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プロフィール

Yasukatsu Matsushima

Author:Yasukatsu Matsushima
1963年琉球石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。

その後、東京、グアム、パラオ、沖縄島、静岡、京都、滋賀にて学び、働き、生活する。

著書に『沖縄島嶼経済史―12世紀から現在まで』藤原書店、2002年
『琉球の「自治」』藤原書店、2006年
『島嶼沖縄の内発的発展―経済・社会・文化』(編著)藤原書店、2010年、
『ミクロネシア―小さな島々の自立への挑戦』早稲田大学出版部、2007年
『琉球独立への道』法律文化社、2012年
『琉球独立論ー琉球民族のマニフェスト』バジリコ、2014年
『琉球独立ー御真人の疑問にお答えします』Ryukyu企画、2014年
『琉球独立宣言ー実現可能な5つの方法』講談社文庫、2015年
『民際学の展開ー方法論・人権・地域・環境の視座から』(編著)晃洋書房、2012年
『琉球列島の環境問題ー「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ』(編著)高文研、2012年
『3・11以後何が変わらないのか』(共著)岩波書店、2013年
『島嶼経済とコモンズ』(編著)晃洋書房、2015年
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天木直人さんの琉球独立に関するご意見

天木さんが『毎日新聞』に掲載された小生の琉球独立論について前向きなコメントをして下さいました。




国民の関心が尖閣問題に釘付けになっている隙に、オスプレイの沖縄配備が強行されようとしている。 沖縄無視の数々の暴政の中でも、このオスプレイ強行配備ほど理不尽で非人道的なものはない。どこまで沖縄は差別され、踏みにじられていくのか。こうなれば独立しかないのではないか。

そう思っていたら9月24日の毎日新聞で沖縄の独立を真剣に考えている人たちがいることを知った。「そこが聞きたい」というインタビュー記事の中で松島泰勝龍谷大学経済学教授(49)が述べていた。私たちは2010年に「琉球自治共和国得連邦独立宣言」を発表したと。きっかけは、鳩山首相が公約した普天間飛行場の「最低でも県外移設」が簡単に切り捨てられたからだと。沖縄が日本の一部であり続ける限り永遠に米軍基地はなくならない、もはや独立するしかないと。

それから2年たった沖縄本土復帰40年にあたる2012年に理不尽なオスプレイが強行されようとしているのだ。これは単なるヘリコプターの機種変更の話ではない。普天間の辺野古移設とあわせた日米同盟強化の意思表示である、決して偶然ではないと松島教授は続ける。

私が注目したのは松島教授がそこで述べている沖縄独立論が決して非現実的ではないということだ。政治・経済学、国際法、民族学、社会学など総合的に見ても不可能ではないと松島教授は強調する。もちろんこれは沖縄県民が決めることである。本土の人間が押し付けるわけにはいかない。そして40年前に折角念願の本土復帰を果たしたのに、再び日本から離れるというのは不安だと考える沖縄県民がいても不思議は無い。

しかし本当にそうなのか。沖縄は差別され続け、これからもますます本土のために米軍基地化を迫られる。その一方であこがれていた日本がもはやどうしようもない日本になりつつある。日本の政治そのものが機能しなくなりつつある。日本を見捨てて逃げ出そうとしている富裕層も出て来ている。日本政府はもはや国民の生活を守れなくなってきている。

そう考えた時、沖縄独立は不安どころか明るい未来が展望できる素晴らしい構想かもしれないことに気づくはずだ。沖縄県民の多数がそう願い本土の日本国民がそれに賛同すれば沖縄独立論は大きな政治運動として発展していく可能性がある。

そしてここからが私の言いたいことであるが、沖縄独立論といい沖縄連邦共和国論といい、これこそが究極の地方主権であるということだ。みなが知ってるとおり、地方主権は、もはや橋下大阪市長の主導する「日本維新の会」やみんなの党など多くの政党が訴えている主要テーマだ。私は今後日本にどのような政党によるどのような連立政権ができようとも、地方主権は避けて通れないテーマだと思っている。

もはや官僚が決める政策を中央政府が全国の国民に画一的に押しつける時代は終わったのだ。中央政府が独占している租税権や予算配分権の一部を、地方自治体が権利として要求する。そしてそれを使って好きなように行政を行なう。これこそが直接民主主義である。

沖縄の自治共和国連邦独立宣言はその究極的な姿だ。米軍基地を撤退させ、世界に軍隊の無い永世中立を宣言し、自然と共生する自治体、観光と農水産業と自然エネルギーの自治体、それを宣言する。素晴らしい事ではないか。沖縄に限らず自分たちの目指す社会を地方自治体がどんどんと実現していく。そうすれば閉塞した今の日本は間違いなく活性化する。

沖縄独立は単に沖縄だけの問題ではない。地方独立、すなわち地方主権の象徴なのである。私が沖縄独立論を支持する理由がここにある。




天木 直人
外交評論家


2003年、当時の小泉首相に「米国のイラク攻撃を支持してはいけない」と進言して外務省を解雇された反骨の元外交官。以来インターネットを中心に評論活動をはじめ、反権力、平和外交、脱官僚支配、判官びいきの立場に立って、メディアが書かない真実を発信しています。主な著書に「さらば外務省!」(講談社)、「さらば日米同盟!」(講談社)、「アメリカの不正義」(展望社)、「マンデラの南アフリカ」(展望社)。
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米領バージン諸島、グアムと琉球とのネットワーク

10月中旬、米領バージン諸島の国連アドバイザーのコービンさん、グアム政府脱植民地化委員会のエドワード事務局長が琉球に来られました。その時の模様を以下に紹介します。写真はフェイスブックにありますので、私の名前で検索してください。



先々週、米領バージン諸島の国連アドバイザー、コービンさんを平和祈念資料館にご案内しました。台風の最中で、ニューヨーク、成田、グアムから来たばかりで寝不足でしたが、琉球の歴史、沖縄戦の実態に目を凝らしていました。

高江では伊佐さんから高江の闘いについて伺い、辺野古でも安次富さんからお話を聞きました。コービンさんは、世界の脱植民地化運動についてのホームページ、Overseas Territories Reviewを主催しており、琉球における反基地運動についての世界に紹介すると言ってくれました。

琉球の闘いが太平洋、カリブ海の人々とつながったことを象徴する写真です。

夜からは、宜野湾の琉球館において、国連、国際法を活用した脱植民地化をグアムから学ぶ学習会を開きました。親川さんの通訳をして下さり、大変助かりました。にーふぁいゆー!

