FC2ブログ

FC2カウンター

プロフィール

Yasukatsu Matsushima

Author:Yasukatsu Matsushima
1963年琉球石垣島生まれ。石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島にて育つ。

その後、東京、グアム、パラオ、沖縄島、静岡、京都、滋賀にて学び、働き、生活する。

著書に『沖縄島嶼経済史―12世紀から現在まで』藤原書店、2002年
『琉球の「自治」』藤原書店、2006年
『島嶼沖縄の内発的発展―経済・社会・文化』(編著)藤原書店、2010年、
『ミクロネシア―小さな島々の自立への挑戦』早稲田大学出版部、2007年
『琉球独立への道』法律文化社、2012年
『琉球独立論ー琉球民族のマニフェスト』バジリコ、2014年
『琉球独立ー御真人の疑問にお答えします』Ryukyu企画、2014年
『琉球独立宣言ー実現可能な5つの方法』講談社文庫、2015年
『民際学の展開ー方法論・人権・地域・環境の視座から』(編著)晃洋書房、2012年
『琉球列島の環境問題ー「復帰」40年・持続可能なシマ社会へ』(編著)高文研、2012年
『3・11以後何が変わらないのか』(共著)岩波書店、2013年
『島嶼経済とコモンズ』(編著)晃洋書房、2015年
Yasukatsu Matsushima

バナーを作成

リンク

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ

琉球関連の文献

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

琉球独立と国際関係

El_Fire さんからのコメントです。
非常に熱心で誠実な方だと思います。感謝します。





正直、ごめんなさいなのです。
私の頭が固くなってましたね。

-------------------
>> >「属中派」、「反中派」という二項対立的な考え方には単純にすぎるのではないか。
>>
>> 自分は日本については基本的には三項対立で考えてます。属中、属米、自立。
>> 自立するということは単純に言って、米国の影響力を排除し、中国の脅威を退けるという難事を成し遂げることを指すと考えます。
>> 言ってみりゃ、米国も中国もヤクザなのには変わらないのでございます。米国より中国が優しいと取れるような状況ではないのです。

>上の意見に賛成です。琉球の場合は「属日」もあり、この3つから自立する必要があると思います。

確かに。与えられるのではなく、琉球が自分で自分の利益を考えた上で日米中との関係を選び取る必要がありますね。
歴史的経緯から見て、近いとは言え、琉球民族は日本民族とは別の歴史を歩んできた以上、別民族であり、民族自決権を持っております。(多分、奄美も独立した民族だと思われる。)

---------------
>> >
>> >パワーバランス的、冷戦時代のものの考え方で中国との関係を考えるのではなく、経済的、文化的、多様な交流、関係を生み出す仕組みを 作り出す時代にあると考える。
>>
>> 多様な交流では心もとないと言わざるを得ません。
>> ユーゴスラヴィアのダルマチア海岸では、出会ったセルビア人とクロアチア人が恋に落ちるというキャッチフレーズがあったりしたぐらい、民族間の交流が進んでいました。そんな地域でも、世界有数の血みどろの民族紛争が起こったのでございます。(もしかしたら、交流が進み、民族の混住が進んだために、紛争が泥沼化した可能性もあります。)
>> 以下でもう少し述べますが、米軍基地を撤去するなら、それ以外の方法でバランスさせる必要があります。
>>

>国際政治の基本は一人ひとりの人間です。個々の人間が自治的自覚をもって、互いに交流を進め、連携を強めていくことが地域や国の自治、自立につながると考ええいます。私はNPOの活動を通じて、実際に民際交流を
行っているから、このようなことがいえるのです。

>ユーゴスラビアの事例をよく出しますが、今日の報道にあってように、コソボの独立宣言が国際司法裁判所でその有効性が認められたことに、私は希望を見出します。
>

NPOとかはやったことないですけど、中国系の留学生とはよく交流しましたね。大学一年の時は、キャンパス内の日本人の友人より、中国人の友人の方が多かったくらいです。まあ、いろんな人が居ますね。でも、話していて見えてくるのは決して中華思想を捨てていないんです。アジアの国々が中国に跪くのは当たり前であり、今の状態が異常なんだって言うのが、時にポロっと出てくるんです(私費留学生に多かったな・・・・そういう考え方)。それなりに話して、その認識はマズイとそれなりに話したんですが、反応が・・・・・まあ、それ以来、留学生の友人とは政治的な話はしませんね。

バルカン半島はもう血を流しすぎました。
これからのユーゴスラヴィアが民族間共存の一つの試金石となりますね。
相争うよりも、協力するほうが利益になることを学び、EU諸国がやったように、大人の握手を……


