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プロフィール

Yasukatsu Matsushima

Author:Yasukatsu Matsushima
1963年琉球石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。

その後、東京、グアム、パラオ、沖縄島、静岡、京都、滋賀にて学び、働き、生活する。

著書に『沖縄島嶼経済史―12世紀から現在まで』藤原書店、2002年
『琉球の「自治」』藤原書店、2006年
『島嶼沖縄の内発的発展―経済・社会・文化』(編著)藤原書店、2010年、
『ミクロネシア―小さな島々の自立への挑戦』早稲田大学出版部、2007年
『琉球独立への道』法律文化社、2012年
『琉球独立論ー琉球民族のマニフェスト』バジリコ、2014年
『琉球独立ー御真人の疑問にお答えします』Ryukyu企画、2014年
『琉球独立宣言ー実現可能な5つの方法』講談社文庫、2015年
『民際学の展開ー方法論・人権・地域・環境の視座から』(編著)晃洋書房、2012年
『琉球列島の環境問題ー「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ』(編著)高文研、2012年
『3・11以後何が変わらないのか』(共著)岩波書店、2013年
『島嶼経済とコモンズ』(編著)晃洋書房、2015年
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第12回ゆいまーる琉球の自治in久米島 8

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平田・博物館館長、歴史家の佐久田さんからも、島の歴史や文化について聞かせていただきました。島への愛が感じられるお話でした。


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交流会が始まりました。兼城地区の伝統芸能を継承する会の会長さんが、これから披露される、唄、踊り、獅子舞について解説をして下さいました。このような解説があると、村の歴史や文化を考えながら、芸能をみることができます。会長さんからは、飲み会の時に、島における魚釣りの楽しみについてお話を伺いました。


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私の両親も、熱心に久米島の歴史や文化について話を聞き、いくつか質問、意見を言いました。石垣島、与那国島、西表島、南大東島、沖縄島で生活をしてきただけに、他の島々と比較しながら久米島を学ぶことができたようです。


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交流会が始まりました。島の料理を食べながら交流しました。事前調査の時によく食べた食堂の喜八さんにオードブルをお願いしました。近所の商店で飲み物を買いました。喜久里議長からもビールの差し入れを頂戴しました。心よりお礼申し上げます。


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前利さんも交流会の時の伝統芸能の写真を撮っていました。それほど、非常に興味深い地域の唄、踊り、獅子舞でした。村芝居の時代の香りを今に伝えています。生活に根差した芸能が久米島に生きていると思いました。

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日本平和学会秋季全国集会、早稲田大学アジア研究機構第6回次世代国際研究大会にて報告します

日本平和学会秋季全国集会、早稲田大学アジア研究機構第6回次世代国際研究大会にて報告します。




趣旨:日米両政府により辺野古新基地建設やオスプレイ配備が進められるなか、「沖縄差別」という声が琉球人の中から挙がっています。日本と琉球との関係性を根本から問い、現在の植民地状態を変えるために、脱植民地化、独立をキーワードにして各分野のパネラーが議論を行い、琉球にとっての平和学とは何かを明らかにしたいと思います。

パネラー: 松島泰勝(龍谷大学)「琉球の脱植民地化、独立、平和―琉球は「日本固有の領土」なのか―」、

富山一郎(同志社大学)「独立 について―日本の国家主権からおりるということ、琉球民族の主権を獲得するということ―」、

友知政樹(沖縄国際大学)「MV-22オスプレイの琉球(沖縄)強行配備にみる琉球(沖縄)差別~第五次琉球処分の視点から~」、

コーディネーター:竹尾茂樹(明治学院大学)
ディスカッサント:青柳寛(国士舘大学)



さまよえる地域研究
―沖縄・台湾・韓国(朝鮮)にとっての沖縄返還・日華断交・琉球独立―
主催:早稲田大学アジア研究機構  後援:公益財団法人 交流協会
【大会の趣旨】

 本年は沖縄の施政権返還40 年のみならず、サンフランシスコ平和条約発効60 年や日華断交40 年、香港返還15 年など、戦後の東 アジア全域に大きな変化をもたらした出来事の節目が重なる年にあたる。このため、こうした出来事が個別の「地域」以外の地域に はどのような衝撃をあたえていたのかという視点から捉え直す絶好の時機でもあるといえよう。

 本大会では、東アジアにおいて戦前から戦後にかけてしばしば国境線が引き直され続けてきた沖縄・台湾・韓国(朝鮮)を「境域」
として位置づける。その上で、冷戦下の東アジアを、「大国」と沖縄・台湾・韓国(朝鮮)との結びつきやそれぞれの「地域」に縛ら
れるのではなく、「境域」同士の結びつきから捉え直す。本大会では、沖縄返還・日華断交・琉球独立をテーマとして取りあげ、「境域」
の視点から捉え直し議論を行なう。

たとえば、沖縄返還や琉球独立のようにこれまで沖縄に固有の課題とされてきたテーマをあえて
沖縄から「越境」させ、台湾や韓国(朝鮮)にはどのような影響が及び、さらには台湾や韓国(朝鮮)にとってはいかなる歴史的な
意義をもつと考えられるのかを議論する。本大会におけるセッションを重ねることで、重要でありながらもこれまでの枠組みや視角
からは零れ落ち、見落とされてきた問題を浮き彫りにしたい。

そして、これからの東アジア像を構想するために現在の地域研究が乗
り越えるべき課題や次世代の東アジア研究にはどのような展開が望まれるのかを沖縄・台湾・韓国の研究者で討議する。