友知さんがコーディネーターをして下さり、議論がスムーズに行き、議論も活発に行われました。にーふぁいゆー。皆、真剣な姿勢で議論に参加して下さいました。

新報、タイムスの記者も取材にこられました。タイムスの新里さんとは、京都で先月会ったばかりでしたが、琉球に帰国後、ジャーナリストとして頑張っておられました。新報の与那嶺さんとも初めてお会いして、色々と話が出来てよかったです。

琉球企画の照屋さん、本村さんが今回の集いを開いてもらい、にいーふぁいゆー。照屋さんからも、鋭い質問が出されました。

参加者から、それぞれの立場から質問がされ、意見の交換も行われました。コービンさんは琉球が今回が初めてでしたが、今後、国連、国際法を通じた琉球の脱植民地化に対しても関心をもち、支援して下さると思います。

お二人とも、真剣に琉球人からの質問に答え、議論をして下り、にーふぁいゆー。お二人とも自己負担で、琉球のために今回来て下さいました。コービンさんは、今、仏領ポリネシアの国連非自治地域リスト登録への支援活動を行っており、この集いが終わった後も、ホテルに戻り、スカイプで連絡を取り合っていました。エドワードさんも、タイムスの新里さんから、琉球とご自身との関係についてインタビューを受けていましたので、いつか、記事になると思います。

グアム政府脱植民地化委員会事務局長のエドワードさんです。琉球と同じように、グアムでも日本軍による住民虐殺があった話をエドワードさんから聞きました。戦後もチャモロ人の土地が奪われ、今も土地は返還されず、土地の所有権は米政府がもっているため、地代も払われていません。グアムは非常に厳しい状況におかれています。

『琉球独立への道』に関する越田さんの書評

『インパクション』187号(インパクト出版会、2012年10月)に掲載された、越田清和さんの書評をご紹介します。越田さん、にーふぁいゆー。




松島泰勝『琉球独立への道-植民地主義に抗う琉球ナショナリズム』(法律文化社、2012年) 2800円プラス税

 これは、かなり大胆・荒々しい「琉球独立」論の本だ。同じような表現が何度も何度も出てくるが、それはこの本の欠点ではなく、「琉球独立」の可能性を広い視野から考えようとする著者の熱い思いのあらわれである。著者・松島泰勝のゴツゴツした主張が、琉球や日本の反戦平和運動・反基地運動の中で、そして「沖縄」研究や平和研究の中で議論されることは、琉球と日本(ヤマト)の民衆が、米国政府と日本政府という巨大な権力に立ち向かい脱植民地化を進めていく道筋を考えることにつながるだろう。

 琉球(沖縄)独立論は、米軍支配時代からの「反復帰論」にとどまらず、沖縄が「日本復帰」した後も、繰り返し登場してくる。「復帰」が沖縄の問題を何一つ解決しなかっただけでなく、逆に日本政府や企業が推進した「開発」によって経済や社会の新たな植民地化・日本への依存が進んだからである。

しかし、独立論の多くは、新崎盛輝などに「居酒屋独立論議」と批判されてきたように、独立を実現しようと追求するのではなく、居酒屋で酔いにまかせて気炎をあげるものと批判されることが多かった。本書は、こうした独立論とははっきり一線を画し、いま世界にある国家の半数以上がかつて植民地だったという歴史をふまえ、日本と米国の軍事植民地となっている琉球も国連憲章や「植民地独立付与宣言」にある自己決定権を使って独立できることを具体的に示そうとする。

それは、「反復帰論」の最良の成果とも言うべき川満信一や新川明の仕事(「琉球共和社会憲法草案」)に学びながら、それを植民地主義とのたたかいに生かし、自治や自決、自立を人びとの手に取りしていこうという姿勢と言ってもいいかもしれない。

 本書では、琉球と深い関わりを持つハワイやグアム、フィジーやソロモン諸島など太平洋島嶼国・地域の脱植民地化運動、インドやパキスタン、スリランカなど南アジアの独立運動とイギリスからの独立をめざすスコットランドの動きが取り上げられている。なかでも、グアムの脱植民地化運動については、著者がかつてグアムに滞在し、現在も米軍基地の増強に反対するチャモロ人とのつながりをもっているだけに、とても具体的に書かれている。

 とくに2011年6月の国連・脱植民地化特別委員会で、筆者の松島泰勝がグアム政府代表団の一員として演説し「グァムと琉球は今も政治的にも経済的にも支配された植民地である。地域のあり方や行く末を決めるのは住民ではなく、日米両政府だ」と訴えたことは注目に値する。米軍再編によって沖縄にいる米海兵隊約5000人がグアムに移動するという動きの下で、グアムと琉球をバラバラにとらえるのではなく、二つの島が日米両政府によって支配されているという主張を明確にし、協力し合って米国の軍事植民地からの脱植民地化を進めるためにも、この国連での演説は重要な挑戦ではないだろうか。

 この例が示すように、琉球の脱植民地化を進めるときに、著者が重視するのは国連を使った国際的な運動だ。琉球民族は先住民族であると考え、国連の先住民族作業部会や人種差別撤廃委員会に参加し、国際法における主体として自己決定権を実現していくのである。

国連を舞台にした活動は1990年代半ばから沖縄・琉球の若い世代によって始まり、2008年には、自由権規約委員会が、琉球民族を先住民族と認め、アイヌ民族と同様に「民族の言語・文化について充分習得できる機会を与え」「土地の権利を認める」ようにとの勧告を出した。この勧告をどう実現していくかという大きな問題はもちろん残るが、国際的に先住民族と認められたことによって、日本政府に対して国連・先住民族権利宣言を使った交渉ができるようになったことの意義は大きい。

 このように、琉球の独立という問題を日本との関係だけで考えず、世界全体で進む脱植民地化プロセスの中に位置づけ直して考えようとしたことは、本書の大きな功績といえるだろう。

 著者のこうした姿勢の根底には、日本の反戦・平和運動とのつながりを重視して反基地運動を行ってきた沖縄の民衆運動への批判がある。「琉球の運動体が、その抵抗の対象である日本国の基本法である日本国憲法を基盤にするという自己矛盾の中で運動」している限り、植民地主義を克服できないからである(ⅶページ)。そしてこの批判の背後には、はっきりとした批判対象とはしていないが、沖縄の住民運動に理論実践両面で大きな影響を与えてきた新崎盛輝を批判・克服して、新しい琉球自立論と運動をつくっていこうと意図もあるようだ。

この立場を示したこと(それほど論争的にではないが)が、本書の挑戦的な点であり、それゆえに評価を分ける点だと、私は考える。

もちろん筆者は、新崎が日本国憲法だけに頼っているのではなく、沖縄の自立と自己決定権を重視し、独立も視野に入れていることをよく知っている。にもかかわらず、その実現を国際法という視点から考えず、日本という枠組みにとどまっていたことを批判しているのだ。

しかし、新崎たちが進めてきた東アジアに民衆運動とのネットワークづくりという実践、「脱北入南」という思想などを考えた時に、この批判に頷くことは難しい。それよりも、琉球の脱植民地化運動の実践と思想をさらに広げていくための議論のきっかけとしたほうがいいのではないか。

5月にニューヨークで行われた第11回期国連先住民族問題常設フォーラムに参加した「琉球弧の先住民族会」のメンバーは、「尖閣列島」について「イーグンバシマ(尖閣列島は、私たち琉球民族にとって、伝統的な領土の一部にあたります)との声明を発表したところ、日本政府だけでなく中国政府も、尖閣列島は自国の領土であるとコメントした(「先住民族の10年News 第186号」。

国連など国際社会を活動の場にしても、国家という厚い壁が脱植民地化の前に立ちはだかっていることは否定できない。日本と米国に加えて中国も、琉球の脱植民地化を阻もうとしている。本書の大胆な問題提起が、沖縄と日本だけでなく東アジアの民衆運動の中で議論されることが、今まさに必要になっている。

(『インパクション』187号(インパクト出版会、2012年10月)に掲載されました)

『 琉球列島の環境問題 ―「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ ―』

『 琉球列島の環境問題 ―「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ ―』という本が今年12月に出版されます。琉球の環境問題について、具体的にさまざまな視点から書かれています。是非お読みください!

