勝弘:徳之島郷土研究会)
 1944年9月25日、徳之島から九州への疎開者を乗せた「武州丸」は、諏訪之瀬島北端、北西13キロ付近で米潜水艦に撃沈された。武州丸には徳之島から154名が乗船していた。生存者は10名に過ぎず、疎開者148名、乗組員11名が犠牲となった。武州丸は、対馬丸と同じく政府の命令に基づく疎開船であったが、武州丸の犠牲者には、何の補償もされていない。武州丸の悲劇を語り継ぐ運動を報告。

(4)「核燃料再処理工場徳之島立地案の意味する問題」(樫本喜一:大阪府立大学)
 徳之島など、1970年代に存在した核燃料再処理工場離島立地案の問題点を、日本の原子力開発の歴史とともに報告。これは、現在の高レベル放射性廃棄物の処分場問題にもつながってくる現在進行形の問題でもある。

(5)「米軍基地移設反対運動と徳之島の将来像」
 2010年4月18日、徳之島で開かれた米軍基地移設反対集会には、徳之島の総人口(約2万6千人)の約6割にあたる1万5千人が参加した。なぜ徳之島島民は、米軍基地移設を拒否したのか。徳之島の将来像とともに報告。


今日、琉球に帰国します。

今日、琉球に帰国します。12日の国際シンポ、13日の「復帰」​シンポ、14日の県庁訪問、にーぬふぁぶし参加、15日キリ学大​シンポ、基地活動、5.15集会、16日沖縄諸島フィールドワー​ク、17日鹿児島記者会見、18日から20日までの徳之島ゆいま​ーるの集い等、充実した日々になります。チャモロ人をはじめ、多​くの方と議論し、交流したいと思います。

「復帰」、ぬーやるばーがー?


つぎのようなイベントが開催されますので、皆様ふるって参加して​下さい。私のところには神奈川からこのシンポのために参加したい​という方も連絡が入っています。「復帰」とはいったいなんなんだ​ろうかと、過去形ではなく、現在進行形の問題として考えて、議論​してみたいと思います。NHKの取材グループも特番制作のために​入る予定です。

しまんちゅスクールのブログに入ると、大きなチラシを見ることが​できます。

しまんちゅスクール
shimanchuschool.blog.fc2.com


「復帰」、ぬーやるばーがー?
5月13日(日)14:00~17:00(13:30開場)
沖縄国際大学7号館201教室
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日経新聞朝刊の「時事解説」

今日の日経新聞朝刊の「時事解説」に私のコメントが掲載されまし​た。
編集委員の杉野さんがまとめてくれました。先日、私の研究室​に来て下さり、話を聴いて下さいました。

機会がありましたら、お​読みください。

ゆいまーる琉球の自治in徳之島

もう一度、徳之島での住民の集いのお知らせをします。
参加されたい方は、今週11日の午前7時ごろまでに私の方までご連絡ください。
来週になりましたら、直接旅行会社に申し込んでください。






ゆいまーる琉球の自治in徳之島プログラム

1.日  時 2012年5月18日(金)、19日(日)

2.場  所 徳之島伊仙町

3.開催形式 主催:NPO法人ゆいまーる琉球の自治 
共催:自治労大島(奄美)地区本部 

4.日  程

【5月18日】 現地視察(14:00~17:00)
 琉球弧の考古学史上最大の発見といわれるカムィヤキ遺跡(伊仙町阿三)、米軍普天間飛行場移設候補地(天城町)などを視察。カムィヤキは11世紀~14世紀頃に、琉球列島全域と九州の一部で流通していた類須恵器である。1983年、その類須恵器の大規模な窯跡群が伊仙町阿三で発見され、徳之島が中世琉球列島の交易の中心地であったことがわかった。カムィヤキ窯跡群は、2006年に国指定史跡に認定された。

【5月19日】 ゆいまーる琉球の自治in徳之島(伊仙町「ほーらい館」、10:30~17:30)
(1)復帰運動と泉芳朗(発表者は交渉中)
 2012年は沖縄復帰40年、2013年は奄美復帰60年。奄美諸島の復帰運動のリーダー、泉芳朗(奄美大島日本復帰協議会議長)は徳之島伊仙町出身。

(2)「TPPと徳之島農業~琉球弧の視点から~」(松島泰勝:龍谷大学国際経済学科教授)
 TPPは島嶼農業を破壊するものであり、沖縄での議論、TPPそのものの問題性等を整理し、徳之島に与える影響等について報告。