---------------


>> >人民軍に対して警戒して琉球を軍事の島にしているのが日米政府の現在の立場である。その被害を最も受けているのが琉球の人間であるという、当事者の視点を忘れるべきでない。
>> >「中国が琉球を領有」させないために、琉球は国連、国際機構、世界的なネットワークを活用する。人民軍の侵略を抑えるために、「抑止力」として琉球に核兵器を配備しろともいうのであろうか。琉球を戦略の駒としかみないものの見方である。
>>
>> 別に、確かに『琉球を軍事の島』にしているのは日米政府でありますが、地政学的に考えて、どうしても重要過ぎるのです。無知な日本人ならいざ知らず、各国の指導者ならば地図を見ただけで厄介な土地だなというのは分かります。

>地政学的に考えてなぜ琉球が重要なのですか。軍事戦略家の発言を繰り返すのではなく、客観的に証明して下さい。

・中国から海を見た場合、日本、琉球、台湾、フィリピンという連続した島弧によって一種の封鎖をされているように見えます。中国が『海の中国』に変化する場合、この島弧が非常に邪魔に映ります。この中で、最も占領しやすいのが琉球諸島です。(北京、上海から海路で外洋へと出るためには、琉球諸島~大隅諸島の間を通るか金門海峡→バシー海峡と通って行くしかありません。)
・中国が台湾併合を考えた場合、後背に沖縄が見えます。台湾への補給を断つには沖縄を押さえると大変ラクになります。
・中国が沖縄に軍事基地を築いた場合、日本と韓国は完全に貿易ラインを握られ、属国化します。

与那国島 - 台湾東岸 113km
奄美 - 鹿児島 383km
沖縄 - 台北 649km
沖縄 - 鹿児島 652km
沖縄 - 上海 811km
沖縄 - 福岡 868km
沖縄 - 北京 1832km
沖縄 - グアム 2290km

各地域から近すぎず遠すぎなかったことで琉球王国は貿易拠点として栄えましたが、軍事の行動範囲が広がった結果、不幸なことに、その距離は軍事的に丁度いいものになってしまいました。(現在は若干、近すぎると判断されるかもしれませんが。)


---------------


>> 『抑止力』は軍事的手段でなくても良い。侵攻をためらわすならば、何だって良い。しかし、それが有効な限りに於いてです。残念ながら、後ろ盾のない国に国連や国際機構は優しくありません。チベット問題もチェチェン問題もクルド問題もアチェ問題も解決できないような輩に、米中二大国を敵に回してどうこうするとは思えません。国連については昔はもうちょっとマシなものだと思っていたんですけど、今では絶望しています。

>国連の問題点のみを指摘するのではなく、それをいかに人類の平和の実現のために活用するかを考えてはいかがですか。独立が非常に困難な状況にあった東チモールも国連の支援によって独立できたではないですか。世界の独立を求めている非自治的島嶼地域も国連の場を活用して状況を変えようと行動しているのです。

>あなたは実際に国連活動に参加したことはありますか。それにご自身でかかわったうえで、絶望しているのですか。実際に国連で働いたらどうでしょうか。

まだ物理科学生ですんで……。文転する予定ですけどね。
ウチの大学で政治に興味があるのが大抵過激派かネトウヨでも偏った方なんで、共に勉強できる人間を見つけられなかったのは失敗でしたね。だから、大抵は図書館とニュースサイトで勉強ですね。
(大学名は、書くとほぼ個人が特定できるので、伏せときます。)

国連で働くのは憧れますね。
私はまあ、少し変わった人間でして、中学校に入った頃に地理オタになり、二年の頃には、民族問題について一通りは眺め回したのですよ。(wikipediaはいいですね。かなりマイナーな民族問題でも見つけられます。)
こう書くと、何で物理科に入ったのか大変謎ですね。

国連に絶望ってのは、まあ、大国の都合で動いているのが見え透いちゃってるんです。ここ六十年のうちに解決しなかった問題はたくさんあります。それに比べて、解決した問題は少ないです。

東チモールは確かにそれなりの解決を見ました。しかし、この裏面にはインドネシアとオーストラリアの代理戦争という見方もできます。
インドネシアのやり方にはバカっぽいところがあります。インドネシアは独立の経緯から、連邦制というものを一種の植民地主義とみなしています。だから、自治権を求めるところも一律に統治するという愚策を行ったんですね。アチェには州すら置きませんでした。これでは不満も出ます。
そこに付け込んだのがオーストラリアです。オーストラリアは目前の二億人の大国を敵視していました。だから、反インドネシア的な運動に資金を注入しました。
『国際連合東ティモール統合ミッション』はオーストラリア軍やマレーシア軍主体に構成されてます。オーストラリアだけでなく、マレーシアもインドネシアと係争を抱えてましたから、当然です。
だから、東チモールのことは、オーストラリアによるインドネシア解体運動に国連とアメリカがお墨付きを与えた、なんていう見方もできるわけです。