【プログラム】
【第1日】(11月24日)
【第2日】(11月25日)
13:00-13:30

開会式
 司会:梅森直之(早稲田大学台湾研究所 所長)
 主催者挨拶:小口彦太(早稲田大学アジア研究機構 機構長)
 祝辞:白保台一(沖縄県立美術館・博物館 館長)
 祝辞:仲井眞弘多(沖縄県知事)
 祝辞:粘信士(台北駐日経済文化代表處那覇分處 處長)

13:45-14:45
記念講演:琉球華僑にとっての復帰40 年
      林国源(琉球華僑総会 会長)

15:00-17:30
第1 セッション:日華断交と華僑
 台湾において「台湾人」アイデンティティが形成されたきっか
けは二二八事件にあることが歴史的に実証されている。しかしな
がら、台湾以外の地域に居住する華僑・華人にとって「台湾人」
アイデンティティが形成される歴史的過程は必ずしも十分に明ら
かとはなっていない。本セッションでは、日華断交という出来事
が海外における華僑・華人の「台湾人」意識形成にどのような影
響を及ぼしたのかを日本のみならず沖縄・韓国も含めて検討する。

 司会:松島泰勝(龍谷大学 教授)
◆「琉球華僑」と日華断交
         八尾祥平(早稲田大学アジア研究機構 研究助手)
◆「日華断交」下における中華民国の「正統性」の海外
 宣伝と韓国華僑の共鳴―『韓華公報』を中心に
              王恩美(国立台湾師範大学 助理教授)
◆「在日台湾人」と日華断交 何義麟(国立台北教育大学 副教授)
 討論者:林泉忠(中央研究院 副研究員)

10:00-12:00
第2 セッション:韓国からみた「戦後」沖縄
 冷戦下の韓国(朝鮮)において沖縄とは米軍基地による「盾」という側面もあっ
た。こうした情勢下における韓国・沖縄関係および在沖コリアンからみた沖縄返
還とはいかなる経験であったのかについて議論する。

 司会:菅野敦志(名桜大学 専任講師)
 ◆1950 年代の韓国・沖縄関係―反帝国主義、独立、貿易―
                     高賢来(東京大学博士後期課程)
 ◆在沖コリアンにとって沖縄返還とは何だったのか
        小林聡明(Research Fellow, East West Center in Washington)
 討論者:外村大( 東京大学 准教授)

13:00-15:00
第3 セッション:沖縄の「自治」・「復帰」・「独立」
 戦後の沖縄では「自治」・「復帰」・「独立」が問われ続け、その思想としての強
度は世界的に見て高い水準にあることは言うまでもない。ただし、沖縄ではかつ
ての蒋介石率いる中国国民党政権が沖縄の復帰を認めず、「琉球」独立を強く支
持していたという史実は一般にはあまり受け継がれてはいない。本セッションで
はかつての中国国民党政権にとっての「琉球」独立運動をとりあげ、その一方で、
重厚な思想的蓄積をもつ沖縄の独立論からみて、台湾とはいかなる位置づけを持
ちうるのかを議論したい。

 司会:本浜秀彦(沖縄キリスト教学院大学 教授)
 ◆中華民国の対「琉球」政策と「琉球独立論」    楊子震(筑波大学 研究員)
 ◆琉球独立論と島嶼としての台湾         松島泰勝(龍谷大学 教授)
 討論者:泉水英計(神奈川大学 准教授)・呉叡人(中央研究院 副研究員)

15:15-16:30
総合討論
 司会:八尾祥平(早稲田大学アジア研究機構 研究助手)
 討論者:林泉忠(中央研究院 副研究員)・何義麟(国立台北教育大学 副教授)
     王恩美(国立台湾師範大学 助理教授)・松島泰勝(龍谷大学 教授)
     呉叡人(中央研究院 副研究員)

第12回ゆいまーる琉球の自治in久米島 7

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このたびの、ゆいまーるの集いの開催にあたり、大変おせわになった喜久里猛議長です。議長は京都の伏見桃山高校のご出身であり、私が龍谷大学で働いていると聞いて大変喜んで下さいました。議長は、姪に当たる喜久里康子さんからご紹介されました。


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昼食時間、歩いて近くの港にある食堂に向かいました。父は足が少し不自由であるため、ゆっくり歩いて食堂に向かいました。健康なうちに、さらに島々での集いに参加してほしいと思います。


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兼城地区にある港はかつて、中国と沖縄島とを結ぶ交易時代に船の風待ちの港として利用されたそうです。沖縄島、中国双方からの影響をうけてきたと思われます。


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左から博物館の学芸員をされている佐久田さんと、博物館の平田館長です。お二人からも久米島の歴史や文化について詳しくお話を聞きました。佐久田さんとは夜の交流会の時にも話しましたが、平和問題にも関心をもっており、今の日本の状況に対して危機感をもっていました。


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前利さんが沖永良部島から到着され、集いの議論に参加されました。新元さんをはじめ、毎回、ゆいまーるの集いにこられ心より感謝いたします。活発に質問、意見を述べていただきました。


第12回ゆいまーる琉球の自治in久米島 6

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非常にユニークな表情をした獅子です。日本にも、他の琉球でも見たことのない、迫力のある久米島兼城の獅子です。


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朝9時から、兼城公民館でゆいまーるの集いが始りました。今回は、島外からの者が島の方々にお話を伺うという形で議論を行いました。午前中は、島の現状、午後は歴史、そして将来像について意見を伺いました。


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最初に、全員で自己紹介をして、それぞれの関心分野、専門等を述べたうえで、私たちが質問や意見を出させていただきました。

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農業をされている喜久永さんはとても博識であり、島の現在、歴史について詳しく話して下さいました。島の長老から直接お話しを聞くことが出来ました。