発 行:沖縄大学地域研究所「『復帰』
40年、琉球列島の環境問題と持続可能性」共同研究班
編 集:桜井国俊・砂川かおり・仲西美佐子・松島泰勝・三輪大介
発行所:高文研 発行日:2012年12月8日 2,000円

目 次(予定)
序文                                             編集委員会
第1章 シマの今昔
 第1節 地域資源管理と生業の変化
 (1) やんばるの暮しと自然(やんばる)                       島袋正敏(山原ものづくり塾)
 (2) 共同売店に学ぶ「共有」の知恵(やんばる)                  眞喜志敦(共同売店ファンクラブ)
 (3) シマの暮らしと環境(南恩納)                             仲西美佐子(美砂の会)
 (4) クメジマボタルからの警告(久米島)                      佐藤文保(久米島ホタル館)
 (5) サンゴの島々の水環境(宮古島他)                     中西康博(東京農業大学准教授)
 (6) 「逆格差論」とは(名護)                         上山和男(一坪反戦地主北部ブロック)
     コラム 森と海と共同の力で(名護)                   輿石正(エコネット・美(ちゅら))
 第2節 大量生産・大量消費の生活様式
 (1) 都市化に伴う景観の変容(沖縄島)                            崎山正美(風水舎)
 (2) 問われるライフスタイル(那覇)                           宮良弘子(アースの会)
 第3節 リゾート開発と環境・自治
 (1) リゾート開発と自治・経済・環境問題(西表島)             石垣金星(
NPO法人西表島自然保護協会)
 (2) 町並み保存運動40年(竹富島)                       上勢頭芳徳(竹富公民館前館長)
 第4節 軍事活動による環境問題
 (1) 普天間基地の騒音問題と危険性(宜野湾)                山内茂雄(宜野湾市基地政策部元部長)
 (2) 基地跡地の環境汚染(北谷)                    照屋一博(北谷町建設経済部区画整理課長)
 (3) 辺野古の基地建設計画と環境アセスメント(名護)          真喜志好一(建築家・沖縄環境ネットワーク)
 (4) 平和な与那国島に自衛隊はいらない(与那国島)
田里千代基(与那国町議会議員)・田嶋琴江(与那国島の明るい未来を願うイソバの会)
 第5節 公共事業と環境問題

 (1) 土地改良事業は豊かな暮らしを生み出したか(石垣島)       上村真仁(
WWFサンゴ礁保護研究センター)
 (2) 「日本復帰」後の奄振事業と環境問題(奄美)              薗博明(NPO法人環境ネットワーク奄美)
第2章 問題群の構造
 第1節 「豊かな」社会を求めて…

 (1) 大量生産・大量消費の生活様式                           桜井国俊(沖縄大学教授)
 (2) 島々のリゾート開発による破壊と再生                     安里英子(沖縄大学非常勤講師)
 第2節 平和や自治を阻害する「国策」 
 (1) 軍事活動による環境問題                           砂川かおり(沖縄国際大学講師)
 (2) 植民地経済の形成                                 松島泰勝(龍谷大学教授)
 (3) 振興開発と公共事業                                桜井国俊(沖縄大学教授)
第3章 琉球列島の環境史
 第1節 島の成り立ちと琉球列島特有の環境                       目崎茂和(三重大学名誉教授)
 第2節 琉球列島における人々の営みと自然環境の変容 

三輪大介(沖縄大学地域研究所特別研究員)・平良勝保(法政大学沖縄文化研究所国内研究員)
 第3節 米軍統治時代・「日本復帰」後のシマの発展を問う                   松島泰勝(龍谷大学教授)

終 章 持続可能な琉球列島への展望                                   編集委員会

 今年は沖縄の施政権が日本政府に返還されてから
40周年の節目の年である。この機会に、琉球列島の島々が持続可能な
社会に向けどこまで歩んだのか、それとも逆走していないか、確認する作業をしてみるのは無駄ではあるまい。そしてまた、
改めて持続可能な琉球列島に向け、進むべき方向を見定めるべき時であろう。本書は、かかる問題意識のもとに、琉球列島
の各所で多様な取り組みを行っている実践者たちが、この地域に暮らす人々に伝えるメッセージである。それはまた、持続
可能な日本、持続可能なアジア、そして持続可能な地球社会を目指す人々への連帯のメッセージでもある。
 本書では、琉球列島におけるこれまでの暮らし方と直面する環境問題を明らかにし、その背景や要因を構造的に分析する。
さらに歴史的な要因を検証することで問題の根源にまで遡って理解しようと試みた。その上で、琉球列島における持続可
能性を考える視点を確立する際の手がかりを提案する。本書が端緒となって、持続可能な琉球列島を目指す多様な試みが、
百花繚乱と花開くことを願っている。

(「琉球列島の環境問題」編集委員会)

『琉球の「自治」』第2刷ができました。

拙書『琉球の「自治」』の第2刷が10月30日に店頭に並ぶことになり、先程、自宅に献本が届きました。

帯には次のように書かれています。「普天間飛行場の辺野古移設、新型輸送機オスプレイ配備・・・高まる沖縄の「日本」に対する不信感。
「沖縄は日米の植民地」「琉球自治共和国の独立」を主張する著者が、島の開発の歴史から、世界の島嶼間ネットワーク、独立運動の実例を踏まえ訴える、開発に依存しない「真の自治」への道」


まだお読み出ない方は是非お読みください!

http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=786


久米島でのゆいまーるの集いの参加しませんか!