別に悪いと言っているわけではないのです。それくらいのことをしないと、民族ってのは独立できないんだなあ、と思っただけです。
これ以来、国連にはそれほど期待してません。無論、緒方貞子さんのように尊敬できる人は居ますし、国連が現在起こっている悲劇に対して全く無力というわけではありませんが……

国連を真に公正なる機関に変えたいのなら、安保理を改革しなきゃなりません。五大国に特権を捨てさせるためのカードは一体なんなのか。それが国連改革の鍵ではありますね。ここさえ変わればやりようが出てきますが……

---------------

>>  実際には、インドと東南アジアを味方に引き込み、米国と中国に対してバランスさせる必要があります。今すぐは無理でしょうが、これからインドは興隆します。また、東南アジアもこれから興隆してくるでしょう。
>> リムランド、つまりユーラシアと大洋の境界線に位置する地域は、シーパワーとランドパワーの草刈り場でしたが、ここの諸国が団結することで、残留した冷戦構造を吹っ飛ばせる……かもしれません。

>机上の理論という印象を持ちます。具体的にどのようにしてインドと東南アジアを味方に引き込むのですか。他者が考えた地政学の考えを現実にあてはめただけでは説得力をもちません。あなた自身は、現実を変えるために何をするのですか。

>>  
>> >G2政策を強化させないために日本は具体的に何をすべきか?
>>  端的に言って、政策決定の自立です。
>> 現在の米国は、日本をどんなに無碍にしても下駄の雪のごとく付いてくると認識しています。また、どうせ中国が膨張したところで、被害を受けるのは日本を始めアジア諸国であり、アメリカは逃げれば済むと考えています。
>> ですから、日本は同様の問題を抱える東南アジア、インドといった国々と集団的自衛権を前提とした同盟をしなければなりません。この時初めて、日本は対等のプレーヤーとして立ち上がれます。
>>
>東南アジアとインドとは、中国との政治経済的関係を、日本とのそれよりも強化しています。東南アジアとインドが中国をさしおいて、日本と同盟を結ぶという選択をするとは考えられません。


日本とインドが集団的自衛権を結んだ場合、中国の軍拡主義はかなりのところ失敗します※1。軍拡主義をへし折った後、「戦するより仲良く商売しましょうや」と手を結べば、軍縮会議だって開けます。
(沖縄についてはもっと後の方に書きます)

インドの仮想敵国はパキスタンを思い浮かべますが、中国も仮想敵国なんですね。インドがガンデンポタンを受け入れているのは、別に慈悲でも何でも無く、仮想敵国に対するカードを揃えるためです。
一方中国は、インドを封じ込めるためにパキスタンとミャンマーを味方に引き入れようとしてます。その結果、中国軍はミャンマーは大ココ島にレーダー基地を置きました。パキスタンは(名目上とは言え)、アクサイチンを割譲し、カシミール問題に際して後方を扼することを期待しています。
つまり、インドは現在進行形で中国の脅威を感じているわけです。

インドは、日本にそれなりの『期待』をしております(日印安全保障宣言)。インドの企業連合からは日本からの投資の要請をしたりもしていますが、日本側の首脳がバカなのかなんなのか、そういった動きを押さないんです。米国と中国しか見えてないのが、日本の現状。(しかし、最近、対印投資も増加してきているらしい。良い傾向だ。)

東南アジアに関しては、国によって様々ですが、『中国の脅威』と『中国の恩恵』を天秤にかけて、なんとか最大利益を得ようとしてます。まあ、出来れば味方にしたいなー、程度で。最悪、中立で。
中国との戦争を経験し、未だ日本との関係が深い、ベトナムを取っ掛かりとしての外交。それと、華僑の進出に悩みを抱えるマレーシアへのラブコールで対応出来るかと。

※1
「海洋国家は大陸国家を兼ねることは出来ない」というマハンの言い出した法則によるものです。どういうわけか、この法則を破った大国は今のところないですね。大日本帝国、大ドイツ帝国、ソビエト、そして米国は生き残ったものの、大きな傷を負いました。


まあ、日本が米国から自立して、確かな外交戦略を打ち出せるようにならないと、全部絵に描いた餅ですね。東南アジアが離れていったのも、日本なあんまりにも情けないことをやってたからですね。