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上江洲先生は名桜大学名誉教授であり、琉球の民具について本も書かれています。9月に久米島を事前調査した時、東京の大学の研究者と共同で久米島の調査をされていました。伊平屋島でゆいまーるの集いをした際にも、先生から貴重なお話を伺いました。

龍谷大学での宮里護佐丸の特別講義

琉球ではまたしても米軍人による家宅不法侵入が発生しました。日本政府は琉球人の生活を守ってくれません。

今日、龍谷大学の授業「地域経済論」において、国連NGOの琉球弧の先住民族会の宮里護佐丸代表が、200人の学生の前で琉球の具体的な将来の選択肢である独立について歴史的理由を中心に、資料、動画をつかって特別講義を行う予定です。学生との間で充実した議論ができればと思います。

第12回ゆいまーる琉球の自治in久米島 5

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久米島の名所である畳石です。以前、島を訪問した石坂さんによると、護岸整備により海砂が畳石の上を蔽うようになり、畳石から砂を除去する作業も行われているそうです。
しかし、夕方の畳石海岸の光景は大変美しかったです。


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子供たちが泳いでいました。11月初旬でも琉球では泳げます。本当に暖かく、やっぱり日本とは違うと改めて子供たちを見て思いました。


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釣りをしている人です。次の日の交流会で、島の方が休みの日は自家用の船に乗って沖に行き、魚を釣り、ゆっくりするのが楽しみだと話してくれました。


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私の両親です。父は足が少し不自由です。毎朝、晴れた日は近くの公園で長時間かけて歩いています。久米島に行くのを大変楽しみにしていました。ゆっくりゆっくりですが着実に歩んでいる父と母とともに、今回の集いに参加でき大変うれしく思います。


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新元さんが奄美大島宇検村から船を乗り継いで、私たちの合流しました。いつも元気で、物事の本質をズバリと指摘する鋭さと魂の気迫から影響を受けています。72歳ですがとても元気です。

第12回ゆいまーる琉球の自治in久米島 4

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自衛隊の通信基地です。この島も軍事と無関係ではないことが分かります。沖縄戦では日本軍人による住民虐殺がありました。


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仲原善忠さんの生家です。この日は戸がしまっていましたが、将来、町がこの成果を整備して、先生の著書を展示し、来客者が家にはいれるようにするそうです。


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仲原先生について書かれた石碑文を皆で読みました。大田昌秀先生とともに、久米島が生んだ誇るべき学者の一人だと思います。


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自分の頭で考えるということが、勉強の基本だと私も思います。


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真謝地区の福木並木が大変美しく、琉球らしい風景でした。

個人、民族、国家を議論する

昨日は、関西大学に行き、今日のシンポジウムの打ち合わせ、交流会に行きました。今日は、午前9時30分に始まり、午後5時半まで続きます。7時前には家を出発します。

多角的な観点から、アフリカ、イスラーム、琉球、日本における民族、国家について議論を行います。全力を出し切って議論したいです。

『個人、民族、国家の関係を問う』関西大学3研究所合同シンポジウム

明日、関西大学で行われる国際シンポジウムで琉球独立について報告し、討論しますが、世界の研究者と議論して、互いに学びあいたいと思います。




『個人、民族、国家の関係を問う』
関西大学3研究所合同シンポジウム
2012年11月17日(土) 詳細 (PDF) 9:30~17:15 関西大学尚文館1階マルチメディアAV大教室
内容
個人、民族、国家の諸相
文学部教授
東西学術研究所 個人・民族国家に関する多角的比較研究班研究員
小田淑子

ジンバブウェの国家形成と民族意識
南アフリカ プレトリア大学教授
Alois Mlambo
アラブの春におけるイスラームと政治的イスラーム
―エジプトの場合―
日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員
Darwisheh Housam
日本在住ムスリムの法律とその他の問題
大阪イスラム文化センター
Elboraei Mohsen Shaker Bayoumy
日本ナショナリズムと琉球ナショナリズムとの相克
龍谷大学経済学部教授
松島泰勝
米軍占領下における沖縄人キリスト者の忍従と抵抗
甲子園大学人文学部准教授
一色 哲
総合討論
文学部教授、東西学術研究所 個人・民族・国家に関する多角的比較研究班研究員
陶 徳民
文学部教授、東西学術研究所 個人・民族・国家に関する多角的比較研究班研究員
浜本隆志
北海道大学大学院法学研究科教授、法学研究所 インド・南アフリカ財産的情報研究班委嘱研究員
吉田邦彦
南アフリカ プレトリア大学教授
Alois Miambo
日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員
Darwisheh Housam
大阪イスラム文化センター
Elboraei Mohsen Shaker Bayoumy
龍谷大学経済学部教授
松島泰勝
甲子園大学人文学部准教授
一色 哲

第12回ゆいまーる琉球の自治in久米島 3

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久米島の久米仙の工場です。事務所で職員さんから酒の造り方を教えてもらい、いろいろな種類の酒を試飲しました。


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これまで呑んできた久米仙が作られている現場を訪問することが出来ました。これから久米仙を呑むときは島の情景を思い出しながら呑むでしょう。


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太陽石です。ここから見える粟国島とこの石との位置から、日の出の時間を観測し、農業や航海に活用したそうです。島の先人の知恵に感じ入りました。


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車エビの養殖場です。久米島は日本一大きな車エビが養殖されているそうです。しかし集いで島の方から発言があったように、この車エビを島で食べる機会があまりないそうです。大きいエビは島の外の市場に出荷されるため、島内の市場にはあまり流通しないようです。島の内と外との関係について考えさせられました。