以下のように、来月初め久米島で、ゆいまーるの集いが開催されます。
ご参加されたい方は、私にご連絡ください。


第12回NPOゆいまーる琉球の自治の集いin 久米島

1日時場所
日時:2012年11月9日~11日 
場所;久米島、兼城公民館
那覇から久米島まで船で4時間、飛行機で25分。

2宿泊場所
ホテル・ガーデン・ヒルズ098-985-2117(盛吉氏)に各自で申し込んでください。
申し込み方法:以下のツアー会社で航空券込みのパックツアーにすると格安料金になります。関東から:オリオンツアー社の落合氏に電話して申し込む:03-5725-2288

3スケジュール
11月9日午後昼食後:(バスはガーデン・ヒルズのバス29人乗り)を利用?、2~3時間
島内見学案:久米島博物館、五枝の松、マグネシウム電池工場、海洋深層水工場、平良町長訪問、比屋定バンタ、久米島ホテル館、宇江城グスク、上江洲家住宅、君南風殿内、石畳、王国時代の灌漑施設、久島紬ユイマール館、18時にFMくめじま出演・・・

午後19時より交流会(きはち)
10日の集い 午前9時
松島泰勝(本NPO理事長、龍谷大学教授)挨拶
藤原良雄(本NPO副理事長、藤原書店社長)挨拶
喜久里猛(久米島議会議長)挨拶

久米島の歴史・文化・自然、仲原善忠について島の方々が報告し、質疑応答を行います。
17時半ごろまで

19時より公民館にて交流会、久米島の伝統芸能、獅子舞等を見ることができます。また島の方々と一緒に食事をし、深く語り合うことができます。

11日午前中NPO総会と総括

バスク、カタローニャの独立運動

産経ニュースからの記事です。
バスク、カタローニャから目が離せません。琉球もまなぶことが多いです。

琉球でも、新たな政治的地位、財政自主権に関する住民投票を行うべきではないでしょうか。

【ベルリン=宮下日出男】債務危機に見舞われるスペインで21日、北西部ガリシア、北部バスクの両自治州の州議会(定数はともに75)選挙が実施された。ラホイ首相が進める財政緊縮策への反発が国内で拡大する中、ガリシア州は中央政府与党の国民党が勝利し、バスク州では独立急進派の地域政党が初参戦で第二党に躍進した。

 現地からの報道では、ガリシア州では与党国民党が議席数を38から41に増やし、単独過半数を確保。同州は国民党の牙城で首相の地元でもあることから、敗北なら首相の政権運営への打撃は必至だった。

 債務危機では現在、欧州中央銀行(ECB)の国債買い支え支援をスペインが申請するかが焦点。首相は州議選への影響を考慮して判断を控えていたとされ、今後の動きが注目される。

 バスク州では独立急進派のバルドゥが21議席を獲得、第一党を維持した穏健民族派、バスク国民党の27議席に続いた。バルドゥは分離独立を目指す反政府組織「バスク祖国と自由」(ETA)との関係が指摘される。前回選挙後に連立政権を担ったバスク社会党と国民党は後退した。

 バスク州ではETAが昨秋に武装闘争終結を宣言後、初めての州議選。結果は経済悪化を受け自治拡大を求める声が強まっていることを示した。11月25日に州議選を行う東部カタルーニャ自治州でも自治拡大を要求する動きが広がっており、ラホイ首相には地方との関係が難題となっている。




債務危機に見舞われているスペイン東部カタルーニャ自治州のアルトゥル・マス首相は25日、州議会選挙を2年前倒しして11月25日に実施すると表明した。同州は財政自主権の拡大を求めており、フランス通信(AFP)は「事実上の住民投票」と報じている。

 同州は独立志向が強く、先月には独立を訴えるデモも行われた。スペインの国内総生産(GDP)の約2割を占めるが、州側は税収の多くが中央政府に提供させられることに不満を強めている。(ベルリン 宮下日出男)

琉球独立論が平和学に突きつける課題

日本平和学会の学会誌『平和研究』において、池尾先生が拙書の書評を書いて下さいました。心よりお礼申し上げます。秋の学会でも学会員の皆さん等と琉球独立について真剣に議論したいと思います。ゆたしくうにげーさびら。

琉球独立論が平和学に突きつける課題・・・池尾靖志
(松島泰勝著『琉球独立への道――植民地主義に抗う琉球ナショナリズム』法律文化社

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4657120158/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4657120158&linkCode=as2&tag=wup-22

独立論の系譜

今週水曜日に私の論考が沖縄タイムス紙に掲載されました。ご関心がありましたら、お読みください。



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琉球独立と平和学


日本平和学会 2012年度秋季研究集会(研究集会テーマ:グローバル化した世界における平和と正義を目指して:アジアからの視点)において、「琉球独立と平和学」と題するセッションを開きます。ご関心がある方はお越し下さい。
日程:2012年11月23日(金)
会場:三重県総合文化センター(三重県津市一身田上津部田1234)
11月23日(金)午前の部 9:30-11:30 
部会(分科会からの立ち上げ部会)

「琉球独立と平和学」

趣旨:日米両政府により辺野古新基地建設やオスプレイ配備が進められるなか、「沖縄差別」という声が琉球人の中から挙がっています。日本と琉球との関係性を根本から問い、現在の植民地状態を変えるために、脱植民地化、独立をキーワードにして各分野のパネラーが議論を行い、琉球にとっての平和学とは何かを明らかにしたいと思います。

パネラー:
 松島泰勝(龍谷大学)
 富山一郎(同志社大学)
 友知政樹(沖縄国際大学)

 コーディネーター:竹尾茂樹(明治学院大学)

ディスカッサント:青柳寛(国士舘大学)

現在の独立論

現在の独立論についての論考が翌日の沖縄タイムスに掲載されました。今年5月の沖国大でのシンポの写真、スコットランド独立投票の写真もいいですね。


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今日、琉球に帰国します。

今日、琉球に帰国します。今日は琉球の開発、内発的発展についての資料収集をした後、琉球人と琉球の脱植民地化プロセスについて話し合います。

明日は、・カーライル・コービン(国連アドバイザー、元・米領バージン諸島外務大臣)やエドワード・アルバレス(グアム政府脱植民地化委員会)とともに、首里城、摩文仁の平和記念資料館に行き琉球の歴史を学びます。

木曜日は、沖縄島の辺野古、高江等に行きます。夜は、宜野湾の琉球館で友知さんが司会、親川さんが通訳をして、お二人そして私が琉球の脱植民地化、独立について話をします。金曜日は、普天間基地ゲートに行く予定です。

米領バージン諸島に住み、国連の脱植民地化活動でも活躍されているコービンさんが初めて琉球に来ます。

私は昨年、ニューヨークで話す機会がありましたが、今回、琉球の現実を見てもらい、深く話し合い、協力関係を築きたいと思います。

グアムから学ぶ脱植民地化~国連・国際法を活用して~


今週水曜日、世界的な国連活動家のコービンさん、グアムのエドさんとともに、宜野湾のしまんちゅスクールで話をすることになりました。お時間がある方は、どうぞお越し下さい。色々と議論ができたら幸いです。




はいたい 宜野湾市嘉数のしまんちゅスクールやいびーん。
10月18日(木)、グアム政府脱植民地化委員会のアドバレスさん、国連アドバイザーのコービンさんをお招きしての勉強会があります。ぐすーよー、ぜひご参加下さい。

グアムから学ぶ脱植民地化

~国連・国際法を活用して~

●報告者
・カーライル・コービン(国連アドバイザー、元・米領バージン諸島外務大臣)
・エドワード・アルバレス(グアム政府脱植民地化委員会)
・松島泰勝(龍谷大学教員)

●コーディネーター
・友知政樹 (沖縄国際大学教員)