(3)「疎開船の悲劇~武州丸からのメッセージ~」(幸多勝弘:徳之島郷土研究会)
 1944年9月25日、徳之島から九州への疎開者を乗せた「武州丸」は、諏訪之瀬島北端、北西13キロ付近で米潜水艦に撃沈された。武州丸には徳之島から154名が乗船していた。生存者は10名に過ぎず、疎開者148名、乗組員11名が犠牲となった。武州丸は、対馬丸と同じく政府の命令に基づく疎開船であったが、武州丸の犠牲者には、何の補償もされていない。武州丸の悲劇を語り継ぐ運動を報告。

(4)「核燃料再処理工場徳之島立地案の意味する問題」(樫本喜一:大阪府立大学)
 徳之島など、1970年代に存在した核燃料再処理工場離島立地案の問題点を、日本の原子力開発の歴史とともに報告。これは、現在の高レベル放射性廃棄物の処分場問題にもつながってくる現在進行形の問題でもある。

(5)「米軍基地移設反対運動と徳之島の将来像」(大久保明:伊仙町長)
 2010年4月18日、徳之島で開かれた米軍基地移設反対集会には、徳之島の総人口(約2万6千人)の約6割にあたる1万5千人が参加した。なぜ徳之島島民は、米軍基地移設を拒否したのか。徳之島の将来像とともに報告。


【徳之島へのホテルパック】
 ゆいまーる琉球の自治in徳之島への参加については、羽田空港発、伊丹空港発、鹿児島空港発のホテルパックを準備しましたので、下記により、ご利用ください。

 出発の3週間前から取消料がかかる関係上、3週間を切った申込みについては、原則、手配完了日に入金する必要があります。出発は5月18日ですから、3週間前は4月27日です。パック用の座席が埋まってしまった場合は、手配できない場合がありますので、早めに申し込んでください。便によっては、料金が異なる場合があります。宿泊はホテルレクストイン徳之島(18、19日、シングルルーム)です。

(1)羽田空港発着 料金66,300円~
 5月18日(羽田空港発)~5月20日(徳之島空港発)

(2)伊丹空港発着 料金62,800円~
 5月18日(伊丹空港発)~5月20日(徳之島空港発)

(3)鹿児島空港発着 料金48,800円~
 5月18日(鹿児島空港発)~5月20日(徳之島空港発)

(4)申し込み先
西川旅行センター鹿児島支店 担当(下野)
TEL:099(260)3811 FAX:099(260)3810

グアムと琉球のつながりを知る番組

昨日、NHKの宮本さんから電話があり、5月12,13日の沖国​大でのシンポの模様を取材したいとの希望が改めて伝えられました​。宮本さんは以前、私の研究室に来てもらい話をしたことがありま​す。グアム、琉球を継続的に取材し、基地を巡る島の人々の動きを​住民サイドで明らかにしたいとおっしゃっていました。

これまでグアムで取材したものを基にした番組が5月11日のNH​K特集で報じられる予定で
すので、皆さん見て下さい。エドさん、ホープさん、リサさん、レ​オンゲレロさん、
マイクさん等も出られるようです。

NHK取材班は5月11日から15日まで琉球にいて、特にチャモ​ロ人の発言や行動に焦点を合わせた取材をし、8月の衛星放送で特​別番組を放送するようです。グアムと琉球とのつながりを深く知る​ことができる番組なることを期待しています。

沖縄、グアムの脱軍事基地、脱植民地化をめぐる議論


次のようなイベントが沖国大で開かれます。大変、議論が盛り上が​り、新たな発見や刺激があるものになるという予感がしています。​大変楽しみです。皆様もぜひお越しください!

民官学連携・国際シンポジウム
「沖縄、グアムの脱軍事基地、脱植民地化をめぐる議論」

●日時:2012年5月12日 13時~18時 (12時30分​会場)
●場所:沖縄国際大学7号館201教室

●プログラム

13時~14時:ドキュメンタリー映画:「Insular Empire(離島の帝国)」の上映会

14時~16時:パネルディスカッション
パネリスト:
マリリン・マニブサン(元グアム議会議員、NGO代表)
エドワード・アルバレス(グアム政府脱植民地化委員会事務局長)
マイケル・ベバクア(グアム大学教員、NGO代表)
松島泰勝(龍谷大経済学部教授、ワッタールーチュー)
知念ウシ(カマドゥ小たちの集い、ワッタールーチュー)
友知政樹(沖国大経済学部准教授)