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比屋定バンタにいくと、周辺の島々の地図がありました。粟国、渡名喜、慶良間、鳥島等が周辺にありました。群島の中に久米島があることがわかります。夜は米軍が鳥島射爆場で爆撃訓練をすることもあるそうです。劣化ウラン弾も投下され、放射能の影響が心配されます。

第12回ゆいまーる琉球の自治in久米島2

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左から石坂さん、藤原社長、私の母です。五枝の松を背景に写真をとりました。400~500年の歴史の重みを感じます。


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左から、石坂さん、芥川さん、私、私の母です。石坂さんは毎回参加されています。芥川さんは初めてですが、宮古諸島を中心に琉球の祭祀を研究されています。芥川さんには車の運転をお願いしました。母は久米島訪問20年ぶりでしたが、久しぶりに五枝の松を見て喜んでいました。父は足が不自由ですので、車で待っていました。


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君南風(チンペー)のウタキです。琉球王国時代、神女体制の中でも上位に位置した人物であり、現在でもチンベーがおられ、祭にも参加されています。その立派な勾玉が久米島博物館に展示されています。


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具志川グスクです。野面積みという石の積み方であり、珊瑚石もあり、琉球らしい風格のある、暖かいグスクでした。現在、グスクの頂上で、神祭が行われています。


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「子宝に恵まれる」といわれている場所に行きました。不思議な形をした岩の象形であり、地球の偉大さを感じました。

第二回目の公開批判質問状

 公開批判・質問状


沖縄・生物多様性市民ネットワーク(沖縄BD)
琉球弧の先住民族会
反差別国際運動
                        

                   2012年11月14日
 松島泰勝(matusima345@yahoo.co.jp)
赤嶺善雄
石原昌英
親川志奈子
金城有紀
玉城福子
照屋みどり
友知政樹
桃原一彦

                    

 最初に、9月12日付けの「公開批判質問状」におきまして、琉球弧の先住民族会、宮里護佐丸氏のお名前を同文章において事前に了解を得ずに掲示し、大きなご心痛を与えたことに対しお詫び申し上げます。同様に琉球弧の先住民族会と沖縄BDとの間に本件に対して「和解」が成立し、沖縄BDの方々に対しても不快な思いをされたことに対しお詫び申し上げます。

 沖縄・生物多様性市民ネットワーク(沖縄BD)、琉球弧の先住民族会、反差別国際運動は社会的に重要な役割を果たしている組織であり、琉球人を代表して、国連において先住民族としての琉球人の自己決定権の行使を推し進めるための活動をされていると認識しています。これまで国連における琉球人の自己決定権行使において大きな役割を果たしてこられましたし、これからも琉球人に対して大きな働きをされるものと信じております。

しかし、この問題はNGO内部だけの問題ではなく、3つの組織に属さない我々琉球人にも「在琉日本人」の文言が国連文書に記載されたのかを知る権利があると思います。公開の場で議論することで琉球人の国連における活動をさらに進めていくことができると考えます。私たちは意義のある活動を担ってきた貴団体と対立することを望んではおらず、争点を明確にし、建設的な議論によってよりより方向に我々の社会が前進することを望んでいます。

 今年2月10日に提出された「早期警戒と緊急手続きに基づく―国連人種差別撤廃委員会への要請-日本国沖縄における米軍基地建設の現状」の中で、「琉球/沖縄の人々と沖縄に居住する日本人」のように、琉球人と並列されて在琉球日本人が当該要請文の主体として位置付けられています。

 さらに、「国連人種差別撤廃委員会への要請文提出:辺野古/大浦湾と高江における米軍基地建設の検証と早急な対応を」という文章の中でも、「同委員会のこれまでの見解や勧告は、「先住民族」という視点から琉球/沖縄の人びとを対象にしてきましたが、今回の私たちの要請では、沖縄に本土から移住してきた人びとも、米軍基地の集中や新たな基地建設により、同様の差別や人権侵害を受けていることを訴え、差別や人権侵害の連鎖が起こっていることも訴えています」との記載があります。

 以上を受けて、また、沖縄BDからの回答書を受けて、上記3団体に対し、次のような諸点において強く抗議し、回答を求めたいと思います。

1.「在琉日本人」の文言挿入に対して、国連文書案作成担当者間から批判がでて、国連文書のフォローレポートでは在琉日本人の文言を抜いたと聞いています。国連文書案の主担当であった沖縄BDが同文言を削除したということは、在琉日本人の文言に問題性を感じたはずでしたが、沖縄BDからの回答書には、なぜ問題になり、どのように解決したのかが回答文書では明らかにされていません。これは琉球人の自己決定権の行使に係る重要な問題ですので、明らかにすべきです。

ハワイ、グアムにおいても、国連提出文書においてセトラーを先住民族と並列してその被害を訴えるということを聞いたことがありません。琉球では世界に例のないことが行われたのであり、ある一線を在琉日本人が踏み越えたと私たちは認識しています。在琉日本人は歴史的文脈や国連の委員会の性質にそくして、越えてはいけない一線を踏まえるべきですし、琉球人もこれを許すべきではありません。我々自身の精神の脱植民地化をどのように行っていくのかということが問われているように思います。

2.国連人種差別撤廃委員会による日本政府への情報提供要請に対する、今年7月の日本政府の回答の一部は次の通りです。「本条約の適用対象となる「人種差別」とは、本条約第1 条1 に鑑み、社会通念上、生物学的諸特徴を共有するとされている人々の集団、及び社会通念上、文化的諸特徴を共有するとされている人々の集団並びにこれらの集団に属する個人につき、これらの諸特徴を有していることに基づく差別を対象とするものであると解される。