●通訳
・親川志奈子(オキスタ)
日時:10月18日(木)18:30~20:30
場所:しまんちゅスクール(宜野湾市嘉数4-17-16) 
参加費:500円
要お申込
問合せ・お申込:琉球館(メール:teruya@ryukyukikaku.com、
TEL:098-943-6945(照屋))
http://shimanchuschool.blog.fc2.com/blog-entry-87.html

米政府のオスプレイの問題性を指摘

10月4日の琉球朝日放送の番組です。


アメリカの会計検査院の報告書によれば、イラクに派遣されたオスプレイ3部隊の任務達成率は平均62%。最低限要求されるレベルの82%には遠く及びませんでした。また設計上500時間から600時間は使用できるはずのエンジンが、300時間から400時間という短い周期で交換されていました。24人の海兵隊員を運ぶことが出来るはずでしたが、兵士が重装備の場合には20人しか乗れませんでした。米会計検査院は『もう一度、費用のかからない代替案を検討すべきだ』と勧告しています。
このような米政府も問題視している軍用機が琉球に配備されているのです。このような問題の軍用機と知りながら日本政府は琉球に押し付けているのです。




普天間基地に配備されたオスプレイはこれまでのところ9機です。残る3機は、まだ一時駐機先の岩国基地にとどまっています。

飛んでこない理由は整備不足。きょうようやく、このうちの1機が試験飛行を開始しましたが、部品調達の遅れで飛べないという事態は、過去にも起きているんです。

3年前の5月に公表された、アメリカの会計検査院の報告書です。オスプレイの導入によって、一体どの程度の予算が必要なのか、危機感を感じた議会の求めに応じて作成されました。


報告書では、隊員や貨物をより速く、より遠くに運ぶことが出来るオスプレイに一定の評価を示しつつも、従来のヘリコプターに代わる最善の選択かどうかには疑問を呈しています。

『部品供給の弱点により、オスプレイの能力は要求されるレベルに達していない』

報告書によれば、イラクに派遣されたオスプレイ3部隊の任務達成率は平均62%。最低限要求されるレベルの82%には遠く及びませんでした。

その最大の理由は…「部品調達」。

整備部隊は、配備した機体の3倍の部品を用意していましたが、13種類の部品不足が特に深刻でした。

平均で寿命の30%ももたず、特にこのうちの6種類は設計寿命の10%も持たずに故障し、交換が必要となりました。飛びたくても飛べない機体が続出したのです。

部品の信頼性不足、そして供給体制の不備。会計検査院は正面から問題点を指摘しています。さらに報告書は、エンジンの信頼性にも疑問を投げかけています。

『エンジンの稼働時間が、目標に達していない』


設計上、500時間から600時間は使用できるはずのエンジンが、300時間から400時間という、短い周期で交換されていました。

指摘はさらに続き、機体の問題点だけでなく、オスプレイの能力そのものにも及びました。

カタログでは24人の海兵隊員を運ぶことが出来るはずでしたが、兵士が重装備の場合には20人しか乗れないことがわかったのです。装備や搭載する武器によっては、さらに減少します。


こうした分析の結果、会計検査院はこう結論付けました。

『もう一度、費用のかからない代替案を検討すべきだ』

本国でもすでに3年前に指摘されていた、部品の信頼性不足とオスプレイの能力への疑問。アメリカにとっては、議会への報告書で済ますことのできる予算の問題かもしれませんが、配備された沖縄にとっては、命に直結する問題なのです。

岩国基地への陸揚げは7月23日でした。2ヵ月以上も経つのに部品を待っているというのは、イラクの場合とまったく同じ状況です。部品の信頼性というのは、言い換えれば「安全性」そのものです。

友知さんが関西で琉球を考える

今週木曜日、沖縄国際大学の友知さんが龍谷大学の私が担当している地域経済論の授業において特別講義をして下さいました。200名以上の学生の前で、現在琉球で起こっているオスプレイの強硬配備に対する直接行動の意味、オスプレイ配備は「沖縄問題」ではなく、「日本問題」であること、基地経済の実態等について話して下さいました。

リアクションペーパーにも学生からの真摯な声が届けられました。その後、龍谷大学社会科学研究所民際学研究会においては、私の研究室において研究会を行い、20人近くの方々が参加して報告して下さりました。参加者とも熱く議論しました。

昨日は、京都駅南部のフィールドワークを友知さんと行いました。日本における差別と、琉球差別を比較しながら考えました。琉球の砂辺と同じような光景をみることができました。柳原銀行の方から伺ったお話が心に残りました。

その後、滋賀草津において宮里さんとお会いして意見交換をしました。互いの考えを尊重しながら、じっくり話が聞けてよかったです。

第12回NPOゆいまーる琉球の自治の集いin 久米島

第12回NPOゆいまーる琉球の自治の集いin 久米島を次のよう内容で開催します。ご参加希望の方は私までご連絡ください。

1日時場所
日時:2012年11月9日~11日 
場所;久米島、兼城公民館
那覇から久米島まで船で4時間、飛行機で25分。

2宿泊場所
ホテル・ガーデン・ヒルズ098-985-2117(盛吉氏)
申し込み方法:以下のツアー会社で航空券込みのパックツアーにすると格安料金になります。
関東から:オリオンツアー社の落合氏に電話して申し込む:03-5725-2288
関西から:ニーズ社に電話して申し込む:06-6537-0875

3スケジュール
11月9日午後昼食後:(バスはガーデン・ヒルズのバス29人乗り)を利用?、2~3時間
島内見学案:久米島博物館、五枝の松、マグネシウム電池工場、海洋深層水工場、平良町長訪問、比屋定バンタ、久米島ホテル館、宇江城グスク、上江洲家住宅、君南風殿内、石畳、王国時代の灌漑施設、久島紬ユイマール館、18時にFMくめじま出演・・・


午後19時より交流会(きはち)
10日の集い 午前9時
松島泰勝(本NPO理事長、龍谷大学教授)挨拶「琉球の自治とは何か」
藤原良雄(本NPO副理事長、藤原書店社長)挨拶「自治の本能」
喜久里猛(久米島議会議長)挨拶「現在の久米島の概要」

昼食(きはち)
久米島の歴史や文化についてお話しをして下さる方のテーマ案
午前中2人、午後3人の方のご報告そして質疑応答を行います。
午後は13時30より再開
17時半ごろまで
19時より公民館にて交流会

11日午前中NPO総会と総括

絶対に敗北しない琉球人の声

友知さんから次のようなメールが届きました。「講義ならびに研究会のテーマはオスプレイの強行配備に関するもものになると思います。極めて緊急的なテーマです。
新聞や私が撮った写真や映像、米兵に配布を試みている手紙や情報文を当日の資料と
して使いたいと思います。」

現在の琉球の状況、植民地として扱われている状況をわれわれも学び、考えることが出来る時間になると思います。
オスプレイ問題を他人事ではなく、自分の問題であることがわかると思います。
ともに議論してみませんか。

絶対に敗北しない琉球人の声を聞くことが出来ます。


2012年民際学研究会のご案内
開催テーマ:オスプレイ強行配備反対運動
...
講師:友知 政樹 (沖縄国際大学 准教授)
場所:龍谷大学 紫英館第2共同研究室

日時:2012年10月11日(木曜日) PM4時45分
参加者は研究会開催の15分前に松島研究室で集合することをお願いいたします。
問い合わせ先: 李 文闊 (リ ブンカツ) 

mail:e12d501@mail.ryukoku.ac.jp

友知政樹さんが龍谷大学で琉球の今を語ります!