ディスカッション・コーディネーター:桃原一彦(沖国大総合文化​学部准教授)
総合司会:照屋みどり(ワッタールーチュー)
通訳:親川志奈子(オキスタ107、ワッタールーチュー)、赤嶺​ゆかり(オキスタ107、沖国大非常勤教員)

20分休憩(会場より質問用紙を回収)

16時20分~18時:討論

主催:沖縄国際大学経済環境研究所(創立40周年記念シンポジウ​ムの一環として)、ワッタールーチュー、平和と正義のためのグア​ム連合
共催:グアム独立に関する作業部会、NPO法人ゆいまーる琉球の​自治
お問合せ先:沖縄国際大学沖縄経済環境研究所 ( 098-893-7967 <研究支援課直通> )

★事前のお申し込みは不要です。また、参加費は無料です。

13時から上映のドキュメンタリー「離島の帝国」↓↓

「離島の帝国」のブログは、こちらから。

「復帰」と9条

5月4日の宮古毎日新聞の記事です。

みやこ9条の会が集いを開きました。「沖縄の日本復帰40周年にあたり、平和憲法を守り、下地島空港の軍事利用反対、先島地域への陸上自衛隊配備反対を掲げて幅広い運動を展開する決意を表明する」とのアピールがなされました。9条があるにもかかわらず、先島諸島では軍隊の基地が配備されていようとしています。

「沖縄の復帰は、日本への復帰というよりも、この平和憲法の下にありたいということだったのではないか」という気持ちで復帰運動世代は復帰運動をしたのだと思います。

琉球では自らの人権を守る闘いが「復帰」前から現在までも続いています。日本社会の中では、声を出さなければ、踏みつけられ無視されるだけです。




平和と憲法を語るつどい(主催・みやこ九条の会)が「憲法記念日」の3日、カママ嶺公園にある「憲法九条の碑」の前で行われた。同会の会員や趣旨に賛同する市民らが集い、平和憲法の理念を守る活動などを続ける決意を新たにした。


 「沖縄の日本復帰40周年にあたり、平和憲法を守り、下地島空港の軍事利用反対、先島地域への陸上自衛隊配備反対を掲げて幅広い運動を展開する決意を表明する」とのアピール文を採択した。


 代表世話人の一人、仲宗根將二さんは現憲法制定、施行までの経緯を話すと共に「宮古の、沖縄の、日本の、そして世界の反戦平和を語り合う集いとしたい」とあいさつした。


 意見交換では「沖縄の復帰は、日本への復帰というよりも、この平和憲法の下にありたいということだったのではないか」「(現憲法の)理念が実現できるよう努力していかなければいけない」「宮古島への地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)の配備は北朝鮮のミサイル発射を口実にした自衛隊配備の『地ならし』だ」などの意見が出た。


 参加者の一人は「これまでも憲法を変えようとする動きはあった。今、その可能性が最もあるという危機感がある。どう守るのかが大きく問われている」と訴えた。


 第2次世界大戦を体験した参加者からは「戦争は住民を守らない。どのような圧力があったとしても、戦争には絶対に反対していく」と強い口調で決意を語った。


 みやこ九条の会は2006年に発足し、会員は現在約120人。07年から毎年憲法記念日の3日に「つどい」を開催し、平和憲法を守るための意見や情報交換を行い、現憲法を守る活動を続けている。

宮古諸島のTPP問題

2011年12月15日、12月7日の宮古新報の記事です。

日本政府はTPPを推し進めようとしています。これにより琉球の農業が壊滅的な影響を受ける事が予想され、農業者は強くTPPに反対しています。日本政府は、宮古八重山諸島の農業を破壊して、その跡地に基地を作るつもりなのか。

TPPの背景にある市場原理主義の考え方を再検討して、これに代わる島の経済の将来像を示す必要があります。




宮古地区農業振興会 (会長・下地敏彦市長) 主催のTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加阻止宮古地区農業者大会が14日、 JAおきなわ宮古地区ホールで開催され、 農家代表をはじめ関係機関・団体職員ら300人以上が参加し、 TPP締結によって宮古のサトウキビおよび肉用牛などが壊滅的打撃を受けるとして、 農業を死守するために政府の交渉参加に断固反対する姿勢をアピール。 運動継続を宣言し、 ガンバロウを三唱して気勢を上げた。