この点に関し、人種差別撤廃委員会(以下、「委員会」という。)のいう「Ryukyans/Okinawa, an ethnic group」、「other Japaneseresidents of Okinawa」、「the residents of Takae」、「the people of Okinawa」、「the ethnic communities living in the area」がそれぞれ厳密にいかなる人々のことを指しているかは必ずしも明確でないが、一般的に言えば、沖縄県に居住する人あるいは沖縄県の出身者がこれら諸特徴を有している、との見解が我が国国内において広く存在するとは認識しておらず、よってこれらの人々は本条約にいう人種差別の対象とはならないものと考えている。」

 上の文中にある「other Japaneseresidents of Okinawa」は「沖縄に居住する日本人」の翻訳であり、日本政府の回答に影響をあたえたと考えられます。その結果、そのような人々に対する人種差別はないという日本政府の見解に繋がっています。「人種」ではない人たちが文書に含まれているために、日本政府がつけいる隙を与えたのではないでしょうか。

3.人種差別撤廃条約では、人種差別の定義が次のように定められています。「人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的、文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するもの」人種差別撤廃委員会による日本政府に対する勧告において対象になっているのは、アイヌ民族、在日韓国人・朝鮮人、琉球人、インドシナ難民、ミャンマー難民、被差別部落民等であり、いわゆる日本人が対象になったことはありません。あなた方は「人種差別」をどのように定義し、在琉日本人も差別される人種であると本当にお考えでしょうか。

沖縄BDからの回答書で日本政府の仮訳としている文書は、松井芳郎編『ベーシック条約集』東信堂、2010年という国際法学者による国際法の本の中にある人種差別撤廃条約から松島泰勝が引用したものであり、沖縄BDの認識は間違っています。

またnationalを「種族的」ではなく、なぜ「国籍的」として訳するのでしょうか。なぜ琉球人に対して差別的な姿勢を示している外務省訳に依拠するのでしょうか。そのように解釈することで、在琉日本人を含みたいという意図があるのではないのでしょうか。

4.あなた方は「沖縄に本土から移住してきた人びとも、米軍基地の集中や新たな基地建設により、同様の差別や人権侵害を受けていることを訴え、差別や人権侵害の連鎖が起こっていることも訴えています」と述べています。

琉球人は沖縄戦における日本軍による虐殺や集団強制死、戦後の米軍統治時代における人種差別を受けて来ましたが、このような琉球人と、近年琉球に移住してきた日本人とを並列して、基地被害の主体としてよいのでしょうか。歴史的に受けて来た琉球人の日本人による差別という深刻な問題に対する認識と反省が欠如していると思います。

 沖縄BD回答書の中に「差別される人に関わることで差別される」という「差別の連鎖」の議論が提示され、「在琉日本人」併記が正当化されています。琉球人と日本人との植民地主義的な「関わり方」が問題なのです。国連人種差別撤廃委員会という場に対して、なぜ在琉日本人に対する差別を訴えなければならないのでしょうか。

琉球人という先住民族の存在を利用して在琉日本人が自らの立場を拡張しようとしているという誤解を琉球人、国際社会に与えかねません。「差別の連鎖」の議論は、在琉日本人が併記されたことを自己正当化し、今後もCERD関連文書で在琉日本人を併記していくという意思の表明なのでしょうか。

5.1996年以来、アイヌ民族に学び国連を通じて行われてきた琉球人による脱植民地化運動において、琉球を政治経済的に、文化的に植民地支配し、差別してきたのは、日本政府、日本人であるという問題意識が一貫として流れていました。先住民族としての琉球人は、在琉球の日本人をセトラー、植民者、占領者として認識し、日本人支援者もそのことをわきまえて活動をしてきたと考えます。

しかし今年2月初めて、国連で世界に訴える主体として、人種差別撤廃委員会に提出する国連文書(永久に残ります)において在琉日本人も琉球人と並んで自己主張を行う事態になったのです。これは国連でこれまで活動を行ってきた琉球人、そして琉球人一般に対する大いなる侮辱であり、心底から憤っています。

6.現在も沖縄BDのブログに「国連人種差別撤廃委員会へ要請文提出辺野古/大浦湾と高江における米軍基地建設の検証と早急な対応を」が掲載され、国連提出文書も訂正されていません。貴団体のHP,ブログにおいて謝罪、説明文を掲載することを強く求めます。

7.皆さんと冷静に、客観的に論理的に話しあい、そちら側の考えや主張を公開の場で聞き、議論したいという希望をもっています。


我々、琉球人からの声に対して真摯に答えて下さい。双方の意見の交換によって国連における琉球人による自己決定権行使をよりよく進めることができ、貴団体の活動に対しても琉球人として支援し、共に国連での活動を進めることができたらと考えています。

第12回ゆいまーる琉球の自治in久米島1

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琉球独立総合研究学会の第1回の発起人会を、宜野湾のくろとんで開きました。同学会の会則案を友知さんが作ってきてくれました。にーふぁいゆー。


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皆で、真剣に新しい学会のあり方を楽しく、真剣に語り合いました。着実に準備を進めていきます!