---------------------

>> >シーレーンの安定のために独立琉球は具体的に何をすべきとお考えか?
>>
>>  その中で、沖縄が成さなければならないことは、交通、貿易の要であることを強化することです。空港や港湾をハブ港にし、石油基地などの物資集積基地を作り、経済の繁栄に沖縄が不可欠であると認識させる必要がります。

>ご指摘の意見は、これまでに琉球内でも何度も聞いたものです。ハブ港にはなりません。琉球から輸出するモノがほとんどないのです。自由貿易地域構想も失敗しました。平安座島の石油基地には行ったことはありますか。石油精製工場は閉鎖されました。琉球の現実の状況、厳しい経済状況を認識したうえで、提言を行って下さい。


なかなか厳しいですね。
やはり、現地に居ないと、経済の感覚はズレてしまいますね。(反省)
平安座島の沖縄石油基地はコスモ石油ですか・・・。
http://www.cosmo-oil.co.jp/company/group/okinawa_cts.html

しかし、サウジからの打診はまだ失敗して無かったように思います。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-153414-storytopic-4.html
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/news/20100615/104037/
これが成功すれば、沖縄の問題が、沖縄・日本・米国だけの問題ではなくなります。沖縄を攻撃するということは、サウジの顔に泥を塗る事になりますからね。
これを取っ掛かりに何とかできないかなぁ……。
何とか、産油国の備蓄基地を引っ張ってくれば……。

---------------------

>>
>> >紛争の発生を前提にして議論を進めていくと、琉球は紛争の最前線として利用されることも当然視されよう。琉球人はたまったものではない。「勢力圏の再画定という歴史の流れ」という仮説において、日本は何をすべきだろうか?
>>
>> 「勢力圏の再画定という歴史の流れ」に於いて、日本がすべきことは米国からの自立と独自の外交である。前にも書いたが、大洋に面する国々との同盟が肝心。
>>
>>
>> >百名程度の自衛隊でも無力である。
>>
>> 配備の目的は、情報の取得と、住民避難の準備、領土主張といったところか。詳しいことはもうちょっと情報が出ないとわからないな。まさか、そんな戦力で離島防衛が出来るとは考えてはいまい。
>>
>住民はどこに避難するのか。沖縄戦のように巻き添えになるのではないか。

戦前ならともかく、現在は『人間の盾』を使われたら日本は戦えないのです。もし戦端が開かれた場合、初動の最優先は住民の避難です。島嶼を守り切るのは不可能ですが、奪回することは可能であるためです。……と言いたいところですが、まだ詳細がわからないためなんとも言えませんね。
どうも、この様子だと、微妙に何にも使えない部隊が出来上がる恐れが……。

-------------------------

>>
>> >人間と人間とのつよい関係性によって紛争を起こさないという、地道な取り組みを捨てさり、あくまで軍事力に依存しようとするのは、人間の知恵、可能性を信じない者の考えである。琉球国はアジア諸国と交易、交流して独立国として存在してきた。その歴史的遺産を活用すべきである。
>>
>> ここだけはどうしてもあなたと一致しないだろうと考える。
>> 趣味で民族紛争を調べているが、軍事力か後ろ盾(同盟)をもたない民族の末路は余りに悲惨であると言わざるをえない。そして、若輩の私の人生と様々な紛争から学んだことは、個々の人間はともかく人間の集団とは短慮かつ愚劣であり、(私を含めた)愚か者の集団同士が共存するには、相争うことが利益とならないように諸々の利害を調整し、争うこと、他人を踏みにじることが利益にかなわないと信じさせる必要がある、ということである。

>琉球人としての私から言えば、軍事力によって島の人間は守れないということである。太平洋の島々でも同様である。あなたは日本という高所から、琉球をコマのように考えているが、コマにされた琉球人はたまらない。軍事力によって民族がどのような悲惨な目にあっているのか。

>>
>>
>> >「海の中国」に対抗して我々も海軍力をどんどん強化すべきであるという仮説を信じると、琉球は日米の軍事拠点として徹底的に「軍事の島」になる必要になろう。しかし、この軍拡競争には限りがない。終わりがない。戦争が琉球で発生し、多くの人間が死にぬまで続くであろう。琉球はいつまで日本の生贄の羊にならなければならいのか。琉球を軍拡競争の駒にするという日本人の琉球を軽視した姿勢に強い憤りを感じる。
>>
>> 軍拡はバランスさせる上での選択肢のひとつに過ぎない。
>> 自分は、拡大をぜず、自衛隊の質的変化とシーレーン諸国との集団的自衛権の活用で難局を乗り切れるだろうと考えている。そして、沖縄に駐留する自衛隊の戦力こそは増加するものの、米軍基地を撤去することで、最終的な負担を以前より減らすことは十分に可能であると考える。
>>
>バランスさせる主体はだれですか。相互に不信を持ち軍事力を拡大していくと、だれもバランスをとることができなくなる。琉球ではなく、あなたがお住まいのところを舞台にしてシュミレーションしたらどうですか。自分の問題として軍事力を考えて下さい。軍事力によってしか自分を守れないと考えるなら、自分の周りをまず強化すべでしょう。自分自身の地政学をつくったらどうですか。