 この大会は同振興会が主催し、 宮古島市と多良間村、 それにJAおきなわ、 宮古製糖、 沖縄製糖、 宮古郡農業共済組合、 各地区サトウキビ生産組合、 宮古和牛改良組合が協賛団体として、 宮古地区では初めて開催されたもの。

 主催者代表で下地市長は、 「交渉は例外を認めない貿易自由化交渉であり、 関税が撤廃されればサトウキビが全廃し、 肉用牛の75%が消滅すると試算され、 宮古の農業は壊滅し地域経済も崩壊するという深刻な事態を招きかねない。 また、 金融や保険・医療など24分野に影響を及ぼすことが予想されている」 と言及した。

 この上で下地市長は、 「地域農業の生産基盤確立と住民が安心して暮らせる社会を守るため、 交渉への正式参加に断固反対する。 政府が交渉参加を断念することを宮古から訴え続けよう」 とアピールした。

 議事では情勢報告、 生産者代表の決意表明に続いて、 大会宣言、 大会スローガンの朗読が行われ、 拍手で採択。 宣言では、 「離島県の離島である宮古地域の農業は壊滅的な打撃を受け、 崩壊の危機にひんすることは必至」 とした上で、 宮古への影響額がサトウキビで346億円、 肉用牛で40億円が見込まれているとし、 「宮古の実情を無視し、 交渉参加を決めた政府の協議経過を注視し、 豊かな自然を守り安全な食料を確保するため、 農業者の総意として交渉参加阻止まで運動を継続する」 とした。

 スローガンは、 ▽TPP交渉参加を阻止し、 地域の農業と関連産業を守り育てよう▽継続的な運動を展開し、 サトウキビ・肉用牛の生産基盤を強化しよう▽地域農業の生産拡大を図り、 豊かな自然と国土の多面的な機能性を守ろう▽地域関係者の一体的な取り組みにより、 安全で安心な食料を確保しよう│の4項目。

 仲井真弘多知事 (代理・比嘉俊昭農林水産部長)、 平良隆市議会議長、 JA沖縄中央会の小那覇安優会長 (代理・金城秀之専務) が激励あいさつに立ったあと、 参加者がガンバロウ三唱で気勢を上げた。



宮古地区農業振興会 (会長・下地敏彦市長) の評議員会が6日午後、 JA宮古地区機械化営農センターで開かれ、 貿易自由化を目指すTPP (環太平洋経済協定) に日本が交渉参加することを阻止する宮古地区農業者大会を、 14日午後3時からJAホールで開催することを決めた。 動員は300人規模となっており、 サトウキビや肉用牛が壊滅的打撃を受けるとして、 反対する農家の声を内外に強く発信する。

 11月に野田佳彦首相が交渉参加を正式表明したことを受け、 県内では先月22日に全県を対象とした農業者集会が那覇市内で催され、 農家ら1000人が参加し、 交渉に断固反対することをアピールした。 また、 八重山地区でも大会が催されている。

 このような状況を踏まえ、 同振興会を中心に宮古地区での集会開催を検討。 同日の評議員会では、 JAおきなわ宮古地区本部の岡村幸男本部長らが内容を審議。 事務局案の 「集会」 から 「大会」 に名称を変更して内外に強くアピールすることを確認した。

 また、 サトウキビ生産や和牛改良の両組合をはじめ、 製糖工場、 農業委員、 生産法人、 農業関係機関・団体を対象に呼びかけるほか、 式の概要などを決めた。 当日はノボリ旗を掲げ、 大会宣言やスローガンを採択し、 交渉参加阻止に向けてガンバロウを三唱する。

 JA沖縄中央会が農林水産省資産に基づいて算定した宮古島市と多良間村の影響額は、 2009年度生産額をベースにサトウキビ345億7000万円、 肉用牛39億8000万円で、 これに酪農や鶏卵を含めると総額は386億2000万円に上るとしている。 生産量減少率はキビ100%、 肉用牛75%で試算した。


アイヌ民族副読本問題

アイヌ民族副読本に関し重要な問題が発生し、急遽、抗議活動が行われることになりました。アイヌ民族に対する日本人の歴史修正主義が行われています。これは琉球人にとっても他人事ではない、深刻な問題であると思います。