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私の両親とともに久米島に向かいました。両親がゆいまーるの集いに参加するのは、これで5回目です。島の自治を考え、自覚するいい機会だと喜んでくれました。


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金曜日の午後は、マイクロバスで島を回りました。バスを無料で貸して下さいました、ホテル・ガーデンヒルズの方に心よりお礼申し上げます。また、今回最初の参加となった芥川さんに運転をお願いしましたが、快く引き受けて下さり、お礼申し上げます。五枝の松の近くにある、ガーです。神聖な井戸であり、琉球の神が祀られています。


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五枝の松に寄り添うようにあった、土帝君という農業の神が祀られていました。松がより神々しく感じられました。

今日、琉球に帰国します

今日、琉球に帰国します。今日は、最初に琉球独立総合研究学会の発起人会に参加し、その後、舞踊家の高嶺久枝さんに藤原社長とともにインタビューをします。

そして夜は琉球の先輩、知人、龍谷大学松島ゼミの学生等と交流会を行います。

明日から2日間、久米島に行き第12回ゆいまーる琉球の自治の車座の集いを開きます。島の歴史、文化を謙虚に学び、今後の久米島の自治について議論したいと思います。

さまよえる地域研究―沖縄・台湾・韓国(朝鮮)にとっての沖縄返還・日華断交・琉球独立―

次のようなシンポが来月末、沖縄県立博物館で開かれます。琉球、台湾、韓国、日本の研究者と議論します。私も琉球独立と台湾との関係について報告します。皆さん、どうぞお越し下さい。



さまよえる地域研究
―沖縄・台湾・韓国(朝鮮)にとっての沖縄返還・日華断交・琉球独立―
主催:早稲田大学アジア研究機構  後援:公益財団法人 交流協会
【大会の趣旨】

 本年は沖縄の施政権返還40 年のみならず、サンフランシスコ平和条約発効60 年や日華断交40 年、香港返還15 年など、戦後の東 アジア全域に大きな変化をもたらした出来事の節目が重なる年にあたる。このため、こうした出来事が個別の「地域」以外の地域に はどのような衝撃をあたえていたのかという視点から捉え直す絶好の時機でもあるといえよう。

 本大会では、東アジアにおいて戦前から戦後にかけてしばしば国境線が引き直され続けてきた沖縄・台湾・韓国(朝鮮)を「境域」
として位置づける。その上で、冷戦下の東アジアを、「大国」と沖縄・台湾・韓国(朝鮮)との結びつきやそれぞれの「地域」に縛ら
れるのではなく、「境域」同士の結びつきから捉え直す。本大会では、沖縄返還・日華断交・琉球独立をテーマとして取りあげ、「境域」
の視点から捉え直し議論を行なう。

たとえば、沖縄返還や琉球独立のようにこれまで沖縄に固有の課題とされてきたテーマをあえて
沖縄から「越境」させ、台湾や韓国(朝鮮)にはどのような影響が及び、さらには台湾や韓国(朝鮮)にとってはいかなる歴史的な
意義をもつと考えられるのかを議論する。本大会におけるセッションを重ねることで、重要でありながらもこれまでの枠組みや視角
からは零れ落ち、見落とされてきた問題を浮き彫りにしたい。

そして、これからの東アジア像を構想するために現在の地域研究が乗
り越えるべき課題や次世代の東アジア研究にはどのような展開が望まれるのかを沖縄・台湾・韓国の研究者で討議する。

【プログラム】
【第1日】(11月24日)
【第2日】(11月25日)
13:00-13:30

開会式
 司会:梅森直之(早稲田大学台湾研究所 所長)
 主催者挨拶:小口彦太(早稲田大学アジア研究機構 機構長)
 祝辞:白保台一(沖縄県立美術館・博物館 館長)
 祝辞:仲井眞弘多(沖縄県知事)
 祝辞:粘信士(台北駐日経済文化代表處那覇分處 處長)

13:45-14:45
記念講演:琉球華僑にとっての復帰40 年
      林国源(琉球華僑総会 会長)

15:00-17:30
第1 セッション:日華断交と華僑
 台湾において「台湾人」アイデンティティが形成されたきっか
けは二二八事件にあることが歴史的に実証されている。しかしな
がら、台湾以外の地域に居住する華僑・華人にとって「台湾人」
アイデンティティが形成される歴史的過程は必ずしも十分に明ら
かとはなっていない。本セッションでは、日華断交という出来事
が海外における華僑・華人の「台湾人」意識形成にどのような影
響を及ぼしたのかを日本のみならず沖縄・韓国も含めて検討する。

 司会:松島泰勝(龍谷大学 教授)
◆「琉球華僑」と日華断交
         八尾祥平(早稲田大学アジア研究機構 研究助手)
◆「日華断交」下における中華民国の「正統性」の海外
 宣伝と韓国華僑の共鳴―『韓華公報』を中心に
              王恩美(国立台湾師範大学 助理教授)
◆「在日台湾人」と日華断交 何義麟(国立台北教育大学 副教授)
 討論者:林泉忠(中央研究院 副研究員)

10:00-12:00
第2 セッション:韓国からみた「戦後」沖縄
 冷戦下の韓国(朝鮮)において沖縄とは米軍基地による「盾」という側面もあっ
た。こうした情勢下における韓国・沖縄関係および在沖コリアンからみた沖縄返
還とはいかなる経験であったのかについて議論する。

 司会:菅野敦志(名桜大学 専任講師)
 ◆1950 年代の韓国・沖縄関係―反帝国主義、独立、貿易―
                     高賢来(東京大学博士後期課程)
 ◆在沖コリアンにとって沖縄返還とは何だったのか
        小林聡明(Research Fellow, East West Center in Washington)
 討論者:外村大( 東京大学 准教授)

13:00-15:00
第3 セッション:沖縄の「自治」・「復帰」・「独立」
 戦後の沖縄では「自治」・「復帰」・「独立」が問われ続け、その思想としての強
度は世界的に見て高い水準にあることは言うまでもない。ただし、沖縄ではかつ
ての蒋介石率いる中国国民党政権が沖縄の復帰を認めず、「琉球」独立を強く支
持していたという史実は一般にはあまり受け継がれてはいない。本セッションで
はかつての中国国民党政権にとっての「琉球」独立運動をとりあげ、その一方で、
重厚な思想的蓄積をもつ沖縄の独立論からみて、台湾とはいかなる位置づけを持
ちうるのかを議論したい。