>> 大変失礼な言い方をしますが、軍拡を回避するために中国の脅威を小さく見積もるという誤謬は、米国と開戦するために米国の戦力を小さく見積もっるという大日本帝国の犯した誤謬と全く変わらないのです。これでは、日本を敗戦に叩き込み、沖縄を地獄に放り込んだ原因の一つである精神主義が何ら代わっていないことになります。

>同じことはあなたにも言えます。中国の脅威を大きく見積もり、敵としてしか隣国を考えられないところに、日本の不幸があります。中国を恐れる日本はどこかに引っ越しすることはできません。「恐ろしい」隣国とどのようにして、戦争をせずにともに生きていくことができるかを考えて、実行していくことが、日々の平和な生活を守ることにつながるのでは。
実際に琉球に住み、米軍基地のそばで、琉球の地政学を考えてみて下さい。


確かにそうですね。
もっと頭を柔軟に……。
自分が既存の言説を振り回していたところで何の存在意義もありませんからね。

米軍基地の撤廃を考えた場合、その穴埋めは自衛隊か外交的手段で行ないます。
穴埋めを自衛隊がする場合は米軍跡地の一部に海自と空自が入り、陸自は西部方面普通科連隊を移設します。沖縄に存在する自衛隊員こそ増加するものの、負担は遥かに軽減されます。
外交的手段のみで穴埋めする場合は、ちょっと賭け事な気もしますが、うまく集団的自衛権を使うことでの防衛できる……かな。
それと、尖閣諸島の採掘権をインドに与えることによってインドを味方に引き込む外交戦略への原資とします。


いずれにせよ、沖縄への攻撃を容認しがたいものと判断する国家をできるだけ多くする戦略が必要です。

(私は寒冷地出身なので、沖縄に居住したら多分暑さで……)


---------------------------------
>>
>> >そのために琉球人は、これまでの「悲惨な歴史」をふまえて、ガンジー、阿波根昌鴻のように徹底的に非暴力、非協力の精神と行動を世界に対して示し、外交手段、国連アジア本部の設置、非同盟諸国首脳会議、太平洋諸島フォーラム、国連の脱植民地化委員会、人種差別撤廃委員会等、あらゆる非武の道を歩むべきであると私は考える。
>>
>> ガンジーの偉大なところは、イギリスの名誉欲を人質に取り、イギリスのインド占領の利を削り取っていったこと。最終的に、イギリスの指導者に対して『インドを占領する総利益』よりも『インドを占領する総損害』が大きいと認識させることに成功した。実に見事なかつ鮮やかな現実的平和主義であると私はかんがえている。彼の成功から学ぶならば、標的国首脳部の胸算用にどのような利害計算が含まれているかを分析し、それを平和的な手段で行うときに初めて平和主義は現実のものとなるということだ。

>琉球の場合、「標的国首脳部」とは日米を指します。今の琉球を実際に政治経済的、軍事的に支配しているのはこの両国なのですから。「琉球を占領する総利益」よりも「琉球を占領する総損害」がどれほど大きいかを明確にしたいと考えています。


『標的』というのは利害関係国・勢力全てを指します。まあ、日米中台ですね(シーレーンを伝わって多くの国へ影響を及ぼしますが、そこまでの記述すると余りにも複雑な計算になってしまうので、今回はカット)。重大な計算し忘れがあった場合、大戦末期に日本がソ連からサクッと背中を刺されたように、思わぬ被害を被ります。

沖縄の独立を達成するには
『日本が沖縄を領有する総損益』
『米国が沖縄に駐屯する総損益』
『中国が沖縄に侵攻する総損益』
『台湾が沖縄に侵攻する総損益』
を全て損の方向へ傾けなければなりません。

1.『日本が沖縄を領有する総損益』
普天間問題で政権が吹っ飛んで居るとこから分かるように、領有することがなかなかに負担となっております。この前、菅直人総理が「沖縄は独立したほうがいい」とポロっと漏らしていました。ただし、『益』に海洋資源が入っているのが注意です。
客観的に見た場合、シーレーンが安全に航行できるという保証があるのであれば、『益』は少なくなり、『総損益』はかなり『損』に傾きます。
しかし、日本の首脳部つまり高級官僚集団は、冷戦のパラダイムをそのまま保持しているので、情勢の変化に関係なく『益』が多いように見える可能性があります。この場合、高級官僚にとって失態、つまり、沖縄で強力な反日闘争が起こることによって、高級官僚の失点を増やすことにより、『損』を増加させることが……できる……かな。