2012年4月26日
国土交通大臣 前田 武志 様


旭川アイヌ協議会、アイヌ民族の権利を取り戻すウコ・チャランケの会、
アイヌ・ラマット実行委員会、埼玉教職員組合、埼玉高等学校教職員組合、全国労働組合連絡協議会、石川洋子(ペウレ・ウタリの会会長)、弥永健一(数学者)、岩崎正芳(埼玉県人権教育研究協議会事務局次長)、上原成信(沖縄一坪反戦地主会関東ブロック顧問)、宇梶静江(アイヌ・ウタリ連絡会代表)、小笠原信之(ジャーナリスト)、金 時鐘(詩人)、金 東鶴、辛 淑玉(被差別日系研究所)、谷口 滋(前東京教組委員長)、土井 彰(東京教組書記長)、中山千夏(作家)、朴 慶南(エッセイスト)、長谷川和男(「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会事務局長)、平田 幸(レラの会代表)、松島泰勝(龍谷大学教授)、丸山未来子(おんな組事務局)、森本孝子(平和憲法を守る荒川の会共同代表)、梁 澄子(日本軍「慰安婦」問題解決全国行動2010共同代表)


抗議並びに申し入れ

 アイヌ民族に関わる貴官庁の努力に対する敬意とともに益々の発展を祈念いたします。

 さて、昨年12月以来、道議会において一議員が㈶アイヌ文化振興・推進機構(以下、財団)発行の小・中学生用副読本「アイヌ民族:歴史と現在―未来を共に生きるためにー」に対する質疑を繰り返すと共に、先住民族アイヌに対する差別と加害の歴史の改ざんに向けた政治介入が行われてきました。

その結果、財団はそうした政治的な圧力に屈して3月27日付文書「平成23年度版『アイヌ民族:歴史と現在』について(通知)」を全国の教育委員会に送付し、副読本の記述の「修整案」を示して記述の削除と修整を求める異常な事態が進行しています。

また副読本の編集委員会が解散させられ、現在、新たな編集委員の選任が行われています。そのことは、「修整案」にとどまらない今後発行される副読本の歴史記述の全面的な改ざんにつながるのでは
ないか、その危険性が強く懸念されます。

私達は、こうした一議員、行政機関、財団などによる副読本への異常な政治的介入に驚くとともに、こうした強権的な歴史の改ざんをやめて早急に撤回することを抗議と共に強く要求します。

言うまでもなく、私達は副読本が子ども達にとってよりわかりやすく正確に記述されることを拒むものではありません。

これまでも副読本の改善は重ねられてきましたし、その結果、とりわけ現行の副読本は内容も充実してわかりやすく、新聞でも報道されたように配布希望者が急増して在庫が足りなくなるなど社会的に高評価を得ていました。それは、現行副読本の編集委員会が、アイヌ民族当事者や現場で教育実践を積み重ねてきた教員で構成されていたことと無縁ではありません。

そうした成果が、不当な政治介入で無にされることを私達は恐れます。もし、仮に修整が必要な点があるならば、政治的圧力のない環境の中で、アイヌ民族の意見を尊重し編集委員会の義務と責任において真摯に議論され行われるべきです。

 今回の「修整案」では、小学生用副読本に関して6か所、中学生用副読本に関して5か所の削除・修整が示されています。(その中には、用語の正確化など前述のように修整が検討されても合理性のあるものも数か所あります。)

 同議員は道議会の質疑において、小学生用副読本の「1869年に日本政府は、この島を『北海道』と呼ぶように決め、アイヌの人たちにことわりなく、一方的に日本の一部としました」との記述をやり玉にあげて「アイヌの方々が先に北海道に住んでいて、それを日本人が奪ったという誤った認識が広がっているので、それは違うとしっかりと広報してもらいたい」などと発言しています。

それは道庁の「北海道本島は日本固有の領土」(1993年1月・参議院の政府答弁書)との答弁も踏み台にしたものです。その結果、副読本の「修整案」では「一方的に日本の一部とし」の部分が小・中学生用共に削除が求められています。これは後述のようにアイヌ民族に対する差別であり加害の歴史の改ざんに他なりません。

道庁の議会答弁では「日本固有の領土」論の根拠は、「ロシアとの国境画定において我が国固有の領土であることが前提であった」(同答弁書)ことにおかれています。

しかし、2007年9月に『先住民族の権利に関する国連宣言』が第61期・国連総会で採択され全ての国がこれを受諾している現在、この先住民族アイヌの存在と「自決権」(同宣言第3条)を否定する主張の差別と不当性は国際的にも一層明瞭になっています。