今週木曜日11日、沖縄国際大学の友知政樹さんを龍谷大学にお招きして、授業と講演を行います。京都の学生に今琉球で起こっていることを伝えるとともに、基地外基地の問題、琉球における労働市場問題について参加者と議論してほしいです。
木曜日の4時45分から以下のようにオープンの研究会をしますので、お時間とご関心がある方は、李君に申し込んだ上で、どうぞご参加ください。

2012年民際学研究会のご案内
開催テーマ:基地外基地の経済とオスプレイ反対運動について

講師:友知 政樹 (沖縄国際大学 准教授)
場所:龍谷大学 紫英館第2共同研究室
日時:2012年10月11日(木曜日) PM4時45分

参加者は研究会開催の15分前に松島研究室で集合することをお願いいたします。
問い合わせ先: 李 文闊 (リ ブンカツ) 
mail:e12d501@mail.ryukoku.ac.jp
TEL:075-645-8418

わがもの顔で琉球人の上を飛んでいるオスプレイ

10月3日の琉球朝日放送の番組です。

オスプレイの日米合意による「安全対策」が米軍により守られず、日本政府は何も言わないという植民地の実態が明らかになっています。
「見て今まではちょっとよくわからなかったんですど、やっぱり見ると恐怖心が出てきますね。落ちるかなもそうなんですけど、戦争でもやるんじゃないかなという感じでしたね本当に」
「恩納村でも学校の上をオスプレイが飛行していた。ありえない」
宜野湾市に住む女性は、「窓を開けて見ていたが、機体から匂いがした」とも話しており、オスプレイが市街地の至近距離を飛んでいることがわかります。

わがもの顔に米軍は、まるで自分の領土のように琉球人を上を飛んでいます。

普天間基地の近くに住んでいる私の友達は、米軍機が頭上を通過するとき、「自分がバカにされている」ようだと怒っていました。




オスプレイの配備が始まったおとといときのう、普天間基地のある宜野湾市はもちろん、県内各地でオスプレイの飛来を見たとの目撃談が相次ぎました。きょうは、オスプレイが市街地をどのように飛ぶのかについてお伝えします。

亀谷充子さん「すごい大きかったんですよ、聞こえましたね。お客さんも飛んでましたねという話をしてたんで、見ました見ましたとか言ってて」

初めてオスプレイを見た時の驚きを話すのは、那覇市で青果店を営む亀谷さん。

亀谷さん「なんか鈍い音が聞こえてきて、そしたら向こうのほうから見えてきて家の上を通って斜めのほうに抜けていったんですね。見て今まではちょっとよくわからなかったんですど、やっぱり見ると恐怖心が出てきますね。落ちるかなもそうなんですけど、戦争でもやるんじゃないかなという感じでしたね本当に」

こうした声は、県内各地から続々と上がっている。

浦添市Mさん39歳女性

「那覇浦添宜野湾の子供たちの生活エリアの上を飛んで行った。許せない」

恩納村絶対NO!さん25歳男性

「恩納村でも学校の上をオスプレイが飛行していた。ありえない」

アメリカ軍が公表した環境レビューによると、オスプレイは宜野湾市だけでなく、那覇市や浦添市などの住宅密集地の上空も飛ぶことがわかる。

那覇方面からの飛行ルートを見てみると、オスプレイは地上およそ600メートルの高さで那覇市街地に進入。高度を下げながら県庁上空を通過し、新都心地区では400メートル以下にまで降下する。

県立博物館・美術館の上空を飛ぶオスプレイ。100メートルにも届きそうな高層ビルが立ち、日々多くの人でにぎわいを見せる新都心地区。オスプレイは、こうした地域を縦横無尽に飛び回ることになるのだ。

市民「娘がこのへんの学校なんですけど何か見たって言ってました。本当に間近に来たんだなって感じで言ってましたね」

市民「ちょっと考えられないですね」

市民「嫌です。見るとは思ってなかったから他人事だと思ってたところがやっぱりあったんでしょうね、こういうのを見せられるまでは」

すでに9機が配備され、いつ訓練が始まってもおかしくないオスプレイ。その恐怖はもう間近に迫っている。

こういった声は、各市町村役場にも寄せられています。宜野湾市に住む女性は、「窓を開けて見ていたが、機体から匂いがした」とも話していて、オスプレイが市街地の本当に至近距離を飛んでいるようすが伺えます。

先月の日米合同委員会では、オスプレイがこういった市街地などを飛ぶ際の飛行ルールについて取り決めがされましたが、その内容には首を傾げざるをえないことも多いようです。

東京の琉球館で多くの方と出会い、学びました。

今、駒込の琉球館から戻り食事をしています。今日は、40人近い方々が参加され、会場がいっぱいになり、熱気にあふれていたました。『琉球独立への道』の研究会をして下さった琉球館関係者の方々、青柳ゼミの学生さんを中心とする方々からご意見、質問をうけました。

私自身にも多くの発見があり、刺激になりました。このような機会をもうけてくださった島袋さんに心からお礼申し上げます。皆さんとの真摯な議論を踏まえて、私の琉球独立論をさらに足腰の強いものにしていきたぃと思います。

今日午前中も龍谷大学の社会人向けの授業でも、琉球独立について意見がでており、関心の高さを実感しました。琉球独立を自分の問題として考える機運がでてきたと思います。琉球の脱植民地化の具体的な選択肢の一つとして独立を考える、琉球人、日本人との出会いが、今年は多いように思います。

今日から東京に行きます

今日から東京に行きます。こんばんは琉球独立の道について、多くの方と議論をさせていただきます。新たな発見がある、充実した議論になればと思います。

明日は、琉球の新雑誌『琉球の眼』について藤原書店にて話し合いをします。

明日、明後日は早稲田古本屋街をはじめとする書店で資料収集を行います。今年3月以来の東京ですが、東京にて琉球を感じる旅になりそうです。


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「重たい音。わじわじーする。許せん」

10月2日の沖縄タイムスの記事です。

「重たい音。わじわじーする。許せん」琉球人皆がそう思っています。
公園に接した基地内では、米兵8人が初飛来に雄たけびを上げたそうです。一方はオスプレイを恐れ忌避する琉球人は、雄たけびをあげて自らの力を誇示する人々と同じ島での生活を強制されるという、暴力的行為を受けています。
赤嶺和伸さんは、「岩国基地は、飛べば海。ここは海まで喜友名、伊佐、大山…。何万人が住んでるか。今日は敗北の日ではなくて、新たな市民運動の出発の日。これからです」。と述べました。前夜、野嵩ゲートでのもみ合いで腫らした赤嶺さんの右目には、涙があふれていました。
私も「敗北の日」ではなく、「出発の日」だと思います。