 司会:本浜秀彦(沖縄キリスト教学院大学 教授)
 ◆中華民国の対「琉球」政策と「琉球独立論」    楊子震(筑波大学 研究員)
 ◆琉球独立論と島嶼としての台湾         松島泰勝(龍谷大学 教授)
 討論者:泉水英計(神奈川大学 准教授)・呉叡人(中央研究院 副研究員)

15:15-16:30
総合討論
 司会:八尾祥平(早稲田大学アジア研究機構 研究助手)
 討論者:林泉忠(中央研究院 副研究員)・何義麟(国立台北教育大学 副教授)
     王恩美(国立台湾師範大学 助理教授)・松島泰勝(龍谷大学 教授)
     呉叡人(中央研究院 副研究員)

スコットランドとカタルーニャの独立

2012年10月16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙の記事をご紹介します。
毎朝、NHKBS1の世界のニュースでもカタルーニャの動向が毎日のように報道されています。
世界は動いています。スペイン政府の住民投票を認めてほしいですね。
「離婚は違法だと宣言するだけでは、結婚生活は維持できない」本当にそうです。


 数年前にスコットランドに到着した際、グラスゴーは「(ロシアの)スモレンスク州と同じ緯度で、バルセロナと同じ態度だ」と誇るポスターに迎えられた。スコットランド人がスペインのカタルーニャ州を仲間意識と称賛とが入り交じった思いで見ていることをまざまざと見せられた。


■独立巡る住民投票を認めた英首相

住民投票の実施で合意する書類にサインするスコットランド行政府のサモンド首相=左=と英国のキャメロン首相(10月15日、エディンバラ)=ロイター

 だが今では、カタルーニャ州民がスコットランドをうらやむ理由がある。スコットランドが2014年に英国からの独立を問う住民投票を実施することが15日、発表されたからだ。カタルーニャ自治政府も住民投票の実施を心底望むだろうが、それはスペイン中央政府に断固阻止されている。

 スペインは厳密な法の適用によりカタルーニャ州の独立運動を阻んでいる。中央政府はカタルーニャの民族主義勢力に対してスペイン憲法の尊重を求める一方、憲法で独立を問う住民投票の実施を禁じている。

 英国はもっと実利的で大胆な手法をとっている。キャメロン英首相が国民投票を実施する法的権限は英国政府だけにあると主張することもできた。だが代わりに、独立だけを問うことを条件に、スコットランドの住民に自国の将来についての投票を実施することを認めた。

 正義や思慮という点では、英国政府の手法の方が賢明に思える。キャメロン首相はスペインのラホイ首相と同じく保守派の愛国主義者で、両首相ともに自国の分離を指揮したとなればショックだろう。だが、英国からの独立を掲げるスコットランド民族党がスコットランドで政権に就いたことで、長年の目標である独立を実現するために住民投票を実施する民主的権限を得たことを英国政府は分かっている。法的手段を使ってこれを阻止することに意味はない。

 英国政府の手法はリスクはあるが、心理的に巧妙だ。エデンの園の禁断の実のように、人間は絶対に駄目と言われるとやりたくなるもので、これはまさに今のカタルーニャ州にあてはまる。反対に、スコットランドの独立に関する最近の世論調査で、スコットランドよりも英国での方が支持が高かったことで、スコットランドの分離独立志向は多少ガス抜きされたかもしれない。


■スペインを支えるカタルーニャ


 スコットランドとカタルーニャの民族主義勢力は独立の正当性を裏付けるために欧州連合(EU)を利用してきた。EUに加盟するため、独立後も孤立を恐れる必要はないと訴えることで、独立とEU加盟の安全性とを組み合わせることが可能だった。

だが、ユーロ圏の経済危機を受け、スコットランド民族党はEU加盟について発言を控えるようになった。今では独立後すぐにユーロ加盟を目指さず、通貨はポンドを維持する意向を示している。

 一方、ユーロ危機のまっただ中にあるスペインから見れば、他のEU諸国の状況は良好に見える。カタルーニャ民族主義勢力の大半は独立後もユーロに残ると主張している。

 しかし、スコットランドとカタルーニャ州の独立に関し、スペイン政府と英国政府の姿勢が大きく異なるのには理由がある。スコットランドは英国の総人口約6200万人のうち520万人にとどまり、他の地域の支援への依存度が高いと英国では認識されている。一方、カタルーニャ州はスペインの人口4700万人のうち730万人を占め、国内でも最も裕福な州の1つだ。同州を失えばスペインにとっては大打撃となる。


■法律で禁じても収まらない


 それでもなお、14年の住民投票でスコットランドの独立が過半数の支持を得れば、英国人は少なからず動揺するだろう。筆者としては英国もスペインも分裂せずにとどまることを望むが、これは同意に基づかなければならない。スペイン政府は法を盾にするのをやめ、カタルーニャ州に住民投票の実施を認めるべきだ。離婚は違法だと宣言するだけでは、結婚生活は維持できない。


By Gideon Rachman

(c) The Financial Times Limited 2012. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.