こうした先住民族差別は世界の先住民族に共通する経験であり、「国連宣言」ではまずそうした先住民族の国境内植民地化を「歴史的不正義」と断定しています。

道議会でのアイヌ民族への加害の歴史を全面否定し、歴史を逆戻りさせるような主張と政治的圧力、それに言われるがままの感のある道庁の地方自治体としての独自の責務の放棄、それを指示する関係行政組織や財団の対応はアイヌ民族に対する差別そのものです。

同答弁書の中には「具体的にいつ我が国の領土になったかは明らかではない」「(アイヌが)古くから住んでいたことは文献等で通説になっている」などと政府自ら主張の不当性を示す記述をすでに行っています。

また同議員は「国連が先住民というのと我が国がいう先住民は違う」と発言していますが、歴史の改ざんをやめ、アイヌ民族を真に先住民族として認めることこそが、アイヌ民族と日本人が対等・平等で人間的な信頼関係を切り結ぶ出発点です。

これは人種差別撤廃条約を批准し、現在、同委員会から「国連宣言」の規定した全般的な権利の実施の検討を勧告(2010年4月)されている日本政府の責務でもあります。
 
「修整案」はさらに、小学生用副読本の「・・・抗議してきました。アイヌ民族のうったえによって1997年に②だけは『アイヌ文化振興法』と呼ばれる法律になりました」の文章で「アイヌ民族のうったえによって」の削除を示し、また、中学生用ではアイヌ福祉対策に関して「この政策は国ではなく、北海道が行うために、これらの制度は北海道内だけで実施されるという矛盾を生んでいる」との記述を「これらの制度は北海道内だけで実施されている」と修整することが示されています。

これらはアイヌ民族の独自の存在を否定し、また現行のアイヌ対策の国による差別制度の責任を棚上げするものです。

 私達は、本来、副読本(教育)に対する強権的な政治的介入は許されるべきものではないと考えますし、この間の異常な政治介入で進められている副読本の歴史認識の削除・修整が、アイヌ民族と日本人の子どもたちが「未来を共に生きるため」の歴史観を培うとはとうてい考えられません。

このアイヌ民族に対する歴史の改ざんは、先住民族差別を温存し日本人を歪めるものです。これはまさに日本人問題です。副読本に関わる行政組織・財団は、早急に副読本に対するあらゆる政治介入をやめ、歴史認識の改ざんを撤回し、アイヌ民族を真に先住民族として認め、正しい歴史観を培うことのできる副読本の発行と施策を行うことを強く要求します。


以 上

民官学連携・国際シンポジウム「沖縄、グアムの脱軍事基地、脱植民地化をめぐる議論」

日 時 : 2012年 5月 12日13時~18時( 12時 30分会場)
場 所 : 沖縄国際大学 7号館 201教室


... プログラム

13時~ 14時:ドキュメンタリー映画:「I nsular Empire(離島の帝国)」の上映会
14時~ 16時:パネルディスカッション
パネリスト:マリリン・マニブサン(元グアム議会議員、N GO代表)
エドワード・アルバレス(グアム政府脱植民地化委員会事務局長)
マイケル・ベバクア(グアム大学教員、N GO代表)
松島泰勝(龍谷大経済学部教授、ワッタールーチュー)
知念ウシ(カマドゥ小たちの集い、ワッタールーチュー)
友知政樹(沖国大経済学部准教授)

ディスカッション・コーディネーター:桃原一彦(沖国大総合文化学部准教授)
総合司会:照屋みどり(ワッタールーチュー)
通訳:親川志奈子(オキスタ 107、ワッタールーチュー)
赤嶺ゆかり(オキスタ 107)

20分休憩(会場より質問用紙を回収)
16時 20分~ 18時:討論

主 催:沖縄国際大学沖縄経済環境研究所(創立 40周年記念シンポジウムの一環として)
ワッタールーチュー、平和と正義のためのグアム連合
共 催:グアム独立に関する作業部会、NPO法人ゆいまーる琉球の自治
お問合せ先:沖縄国際大学沖縄経済環境研究所 ( 098-893-7967<研究支援課直通> )

事前のお申し込みは不要です。また、参加費は無料です。

日 時 : 2012年 5月 12日13時~18時( 12時 30分会場)
場 所 : 沖縄国際大学 7号館 201教室続きを読む

「復帰」ぬーやるばーがー?

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「復帰」ぬーやるばーがー?が5月13日に開催されます。

多くの方々、是非お越し下さい。議論しましょう。「復帰」の意味を根源的に考えましょう。

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