島ぐるみの反対を強行突破して、米軍のオスプレイが1日、普天間飛行場に着陸した。「気味が悪い」「今にも落ちそう」。子どもからお年寄りまで、恐怖を運ぶ機影に固唾(かたず)をのみ、険しい視線を注いだ。県民の頭上を飛び越えることはできたが、全ゲート封鎖に至った激しい反発が取り巻く。「きょうの日を忘れない」。それぞれが撤去へ動き続けることを誓った。

 【宜野湾】騒音の最も激しい上大謝名区では1日、6機のオスプレイが区の上空や周辺を飛行した。午前11時5分、金城清子さん(64)は自宅屋上で、沖国大方向から目の前で旋回し、滑走路に入る2機を目撃。「重たい音。わじわじーする。許せん」と何度も繰り返した。

 金城さんの自宅は飛行場に隣接し、爆音に苦しんでいる。「何で普天間なの。十分虐げられてきた。もういいんじゃないの」と、やりきれない様子で話した。

 「市街地は避け、極力海を飛ぶと約束したじゃないか」。同11時20分すぎ、那覇市方面から次々と姿を現したオスプレイ4機は、いずれも同区の玉城政嗣さん(64)の頭上を通過した。真下から機体を見上げ「みんなでこんなに反対しているのに…。日米両政府はおかしすぎる」と吐き捨てた。

 この日、住宅地と接するフェンス際には、拳銃を携行した兵士の集団が軍用犬を連れ、警戒していた。玉城さんが英語で「ここは市街地のど真ん中。オスプレイなど飛ばさないで」と問い掛けると、若い兵士は「私もそう思う」と、金網越しに答えていた。

 真志喜区の森川公園で、上大謝名自治会の老人会がグラウンドゴルフ後、休憩していると、オスプレイ2機が上空に姿を見せた。公園に接した基地内では、米兵8人が初飛来に雄たけびを上げた。

 持参したビデオカメラを回した山城賢栄さん(73)は「世界一危険な普天間に、危険なオスプレイがやってきてしまった」と肩を落とした。「ハワイでは、希少動物の保護が優先される。私たちの命は軽視されているのか」と首をかしげる。映像は、基地被害を尋ねる訪問者に見せる予定だ。

 滑走路北側の喜友名区で、マンション3階に住む知念綾乃さん(32)がベランダで洗濯物を干していると、オスプレイが前を横切った。「プロペラ同士がぶつかりそう」と、初めて見る実物に息をのんだ。

 ヘリが沖国大に墜落した時は在学中。恐怖が頭から離れない。長男の颯真ちゃん(2)を外で遊ばせるときは、西原町辺りまで必ず出かける。「オスプレイの下なんて、もっと遊ばせられない。早く、怖くない空になってほしい」と願った。

 「アイヤー、まったくよー」。野嵩区のフェンス際に住む赤嶺和伸さん(58)は、オスプレイを自宅屋上から見て声を上げた。家の上をなめるように飛ぶ米軍機に、オスプレイが加わる。「岩国基地は、飛べば海。ここは海まで喜友名、伊佐、大山…。何万人が住んでるか。今日は敗北の日ではなくて、新たな市民運動の出発の日。これからです」。前夜、野嵩ゲートでのもみ合いで腫らした右目には、涙があふれていた。

他人事のような発言をする防衛省、金で片付けようとする首相

10月1日の琉球朝日放送の番組です。
森本防衛大臣は「実際に来るとなると、反対される県民の方も大変多くなって、これからどうするかということですが、もちろん日米間の合意に基づいてアメリカも飛行の安全性に留意しながら部隊の運用を進めることになると思います」と話しました。琉球は自国内であるのに、まるで他人事のように話しています。琉球人の反対を同じ人間として真摯に受けて止めていません、この人は。
野田総理大臣は「普天間飛行場の1日も早い移設・返還をはじめ、沖縄の負担軽減や振興に一層、力を入れていくともに、オスプレイの本土移転を具体的に進めるなど、全国で負担を分かち合うよう、努力を重ねていきたいとおもいます」と話しました。オスプレイ配備により辺野古新基地を建設させ、カネで基地負担をごまかそうする日本政府の本音がでています。鳩山元首相の県外移設公約と同じように、オスプレイの県外移設の言葉も口約束でしかなく、本気ではありません。




このオスプレイの配備を受け、県内では反発が広がっています。

宜野湾市ではー男性が「いろいろ県民大会とかやてってもアメリカの言いなりだってことですね」「残念ですね。いろいろね日本政府に対してね」女性は「音がすごかったので屋上に出てみたんですけどやっぱり拒否できなかったのかなっていうので、凄い怖いです」と話します。

女性は「怖くて寝られないですね」男子大学生は「もしも自分の家とかに落ちてきたら大変なことになるなと思って怖いですね」70代の女性は「馬鹿にされているよね本当に」「孫たちのことをおもったら飛んでほしくない」50代の男性は「止められないのが残念みんな頑張っているのに」「(沖縄のことを)何とも思っていないというのがこの強行に現れていますよね」と話しました。

20代女性は「あきれているというか」「せっかく県民大会やったのに反映されてないというのが政府に対して残念」と話しました。

オスプレイのヘリパッド建設が続く東村高江でも落胆の声が上がりました。高江の女性は「もう絶対高江には、もちろん沖縄全体、日本全体そうですけれども、オスプレイは戦争の最先端をいく飛行機ですからね、絶対もう沖縄に持ってきて欲しくない。日本から持って行けですよ」と話しました。

また、他の女性は「なんで日本政府は、アメリカに物が言えないかねって今話をしていたんですよ。アメリカ勝手に、自分たちの都合のいいように言って、沖縄の声を絶対に聞きませんよね」「それこそ沖縄を侮辱している」名護市の稲嶺進市長は「本当に言葉が出ないという思いですね。」「よもやこのような形で現実になろうとは、信じたくないという思いですね」と話しました。

一方、県民の声に森本防衛大臣は「実際に来るとなると、反対される県民の方も大変多くなって、これからどうするかということですが、もちろん日米間の合意に基づいてアメリカも飛行の安全性に留意しながら部隊の運用を進めることになると思います」と話していました。

そして、1日内閣を改造した野田総理大臣は沖縄の基地負担についてこのように述べました。「普天間飛行場の1日も早い移設・返還をはじめ、沖縄の負担軽減や振興に一層、力を入れていくともに、オスプレイの本土移転を具体的に進めるなど、全国で負担を分かち合うよう、努力を重ねていきたいとおもいます」と話しました。