2.『米国が沖縄に駐屯する総損益』
米国が日本を脅しつけてまで駐屯していることから、現在は大きな益があると考えます。
米国の『益』は、
(1)シーレーン確保によって海上貿易の盟主となる
(2)日本の貿易ラインを握ることで、日本を属国化する
(3)思いやり予算
(4)東アジア方面ににらみを利かせる
一方、米国の『損』は距離の暴虐による大きな経費です。
(……思ったよりも、『益』が大きいな……。)

米国には、アフガン・イラクと、海洋大国に似合わない戦争をしたために、その勢力を大きく減じております。そのため、海外基地の距離の暴虐による諸経費は、米国に大きくのしかかり、それが米軍再編を引き起こしています。それに伴い、モンロー主義が復活しつつもあります。
短期的ならばともかく、長期的には米国にとって沖縄に駐留し続けるという選択肢はありません。
その動きを加速したいのであれば『米国メディアへの働きかけ』『米国議会へのロビー活動』『日本議会へのロビー活動』『反基地闘争』が挙げられます。
米国はなんだかんだ言って正義の味方と見られたいので、米国民が不正義と断ずればあとは容易です。
米国議会へのロビー活動は、大きな資金または票数が必要になってきます。票数はそれほど期待できないため、資金となりますが、これには膨大な資金がかかるため、あまり現実的とは言えないかもしれません。
日本議会へのロビー活動は、左翼系と、反米右翼系を刺激し、中立な議員に積極的に働きかけることで多少は動きます。しかし、首都東京を取り囲まれている以上、秘密裏に米国からの働きかけはあるでしょう。
反基地闘争は、ある意味基本と言っても過言ではないかもしれません。ただし、幅広い支持を受けるために、純粋に基地問題を論じることが求められます。(親中派、親北朝鮮派と見られないのは結構重要なことです)。

3.『中国が沖縄に侵攻する総損益』
中国の『益』は
(1)外洋に出られるようになる
(2)シーレーンを握ってアジアの盟主となれる
(3)失地回復による国威発揚
(4)台湾攻略戦の後背地を手に入れ、台湾を孤立化させることが出来る。
中国の『損』は
(1)米国との(戦争を含む)関係悪化
(2)日本との関係悪化
(3)侵略国家のレッテルを貼られる

中国は経済が破綻しない限りは成長を続けます。長期的に見た場合、東・東南アジアの覇権は徐々に米国から中国に切り替わります。自民党の親米政権が倒れたのも、長期的に見ればその一環と言えます。
中国の場合『益』を削ることはかなり不可能に近いので、『損』を積み増す必要があります。軍事的手段を用いない場合、外交的手段が用いられます。この場合、さきも書いたとおり、『沖縄を占領することを容認しない国』が増加すればすうるほど『損』が積み増されることになります。

4.『台湾が沖縄に侵攻する総損益』
基本的に『損』側に傾いていますが、沖縄が軍事的空白になった場合、この限りではないです。沖縄が中国に軍事占領されることは、そのまま台湾の滅亡を意味するため、軍事的空白ができた時点で沖縄を占領する『益』が大きくなります。(外省人の中には、沖縄は中華民国の属国であるべしと考える人間が存在することにも注意。流石に高齢者だけかな?。防空識別圏が与那国島に掛かっているのも、軍事的空白を警戒してのことと思われる。)
台湾の場合は、生存が掛かっているだけに、なりふり構わない可能性がある。中台の戦争が沖縄で展開されるという最悪のケースだけは防がなくてはならない。
台湾に対しては、外交的手段で軍事的空白を埋めたことを示さなくてはならない。

--------------------------

>阿波根さんのことは分かりますか。

名前見て調べました。乞食行進……なりふり構わない米軍相手にここまでやるのは並大抵のことではないですね。島ぐるみ闘争の切欠となったことで歴史的な事件といえますね。しかし、彼の行動が米国に対してどう影響を与えたかという資料が見当たらないので、教えてくださると嬉しいです。