「琉球独立と平和学」:日本平和学会での部会開催

‎11月23日、三重県において開催される日本平和学会の全国集会において、「琉球独立と平和学」と題する部会を立ち上げます。本当に日本国の中に琉球があることで基地をなくすことが出来るのかを徹底的に議論したいです。

報告者のレジュメは同学会HPよりダウンロードできます。

趣旨:日米両政府により辺野古新基地建設やオスプレイ配備が進められるなか、「沖縄差別」という声が琉球人の中から挙がっています。日本と琉球との関係性を根本から問い、現在の植民地状態を変えるために、脱植民地化、独立をキーワードにして各分野のパネラーが議論を行い、琉球にとっての平和学とは何かを明らかにしたいと思います。

パネラー: 松島泰勝(龍谷大学)「琉球の脱植民地化、独立、平和―琉球は「日本固有の領土」なのか―」、

富山一郎(同志社大学)「独立 について―日本の国家主権からおりるということ、琉球民族の主権を獲得するということ―」、

友知政樹(沖縄国際大学)「MV-22オスプレイの琉球(沖縄)強行配備にみる琉球(沖縄)差別~第五次琉球処分の視点から~」、

コーディネーター:竹尾茂樹(明治学院大学)
ディスカッサント:青柳寛(国士舘大学)

個人、民族、国家の関係を問う:関西大学での国際シンポ


11月17日に関西大学におきまして、「個人、民族、国家の関係を問う」という国際シンポジウムが開催され、私も報告を行います。お時間がありましたら、ご参加ください。



主催:関西大学東西学術研究所、経済・政治研究所、法学研究所
9:30~9:40
総合司会 小田淑子(文学部教授、東西学術研究所 個人・民族・国家に関する多角的比較研究班主幹)
挨 拶 林 宏昭(関西大学副学長)

9:50~10:50
Alois Mlambo(南アフリカ プレトリア大学教授)
ジンバブウェの国家形成と民族意識
コメント1 北川勝彦(経済学部教授、東西学術研究所 個人・民族・国家に関する多角的比較研究班研究員)
コメント2 長谷川伸(商学部准教授、経済・政治研究所 東アジア経済産業研究班研究員)
11:20~11:50
Darwisheh Housam(日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員)
アラブの春におけるイスラームと政治的イスラームーエジプトの場合―
11:50~12:20
Elboraei Mohsen Shaker Bayoumy(大阪イスラム文化センター)
日本在住ムスリムの法律とその他の問題
12:20~12:30
コメント1 吉田雄介(東西学術研究所 個人・民族・国家に関する多角的比較研究班非常勤研究員)

13:30~14:00
松島泰勝(龍谷大学経済学部教授)
日本ナショナリズムと琉球ナショナリズムとの相克
14:00~14:30
一色 哲(甲子園大学人文学部准教授)
米軍占領下における沖縄人キリスト者の忍従と抵抗
14:30~14:40
コメント1 髙作正博(法学部教授、法学研究所インド・南アフリカ財産的情報研究班主幹)
14:40~14:50
コメント2 吉田邦彦(北海道大学大学院法学研究科教授、法学研究所 インド・南アフリカ財産的情報研究班委嘱研究員)

15:10~17:10
総合討論
陶 徳民(文学部教授、東西学術研究所 個人・民族・国家に関する多角的比較研究班研究員)
浜本隆志(文学部教授、東西学術研究所 個人・民族・国家に関する多角的比較研究班研究員)
吉田邦彦(北海道大学大学院法学研究科教授、法学研究所 インド・南アフリカ財産的情報研究班委嘱研究員)
Alois Mlambo(南アフリカ プレトリア大学教授)
Darwisheh Housam(日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員)
Elboraei Mohsen Shaker Bayoumy(大阪イスラム文化センター)
松島泰勝(龍谷大学経済学部教授)
一色 哲(甲子園大学人文学部准教授)
17:10~17:15
挨 拶 松浦 章(東西学術研究所所長)
連絡先
関西大学研究所事務室
〒564-8680吹田市山手町3-3-35
TEL:06-6368-0653
FAX:06-6339-7721
E-mail:kenkyusho@ml.kandai.jp
阪急電鉄千里線にて関大前駅で下車
SAT

第12回NPOゆいまーる琉球の自治の集いin 久米島へのご招待

以下のように、ゆいまーるの集いが開催されます。
来週となりましたが、是非、ご参加ください。参加されたい方は、私にご連絡ください。


第12回NPOゆいまーる琉球の自治の集いin 久米島

1日時場所
日時:2012年11月9日~11日 
場所;久米島、兼城公民館
那覇から久米島まで船で4時間、飛行機で25分。

2宿泊場所

ホテル・ガーデン・ヒルズ098-985-2117(盛吉氏)に各自で申し込んでください。
素泊まり

申し込み方法:以下のツアー会社で航空券込みのパックツアーにすると格安料金になります。関東から:オリオンツアー社の落合氏に電話して申し込む:03-5725-2288

3スケジュール
11月9日午後昼食後:(バスはガーデン・ヒルズのバス29人乗り)を利用?、2~3時間
島内見学案:久米島博物館、五枝の松、マグネシウム電池工場、海洋深層水工場、平良町長訪問、比屋定バンタ、久米島ホテル館、宇江城グスク、上江洲家住宅、君南風殿内、石畳、王国時代の灌漑施設、久島紬ユイマール館、18時にFMくめじま出演・・・

午後19時より交流会(レストラン龍宮)

10日の集い 午前9時
松島泰勝(本NPO理事長、龍谷大学教授)挨拶
藤原良雄(本NPO副理事長、藤原書店社長)挨拶
喜久里猛(久米島議会議長)挨拶

久米島の歴史・文化・自然、仲原善忠について島の方々が報告し、質疑応答を行います。
17時半ごろまで

19時ごろより公民館にて交流会、久米島の伝統芸能、獅子舞等を見ることができます。また島の方々と一緒に食事をし、深く楽しく語り合います。

11日午前中NPO総会と総括

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