さっそく日米合意の「安全策」破り

10月1日の琉球朝日放送の番組です。

日米合意では「できる限り人口密集地での飛行は避ける」と書いていますが、那覇市の新都心などで上空を飛ぶ姿が目撃され、那覇軍港では大綱挽きの準備をしていた翁長市長が、上空を通過するオスプレイを目撃したそうです。これからも約束破りを米軍はやっていくでしょう。

仲井真知事もオスプレイの県外配備を求めています。



現在、普天間基地に駐機しているオスプレイ6機。1日午前11時過ぎ、普天間基地に到着しました。山口県の岩国基地に一時配備されていたオスプレイは1日午前9時前から2機づつ3回にわけて普天間基地に向けて移動を開始しました。

草柳キャスターはヘリコプターで上空から「2機のオスプレイが見えました。現在11時5分です」「今沖縄の空に初めてオスプレイが翼を広げています」と話しました。

そして、およそ2時間後の午前11時すぎ、普天間基地にやって来た6機はヘリコプターモードで次々に着陸しました。

棚原キャスターは嘉数高台公園で「11時23分、今度は普天間基地の南側からオスプレイ一機の姿が見えました。ヘリモードでこちらに近づいてきます」と話しました。

オスプレイの配備を前に発表した日米合意では「できる限り人口密集地での飛行は避ける」と書いていますが、初日の1日もさっそく那覇市の新都心などで上空を飛ぶ姿が目撃され、那覇軍港では大綱挽きの準備をしていた翁長市長が、上空を通過するオスプレイを目撃したということです。

アメリカ軍によると今後数週間かけて普天間基地に12機全てを配備するということです。


仲井真知事と佐喜眞市長は、1日宜野湾市役所の屋上から普天間基地を視察し、次々と飛来してくるオスプレイを確認改めて基地の即時返還を求めました。

防衛局からオスプレイ配備開始の連絡を受け午前11時過ぎ宜野湾市役所に到着した仲井真知事は、佐喜眞宜野湾市長ともに足早に屋上に向かいました。

目の前に現れたオスプレイに、知事と市長とも無言のままオスプレイの着陸を険しい表情で見つめていました。

佐喜真宜野湾市長は「16年も我慢し待ち望んでいた返還そのものがむしろ負担増になり、市民が思っていたようなやはり1日も早い返還というものを政府は取り組んでいただきたい」と話します。

仲井真知事は「いずれにしてもこれは別のもっとこれに向いた飛行場が日本国内いろいろあると思うんですけどそういうところにもっていくしかないんですよ沖縄の街の真ん中の飛行場は無理だ」とと話しました。

オスプレイは首相官邸に配備すべきでは

9月26日の琉球朝日放送の放送です。

「「できる限り」病院や学校、人口密集地を避けるが、普天間基地の場周経路はこれまで通り。
夜間訓練飛行は「必要最小限」にする。しかし環境レビューでは3.7倍、280回に増加することになっている。
低空飛行訓練は500フィート以上で行うが「下回る飛行をせざるを得ないこともある」。
転換モードでの飛行は飛行時間を「できる限り」限定する。
アメリカ側の裁量に任された、曖昧な言葉が並んでいる。」

安全の中味の無い安全宣言をして、無理やり琉球にオスプレイを配備しようとしています。琉球の民衆、行政府、議会全てを敵に回して、それで本当に日米同盟は安泰でしょうか。日本政府は墓穴を掘っています。本当に安全であるなら、首相官邸、国会議事堂にヘリパットをつくってオスプレイを配備すべきです。




山口県の岩国基地で試験飛行を続けているオスプレイの沖縄への配備がこの週末にも予定されています。10万人が参加したあの県民大会から、わずか3週間足らず。多くの県民の意思を無視して配備する根拠となったのは、お粗末な合意文書でした。

先週金曜日、アメリカ軍はオスプレイの試験飛行を開始した。その性能を見せつけるかのように、ヘリコプターモードでの垂直離着陸や飛行機モードでの高速飛行を繰り返している。


佐喜真宜野湾市長「正直申し上げて非常に残念であるし、なんか悲しい気持ちもありますし、また一方で怒りさえ覚えている」

初飛行の2日前、先週19日に日米両政府はオスプレイの安全運航に関する合意文書に署名した。


市民「アメリカの方でも、墜落してそれを心配して反対している方もいっぱいいるじゃないですか」「冗談じゃないよ。何が安全。目の前に危険が迫っているのに安全と言えないじゃない」「やっぱり安全と言っても、政府側の意見だと思う。住民は絶対安全ではないと皆さんわかっているので、絶対いけないことだと思います」

日本政府はこの合意をもって安全宣言とし、オスプレイの国内での飛行を認め、そして普天間基地への配備にゴーサインを出したのだ。


森本防衛大臣「これによって飛行の安全性が担保され、国民の方々の生活に最大限の配慮が行われ、オスプレイの運用が行われると我々は考えている」


玄葉外務大臣「日米合同委員会の合意については、過去に特定の装備について合意を作成したことはない。率直に申し上げて非常に難しい交渉だった」」

その難しい交渉の末にまとまったという今回の合意。両大臣は、アメリカ軍が個別の装備の運用で初めて結んだ合意だと胸を張るが、沖縄から見ればその中身はあまりにもさみしい内容だ。

「できる限り」病院や学校、人口密集地を避けるが、普天間基地の場周経路はこれまで通り。

夜間訓練飛行は「必要最小限」にする。しかし環境レビューでは3.7倍、280回に増加することになっている。

低空飛行訓練は500フィート以上で行うが「下回る飛行をせざるを得ないこともある」。

転換モードでの飛行は飛行時間を「できる限り」限定する。

アメリカ側の裁量に任された、曖昧な言葉が並んでいる。


稲嶺名護市長「これまでもこのような内容のものが守られたというためしがないわけですから、それを両方がサインして安全が確認できましたなんて言っても、ああそうですかというわけにはいかないですね」

当然、知事も黙ってはいない。


仲井真知事会見「お国はすぐ天下国家といいますか、アジア太平洋地域の安全保障関係の話ばっかりおやりになりますが、それはそれで、私どもも当然理解できる面があります。だからと言って、同盟国の基地の機材が頭から降ってくる可能性が強いと言うのは、またこれある意味別の話」

週末の森本大臣の沖縄訪問を断った仲井真知事は、週明け、自ら東京に向かい、合意文書に注文を付けた。

仲井真知事「何とかこれは思いとどまってもらいた。軍の運用上の何かが許せばという、全部、前提条件付でしょ。基地の横に住む人たちからすると、なかなか守られていないのが実感です」


森本大臣「署名をして約束をするということですから、これは軍人というのはそうですけど、約束というのはきちんと守らないと軍人とは言えませんから。私の閣僚としての力量がこれくらいのことしかなかった」

知事の事実上最後の抵抗にも、大臣は聞く耳を持たなかった。

予定される配備まであと数日。当初は「沖縄を説得する自信はない」、そして今回は「私の力量はこれくらい」と開き直った防衛大臣の下で作られた日米合意。

大臣はすぐに変わるが、いつかそのツケを払わされるのは、またしても沖縄県民なのだ。

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