-----------------------------

>>
>> >>三峡ダムの動向に注意されたし。
>> >>最悪の場合、九州から沖縄にかけて津波が発生する可能性あり。
>>
>> >最悪の場合とはどのような場合であろうか?
>> >上の仮説は、科学的に証明されものであろうか?
>>
>> ただ単に超巨大ダムである三峡ダムが決壊するかもと言われ始めてるってだけです。ヒビ入ってますしね。
>> 長江の沿岸で5000万人くらいの被害者が出ると予想されています。
>> 貯水量があまりに巨大(ダム湖の全長が500kmくらい、貯水量が日本最大のダムの100倍くらい)なので、長江沿岸だけでなく、運が悪いと、津波にすらなるのではないか、という話が出ているっていうそれだけのことです。タチが悪いのは、『予測が立たない』ってことですね。

>日本は三峡ダム建設にODAを提供していますね。このように恐ろしいものに国民の税金が使われたのですか。外務省を批判しましたか。

本気で害務省のバカヤロウなのです。
ってか、今、窓の外に向かって「外務省のバカヤロー」って、叫びたいです。
なぜ、こう、有害なことばかりを繰り返すんでしょうか……。
外務省は一度解体したほうがいいです。ホント。
あの組織は腐敗が最も進んでますって。

------------------------------


つ……疲れた……。
何!朝四時だと……
空が白んでいる……。

追記です

過疎化対策の議論の一環として、規模の経済を打破する必要があるんじゃないか、なんていう話をしたのを思い出しました。

人口が決して多いとは言えない琉球民族にも関わってくるかもしれない話なので一言メモっておきます。

スポンサーサイト



<< 琉球独立と当事者性 | ホーム | 琉球独立と経済 >>


コメント

あなたたち、
かりゆしクラブ、
喜納昌吉氏、
本土系左翼層、とか・・・

どこまでまじめに考えているのでしょうか?

独立後の王様狙いなの?アフリカの独裁者みたいに。


「琉球民族主義」「人々のくらし」「毎日の安全保障」・・・

あそび・おもちゃ・・・ではないんですよ!従来の独立論バブルなの?川満信一とか新左翼とかみたいな。
まじめな文化運動が先行するのが普通では。それと議会主義活動も視野みたいな。

どこか変なひとたちが「民族主義者」を演じてる感じ。
うちなんちゅのまわりは、米帝白人・中国・日本・・・信用できないこわい敵だらけよ。



島々の保守エリート層・民族資本的層・低民度で臆病な庶民大衆・漁農民・在外同胞系
・・・こういった各層たちの心が動かないと・・・無理なのでは。


孫文・ホーチミン・ネルー、
シオニズム・バルト諸国・キューバ・北アイルランドなどを見習ったりして

・・・政治運動は人徳だし・・・ともなう流血・犠牲もやはり普通にあるかも・・・

もっとまじめに
もっと現実的に
もっと常識的に
もっと地道に
もっと長期的に
もっと総合的に

提唱・扇動があったらいいのに。

琉球民族・・・ジャワ・太平洋系。
日本民族・・・モンゴル・ブリヤート系。

琉球語と日本語の差異は、ドイツ語とオランダ語の差異以上。

なによりも、底意地の悪い米帝・日本民族の人種差別にストレスを感じつつ永遠に暮らしていくのに、ウンザリ・げんなり・・・なのではないですか。

いままでと違い、すべきときにはちゃんと大同団結して、

着実に、地道に、祖国回復の素朴な願いを、みんなで咲かせていきたいものです。







Re: タイトルなし

まんぐーすさん、お返事ありがとうごさいました。

言葉に心を動かされました。

> あなたたち、
> かりゆしクラブ、
> 喜納昌吉氏、
> 本土系左翼層、とか・・・
>
> どこまでまじめに考えているのでしょうか?
>
上の方と私とは個人的に関係ありません。私自身の経験と、研究に基づいて琉球独立の必要性を訴えています。
ハワイ、グアム、ニューカレドニア、仏領ポリネシア、スペインのカタルーニャ、プエルトリコ等の独立論者と同じように、国際法、植民地の歴史等に基づいて琉球独立の根拠と可能性を真剣に考えています。

> 独立後の王様狙いなの?アフリカの独裁者みたいに。
>
日本の一部でないと生きていけないという思い込みを揺るがしたいと思います。私は王様狙いではありません。アフリカでは全てが独裁者狙いで独立運動が展開されたわけではないですよ。

>
> 「琉球民族主義」「人々のくらし」「毎日の安全保障」・・・
>
> あそび・おもちゃ・・・ではないんですよ!従来の独立論バブルなの?川満信一とか新左翼とかみたいな。
> まじめな文化運動が先行するのが普通では。それと議会主義活動も視野みたいな。
>
6月23日の独立宣言は私と西表島の石垣金星さんがともに名前を連ねています。石垣さんは日本に依存しない生活を島の豊かな自然と文化の中でされている方です。島の自治的生活に基づいた独立の主張といえます。2007年から、NPOゆいまーる琉球の自治を立ち上げ、琉球の島々を年2回まわり、一人ひとりの住民の自治的自覚を強化するための集いを開いてきました。このような文化運動を先行させて、私なりの独立論を主張しています。

また国連の脱植民地化過程にこの独立運動を参加させたいとも考えています。

> どこか変なひとたちが「民族主義者」を演じてる感じ。
> うちなんちゅのまわりは、米帝白人・中国・日本・・・信用できないこわい敵だらけよ。
>
それはわかります。私は日本に住んでいますので、毎日それを感じています。
>
>
> 島々の保守エリート層・民族資本的層・低民度で臆病な庶民大衆・漁農民・在外同胞系
> ・・・こういった各層たちの心が動かないと・・・無理なのでは。

まさにそうです。琉球の一人ひとりの人間の自治的自覚が必要です。一つの独立論、展望、イメージだけで独立が実現するわけではありません。今日の新聞にスペインのカタルーニャが闘牛で牛を殺すことを禁止する法律を作ったことが書かれてありました。これはスペイン全体に対する独自性のアピールであるとともに、独立への一つの布石であるといわれています。このような実践の積み重ねが大切です。

>
>
> 孫文・ホーチミン・ネルー、
> シオニズム・バルト諸国・キューバ・北アイルランドなどを見習ったりして

シオニズムは見習いません。

>
> ・・・政治運動は人徳だし・・・ともなう流血・犠牲もやはり普通にあるかも・・・

ガンジーのように非暴力を柱に文化運動を展開したいです。これまで流血、犠牲にされてきた琉球にとっては
非暴力で独立を実現すべきであると思います。非暴力で独立を実現した島国、小国は沢山あります。
>
> もっとまじめに
> もっと現実的に
> もっと常識的に
> もっと地道に
> もっと長期的に
> もっと総合的に
>
> 提唱・扇動があったらいいのに。


このことば、心に残りました。ありがとうございます。

> 琉球民族・・・ジャワ・太平洋系。
> 日本民族・・・モンゴル・ブリヤート系。
>
> 琉球語と日本語の差異は、ドイツ語とオランダ語の差異以上。


そう思います。カタルーニャではスペイン語ではなく、カタルーニャ語が普通に使われています。

>
> なによりも、底意地の悪い米帝・日本民族の人種差別にストレスを感じつつ永遠に暮らしていくのに、ウンザリ・げんなり・・・なのではないですか。

人間としての尊厳を守り、人間として自分の島で生きるために、独立という、世界の他の地域で選択した方法を琉球も自分のために活用したらと思うのです。

>
> いままでと違い、すべきときにはちゃんと大同団結して、
>
> 着実に、地道に、祖国回復の素朴な願いを、みんなで咲かせていきたいものです。



祖国とは日本ではない。琉球そのものです。大同団結して花を咲かせましょう。

>

いずれにせよ、独立論に〈中立〉という立場は存在しない

〈好きか?嫌いか?を問うているのではない〉

先ず、認識しなければならないのは、ハリウッド映画の中の“相思相愛の恋人との永遠の別離の話しをしようとしているつもりではない”

賛成か? 反対か? ただそれだけである。 中立の立場はすべてを陳腐化させるだけである。 民族主義者であるなしを問わず、世の中に偏りのない人間などは存在しない。徹底的に中立主義から排除すべきだ。独立論に対してなんらかの意見がないという事自体が大嘘である。中立自体が有り得ない話なのである。中立主義とは、中立主義の国の住人の主張である。



〔kin148 YELLOW OVERTONE STER 黄色い倍音の星〕

Re: いずれにせよ、独立論に〈中立〉という立場は存在しない

> 〈好きか?嫌いか?を問うているのではない〉
>
> 先ず、認識しなければならないのは、ハリウッド映画の中の“相思相愛の恋人との永遠の別離の話しをしようとしているつもりではない”
>
> 賛成か? 反対か? ただそれだけである。 中立の立場はすべてを陳腐化させるだけである。 民族主義者であるなしを問わず、世の中に偏りのない人間などは存在しない。徹底的に中立主義から排除すべきだ。独立論に対してなんらかの意見がないという事自体が大嘘である。中立自体が有り得ない話なのである。中立主義とは、中立主義の国の住人の主張である。
>
>
>
> 〔kin148 YELLOW OVERTONE STER 黄色い倍音の星〕


琉球人さん

琉球独立宣言の賛同人になりまんせか。本ブログに独立宣言と賛同人リストがありますので、それに賛同される場合、本名、所属または出身地を私にメールにてお知らせください。よろしくお願いします。

                            松島泰勝

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP